2018年11月28日水曜日

食肉について考える⑧

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




前回ブログのつづきです。


【日本でアニマルウェルフェアの畜産は無理なのか?②】


●乗り遅れた先進国 日本


先進国の多くの人々が、自らの食糧を得るために囲われている家畜がどのような扱いを受けているかということから目を背け続けてきた時代から、たとえ食べられる運命の家畜に対しても、その生存期間中は幸せに生きられるよう配慮する必要があるという風に世界潮流は完全に変わりました。

それは単に「動物さんが可哀想よ!」という感傷的な理由からだけではありません。


◇「You are what you eat」(アナタはアナタが食べたモノで作られている)


わたしたちが口にする食肉や卵は、それ自体が心身ともに健康なものでなければ安全性や栄養面において不安があるということです。



◇道徳的・倫理的な理由


目の前の美味しそうな豚カツ。

その豚肉は、つい昨日まで生きて、歩いて、エサを食べ、眠り・・・決して「死にたい」などと望むことなく暮らしていたブタさんかもしれません。

殺すだけ殺して腐らせて捨ててしまったり余らせたり残したりして捨ててしまったりするくらいなら、ブタさんは何のために殺されたのでしょう?

命をいただいているという意識すら失って動物にそのような無駄死にを平気でさせるのは、明らかに間違っています。



◇サスティナブルな経済活動


わたしたちも動物たちも草木も、地球という船上で共に暮らす生命体の仲間です。

それらは密接に関係し合って共存しているので、場合によっては一部がバランスを欠くことで、全体がガタガタと崩れ、船が沈没してしまうことも有り得ます。

人間の奢りや経済活動が行き過ぎた結果、地球環境の破壊は自然治癒が不可能なほどのスピードで進行しているとの自覚をようやく持った人間たちが、自分たちの暮らすこの美しい地球の環境を持続させることができるやり方を模索し、すぐさま実行する必要があると確信しつつあります。



こういった潮流に、先進国の中で残念ながらスッカリ乗り遅れている感の否めない我が国日本・・・

今のまま、欧米諸国からみたら動物虐待と捉えられるような畜産を続けていけば、間違いなくヒンシュクを買ってしまうことになるでしょう。

サイアク、東京オリンピックで国産のお肉が提供できない可能性もあるとお話しましたね?


「食肉について考える⑥ 日本の遅れは”ヤバイよ”レベル」



畜産には不向きな土地柄というハンデを背負った我が国が、味や安全性といった品質を保ちながら、アニマルウェルフェアの基準についても欧米諸国と肩を並べられるような畜産を実現することは不可能なのでしょうか?


「お肉を食べること禁止!」


といった極端な選択肢以外に方法はないのでしょーか?


いえいえ、そんなことはない(・・・とわたしは思っています)



●aviary(エイビアリー)方式


動物園で鳥類を展示している檻を想像してみてください。

(動物園の是非は今は考えないことにしましょう)

展示されている鳥たちは、身動きができないような狭い檻に閉じ込められてはいませんね?

動物園の鳥たちは、その生態に合致した本来の行動にできるだけ近い行動ができるように配慮された大きな檻の中にいるはずです。

檻の中で鳥たちは羽ばたいたり、エサをついばんだり、高い木の枝にとまったりしているでしょう。

このような飼育方式をaviary(エイビアリー)と呼びます。


そしてこのエイビアリー方式を養鶏に転用する取り組みが、欧米で盛んに行われつつあります。


・狭く、身動きがままならないカゴに鶏をギュウギュウ詰めにして飼育する”バタリーケージ養鶏”

・広大な土地を必要とする”平飼い養鶏”


このふたつの”いいとこ取り”をしたような養鶏の方法が”エイビアリー養鶏”なんですね。



●エイビアリー養鶏の仕組み


実際にエイビアリー養鶏とはどういうものか、画像でご説明しましょう。

画像元:United Egg Producers


上図はエイビアリー養鶏の一例を絵で表したものです。

鶏が空間を自由に移動し、自分の行動を自ら選択できるシステムになっています。


一番下の部分は砂などが敷き詰められたエリアで、”砂浴び”や”爪とぎ”という鶏の自然な行動ができるよう配慮されています。

2階部分はエサをついばむエリアで、常に新鮮な状態で給餌ができるようになっています。

3階部分はお水を飲むエリアです。

鶏が排泄をするのは、ほとんどの場合エサを食べたり水を飲んだりする場所であることから、2階と3階部分の床は網になっていて、下のベルトコンベアにフンが落ちるようになっています。

ベルトコンベアは一定時間ごとにフンを処理することができるよう自動で管理されているため、鶏たちの暮らす環境は清潔に保たれます。

3階部分の上部の奥に、カーテンで仕切られたような部屋がたくさんあります。

ニワトリは巣にこもって卵を産む習性があるため、このカーテンの向こう側に隠れて好んで卵を産み落とします。

そして、あちこちに設置されている”止まり木”もニワトリが好むものです。

特に眠るときは、できるだけ高い場所の木の枝にとまっていたいニワトリたちは、上の方の止まり木で休んでいることが多いそうです。


次の画像は、実際のエイビアリー養鶏場の内部の様子です。


画像元:ZOOtecnica



ちょっとわかりづらいかもしれませんが、オレンジ色のカーテンの奥が卵を産むお部屋になっています。

また、エイビアリー養鶏のシステムでは照明にも工夫が施されています。

夜になったらバンッと消灯し、朝になると一気に明るくなるのではなく、実際の太陽光に近い環境となるよう配慮されていて、徐々に暗くなったり明るくなったりするようになっています。

もちろん、小屋の中は常に快適な温度と湿度に保たれています。


ニワトリたちが、小屋の中を自由に行き来している様子が確認できますね。



比較のために・・・

下の画像は、従来のバタリーケージで飼育されているニワトリたちの様子です。


画像元:Wikipedia


エサをついばむのも 水を飲むのも 排泄をするのも 卵を産むのもこの狭い空間でほとんど身動きできない状態で行うしかないのがわかりますね。

とにかく自由な行動が一切許されない環境です。

これで健康な卵なんか産めるんかいな・・・って思いませんか?

でも、わたしたちが日々食べている卵はほとんどがこういった環境で産み落とされています。



●エイビアリーは消極的選択にあらず


「本当はさ、広い土地でニワトリを平飼いにするのが理想的なのに、土地がないから仕方なくエイビアリー養鶏にするんでしょ?」


そんな風に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、わたしはそうは思っていません。



◇病気のリスクが低い


むしろ、平飼いのニワトリたちは酷暑の真夏や極寒の真冬に体調を崩してしまう可能性が高いですね。

屋外では野良猫などに襲われる危険性も高いですし、排泄物の清掃が行き届かなかったり虫や雑菌がついてしまったりと、ニワトリたちが感染症にかかるリスクもむしろ高いんです。

エイビアリー養鶏は、小屋の中の温度や湿度がニワトリの健康に最適な状態に保たれ、清潔な環境を維持できるようになっていますから、病気のリスクは大変低いワケです。


◇狭い土地でもアニマルウェルフェアが可能


広い土地を必要とする平飼いに比べて、小屋の中に立体的にニワトリが動き回れる空間を作り出したエイビアリー方式は、少ない土地面積で養鶏を行うことが可能です。


◇臭くないから安くなる?


もうひとつ、エイビアリー方式の優れている点があります。

それは、臭いの問題です。

小屋の中が清潔に保たれているということは臭いの発生も抑えられるということですね?

臭いの発生が少ない畜産農家は、価格競争で圧倒的に優位に立つことができるんです。


なぜならば・・・


平飼いの場合だと、


・広大な土地が必要(コストがかかる)

・土地価格の安い地域でしか養鶏が営めない

・臭いの問題から周囲の反対を受け、更に民家がほとんどないような不便な土地でしか運営できない。


もうお解りですね?

つまり、生産コストも輸送コストも高くついてしまう平飼いに比べて、エイビアリー方式は原価が抑えられるってことなんです。



●日本人が一番得意な分野じゃないの?


エイビアリー方式は、今のところ養鶏にしか見られないようですが、この考え方を応用して、スロープを使った屋内牧場みたいなものだって実現可能な気がしませんか?

あちらの牧草地(お部屋)からこちらの牧草地(お部屋)に自由に移動することができたり、水浴びができるエリアがあったり・・・と、想像するとワクワクしてしまいます♪


本来、狭い空間を賢く有効に活かして快適空間にしてしまう技術は、日本人が得意とする分野だと思うのですが・・・

悔しいことに、エイビアリー養鶏のシステムはドイツなどの海外から輸入しているのが現状です。


創意工夫と高い技術力で、欧米人が考えつかなかったような超クールなエイビアリーシステムを国産で作り出し、海外に輸出したらどうなんだーーい?!


そうすれば・・・


家畜たちに無駄なストレスをかけることもなくなり、

国産のお肉の味や安全性といった品質を保つことができ、

すぐ隣町に畜産農家がある状態にもできるから輸送コストが抑えられて新鮮で安価なお肉が手に入って、

小学校の社会学習などで畜産農家を見学した上での「いのちをいただく意味」を教える食育もキチンとできて・・・


「サイコーかよっ?!」


なーんてことをボワワ~ンと想像してみたりしました。


ヨシタケシンスケさんあたりが、ステキなエイビアリーシステムの絵を描いてくれないかなぁ・・・


余談だけど、ヨシタケさんの絵本は夫婦揃って大好きです。

子供にはもちろん大人にも超オススメっ♪

特に以下の3冊は必読~~!













食肉について考えるシリーズは次回でやっと最終回の予定です。

あまり楽しくないお話だったかもしれませんが、できるだけ多くの方に考えるきっかけにしていただけたら嬉しいと思っています。





<今日のPetHotel11!>

朝の海岸さんぽ♪

息を呑むほど綺麗な朝焼け!

ホラねえ!みんな見て~!

ワンちゃんたちは色があまりよく識別できないので
朝焼けには興味ないみたいね(^_^;)

AくんとNちゃんはすっかり仲良し♪
Aくん「Nちゃん、やめろよ~!」
って・・・嬉しそうだね(笑)

謎の宇宙人現る!

謎の宇宙人、ウンチをする!
「隊長!ヒジョーにいいウンチでしたっ!」(だまれ)

Cくん「ボクのことは放っておいてください」
チャコ「りょうかーーーい!」

Cくん「放って置いてくださいったらー!」
としお「ホウッテオクってどういう意味ですか?」
ナツ「ダメだコリャ・・・」

おーい、写真撮るからこっち向いて~

ハイ、よくできました(*^_^*)

Rちゃんのガン飛ばしは・・・
とにかく距離が近い!(笑)

近いっっ!!!(笑)

としおはまたNちゃんにワンプロして
遊んでもらってるよ~
楽しそうだねぇ~!

Jくん「う~~~~~~~~~ん」

Jくん「そろそろナデナデしてくださ~い」

そろそろって・・・いつもでしょ?(笑)

Nちゃん「あ!ボスくんがボールで遊んでる・・・
ちょうだいっ!」
ボス「ぜーーーたいにヤダ!!」

あっさり盗られました(-_-;)

そのボールを更に欲しがる”としお”

Nちゃんも応戦してボールは地面に・・・

ボスはそれを拾いに来たけれど・・・
ボス「あ・・・!!」
Nちゃん「としおなんかまだ歯があんまりないから
ボール咥えられないでしょ?!」

え?え?!

「としお スゲえええーーーーー!!」(ドヨドヨ)

「ねえねえ、としおくぅ~ん、
そのボール、ちょうだぁ~~~い」
としお「ヤダでーーす」

昨日はオシッコも出ないほどキンチョーしていたCくん
今日はだいぶみんなに慣れてきたヨ!

大きなGくんにも自分からこんなに近づいて・・・

Jくんとも人間にくっつきながらだけど
なんとかご挨拶できたね!

Gくんはいつものように人の道をふさいで
「撫でてリクエスト」
はいはい(*^_^*)

人間がスキップをするとやけにコーフンして
後をくっついてくる子たち(笑)

どこまでもどこまでもついてくる(笑)

Jくん「まだスキップしてるよ。バカみたいだね~」
Aちゃん「ホント、バカみたいね~」

だって楽しいんだも~~ん♪(←バカみたいじゃなくてバカ)

お散歩だけでなくお庭でもオシッコできたCくん
(感動のワンション・・・いや、ワンショット)

ただオシッコしただけなのに
どう?このドヤ顔は!!(笑)

エッヘン!!!

としお「じゃあ、ボクと遊んでくださーい」
Cくん「それはまた別問題」

Sくん「じゃ、ボクとなら遊んでくれる?」
Cくん「そんなわけないでしょ?」

Cくん「ちょっとー!なんで寄ってくるの~?」

犬嫌いのくせに犬にモテちゃう気の毒なCくんなのでした
(^_^;)

Sくん「じゃあNちゃん、遊んでくれる?」
Nちゃん「イイよ~~~ん♪」

午後のおさんぽ
干しダイコンをバックに

近所のお宅の「ナニカシラの柑橘類」
スズナリ~~~~!!






2018年11月27日火曜日

食肉について考える⑦

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




前々回ブログのつづきです。


【日本でアニマルウェルフェアの畜産は無理なのか?】


●日本でアニマルウェルフェアを実現することの難しさ


そもそも、日本で畜産に適した気候の場所はそう多くはありません。

”畜産”と聞いてまっさきにわたしたちがイメージするのは、スイスとかデンマークとか北海道といった場所ですね?

そうなんです。

畜産には、基本的に涼しい土地が向いているんです。

ただでさえ国土が狭く平地が少ない島国の日本では、野原に家畜を放し飼いにしておける土地が少ないことはおわかりでしょう。

その中で更に畜産に適した涼しい気候の場所となると、かなり限られてしまうのですね。


ですから、バタリーケージを用いた養鶏や ストールを用いた養豚のような、狭いスペースで効率的に畜産を行えるシステムがほとんどの畜産農家で採用されているんです。

グローバルGAPの要件を満たすような牧畜が日本の畜産農家に求められれば、広大な土地で牛や豚を放し飼いにしたり、鶏を平飼いにする方式を採用しなくてはなりませんから、畜産農家の多くが生き残れなくなるかもしれませんね・・・

そうなれば、国産の食肉や卵の生産量が激減し、とんでもない高値になるでしょう。

更に、畜産農家に打撃を与えるのが海外からの輸入畜産物です。

今でも信じられないほどの安価で輸入肉がスーパーに並んでいることを見てもわかるように、更に国産肉が値上がりすれば、価格競争に破れた国内畜産農家は更に激減してしまうことになるでしょう。

そうして、国産肉は本当に一部のセレブの口にしか入らない物になってしまうかもしれませんね。

国産肉の輸出をしたい日本としては、グローバルGAPの基準を満たせずに欧米諸国への国産肉の輸出がままならないばかりでなく、国内における畜産農家の生き残りすら危ぶまれる状態になりそうです・・・(-_-;)


今後、消費者のアニマルウェルフェアへの意識が高まって、多少高くてもアニマルウェルフェアの畜産物を購入する人が増えてきたとしましょう。

実際にアニマルウェルフェアに配慮して生産された輸入肉が国産肉よりもうーんと安いならば、どうしてもそちらを選んで買ってしまいますよねぇ?



じゃあいっそ、畜産物はもう輸入に頼ることにして国内生産は諦めますか?

昔のように、日本の気候風土に合った生産物だけを食べる食生活に戻しましょうか?

それもひとつの選択肢でしょう。

でも、諦めるのはまだ早いってわたしは思っています。



●アニマルウェルフェアについての考える余地


アニマルウェルフェアって一体なんだろう?

という原点に立ち返って考えてみましょう。

ポイントは、家畜が生きている間、健康で快適で幸せな、その動物らしい生活を送れるように配慮することですね。


ここでちょっと、想像してみてください。

ドラえもんの「もしもボックス」を使ってみましょう。


「もしも人間よりも知能が高いニンニンという生物がいて、人間を家畜にしていたら~~~・・・」


わたしたち人間はニンニンの家畜となりました。

ニンニンはわたしたちにこう言いました。


「ヨシヨシ、カワイイなぁ~♪

いつの日か、お前を食べるまで幸せな暮らしを保証するよ!


ゾっとしますね・・・

でもまあ、泣いてたって仕方ありません。

わたしたち人間はニンニンに生存競争で負けてしまったんですからね。

せめて「その日」が来るまで生まれてきた喜びを謳歌したいじゃあありませんか?

ニンニンは更にこう言いました。


「どんな暮らしがしたい?次のみっつのうちから選んでね!

①広い広~~い土地で、自由きままに暮らす。

仲間内の争いや暑さ寒さ、病気の恐れなんかは多少高くなるけど、とにかく自由があるよ!


②キミたち人間ひとりがやっと入れる、身動きもままならないような狭い檻で暮らす。

かなり不自由だけど、檻はいつも快適な温湿度だし、仲間にちょっかいを出されたり、エサの奪い合いになったりすることはないよ。

それに、感染症にかかる恐れもほぼないんだ。


③ちょっとだけ手狭だけど、身動きができる程度の快適で清潔な個室があって、外に出たければ自由に出ることもできる暮らし。

ちょうど①と②の中間ってかんじの暮らしだね!


さ、どれがいい?」


わたしは間違いなく③を選ぶと思います。


そうなんです。

実は、アニマルウェルフェアでしきりに言われている「その動物らしさ」「自由」は、いかにも家畜にとって最高の環境のようでいて、そうとも限らない可能性があるんです。


わたしたちが飼っている犬だってそうですよね?

例えば、


「ペットに自由を!!」


なーんて言って、もしもご家庭で飼われている愛犬たちを一斉に野山に放ったとしたら、野犬となって生き延びられる子は全体の何%くらいいるんでしょう?

事実、野生の動物や野良犬は就寝中も常に外敵に襲われる危険と隣り合わせの生活で、過酷な暑さや寒さに晒され、栄養状態も悪く、病気や感染症にかかりやすいため、人間に飼われている動物よりも一般に寿命がとても短く、寿命を全うできる可能性は大変少ないんです。

もちろん、それが本来の動物の生き方であり、それこそがその動物の幸せだという考え方もあります。

でも、そもそも食肉用の家畜に野生動物が負うのと同じようなリスクやストレスは必要なのでしょうか・・・



●知恵と工夫


日本は畜産にあまり適していないと言われながら、日本の畜産物の品質はとても高いですよね?

現に、わたしたちのほとんどは


「国産のお肉を使用したメニュー」


に目がありません。

その理由は、まず第一に「美味しい」からですね?

そしておそらく、国産肉に対する「安全性への信頼」が高いからでしょう。

こういった点は、日本の畜産がアニマルウェルフェアに配慮した方法にシフトしていったとしても、ぜひ維持してほしいと感じている人が多いのではないでしょうか?


ケージやストールを用いた日本の畜産は、動物たちが整然と区画に入れられて管理されており、建物内は適温に調整されているため、かえって動物の健康管理に適しており、個体同士のケンカや病気のリスクが低減するのだという説もあります。

なるほどなるほど・・・

悪いことばかりではないようですね。


・動物をケージやストールに閉じ込めて管理する畜産は、動物にとって「自由がない」という精神的なストレスが高い代わりに、安全で病気になりにくいという意味で、肉体的なストレスは少ない。


・逆に、動物を放牧や平飼いにする畜産は、動物にとってケンカや感染症で傷ついたり健康を害するリスクが高い代わりに、自由度が高く精神的なストレスは低い。


そんな風に考えることができないでしょうか?


だったら両方の”いいとこ取り”ができればいいんじゃな~~い?



わたしたち日本人は、欧米人から見たら悲惨と思われそうな狭い住居で暮らしているにも関わらず、知恵と工夫で快適性を追求するのが得意なはずです。


「うっそ~?!こんなところにも収納が~~~?!」


みたいな住宅が人気ですし、


「おおーっ!!こんな細長い土地に戸建てが建ってるやんけー!?」


みたいな住宅もありますね?(建物探訪 けっこう好きな番組だったりする)


スパリゾートハワイアンズ(元”常磐ハワイアンセンター”)なんてもう、福島県に常夏のハワイを「アロハーー♪」って再現しちゃってるんですよ?!


現在の国産肉の味と安全性を保ちながら、アニマルウェルフェアをしっかりと実現した畜産方法を、日本人はゼッタイに実現できるハズです!


わたしは、このピンチをチャンスに変えれば畜産業界で日本が大躍進する可能性すら感じているんですー!




次回はそんな、ちょっと夢が広がるお話です。





<今日のPetHotel11!>

朝の海岸さんぽ♪
仲良しだねぇ~(笑)

としおが憧れている大きな大きなGくん

いつになったらGくんぐらい大きくなれるかなぁ~・・・

だーいすき チュッ♪

AくんとNちゃんはまた・・・
「よーし、やるかぁ~~♪」

それを見ていたGくん

うーん・・・ボクもワンプロしたいなぁ・・・

カプ♪
Nちゃん「おわっ?!」
Aくん「おおお!!」

Nちゃんと”としお”がワンプロしていても・・・

やっぱりGくんはウズウズして・・・

カプッ♪
Nちゃん「うわっ!!」

Nちゃん「ちょっとぉおお~~~!?」

GくんはNちゃんが大好きなんです~(笑)

としお「あの・・・チャコさ~ん」

「うーんうーん・・・登れませ~~ん」

としお「チャコさんのところに行きたいんです!」
チャコ「としおにはまだ早いの!」

としお「いやですぅ~ チャコさーん!!」

コラコラとしお、だからってチャコを
引きずりおろそうとするのは
やーめーなーさーーーーい(-_-;)

まったく・・・やりたい放題だな(笑)
チャコもよく許してあげてるねぇ~
痛くないのかな・・・(^_^;)

Nちゃん「ボスくん、ボールちょうだい!」
ボス「やだ!」

「ちょうだいったら~!」
「ゼッタイやだ!」

Nちゃん「ボーースく~~~~ん♪」
ボス「やだったらやだつ!!」

Nちゃんはボールがほしいのではありません。
ボスをからかって遊んでいるだけです(笑)

「ん?なんか用ですか?」
「ん?なんか用ですか?」
シンクロしてるぅ~~~~(笑)

としおが・・・
Nちゃんに「オリャッ!!」ってしたり・・・

チャコに「ソリャッ!!」てしたりしては・・・

Aくんのおうちに隠れておちょくるという
遊びを繰り返していたところ・・・

チャコ&Nちゃん「ンニャローー!!」
としお「え・・・」

チャコがとしおに説教しています(笑)

チャコ「わかったの?!」
としお「はぁ~~い・・・」

ごめんなさぁ~~~い

午後の海岸さんぽ♪
すっかり顔つきが穏やかになってきたAくん
自信がついてきたんだねぇ~!
よく頑張った!!(拍手)

Jくんもいいお顔♪

Aちゃん「わたしもよ~~」

うんうん、そうだねモチロンだよ!(*^_^*)

Nちゃん「わたしは?」

Nちゃん、愚問よ愚問!!(笑)

お散歩直前にやってきたTくんと一緒にお散歩~♪