Pet Hotel 11! お庭番のブログ①: そこに柵があるから・・・②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!（ペットホテルワンワン）のお庭番です。

前回ブログのつづきです。

【新しい柵♪】

●なかなかない

もともと、お部屋を仕切るのに使用していた柵の高さは71センチでした。

新しい柵の条件は

・当然、71センチよりも高いもの。できれば今よりも15センチ以上高さがほしい。

・頑丈で壊れにくいもの。

・突っ張り式や置くだけ式ではなく、壁にしっかり固定できるもの。

・わたしたちが通り抜けることができるゲートがついているもの。

・幅（長さ）が3ｍくらいあるもの。

犬たちのお部屋はもともと大きなひとつのお部屋なので、それをふたつのエリアに仕切るには3ｍもの長さの柵が必要ですが、まずその条件に合う柵はなかなかありません。

ほとんどのものはドアーや階段の間口にゲートを設置するように想定されているんですね・・・

今まで使っていた柵は、暖炉に子供やペットが近づくのを防ぐための柵だったので、暖炉の回りをグルリと囲めるくらいの長さがあったのですが・・・
この商品のもっと背の高いバージョンは残念ながらありませんでした。

長さが十分にあるものは衝立（ついたて）のように床にポン♪と置くだけタイプがほとんどで、高さも低く、簡単に犬たちになぎ倒されてしまうことは目に見えていました(-_-;)

目が霞むほどネットを検索して、結局たどり着いたのは長さが193センチで高さが95.6センチのゲート付きの柵です。

国内メーカーにはこの高さの柵はなく、アメリカのペットメーカーの柵でした。

長さ以外の条件はクリアしていたので、お部屋に柱を1本設置することにしました。

犬たちが興味津々で眺める中、

「この小屋（犬たちの小屋）を建てた時を思い出すねぇ～～！

こんなことばっかりやったたねぇ～！」

と言いながらお料理番と一緒に小屋の中に柱を1本建てて新しい柵を設置しました♪

柵の片端は壁にしっかり固定し、もう一方の端は新しい柱に固定して完成です(^o^)

●小さなゲート

さて、現在お泊まりしてくれている甲斐犬Mちゃんは、昔の柵を まるでそこに何もないかのように軽々と越えてしまった跳躍女子です。

新しい柵の高さが十分かどうか試すにはいいチャンス！！

・・・って、新しい柵を取り寄せて、新しい柱を設置までして

「残念ながら越えられちゃいました」

ってことになったからといって、今さら返品できるワケではないのですけどね(；・∀・)

果たして・・・

Mちゃんに新しい柵は飛び越えられませんでした！！（Yesっ！！）

「ヤーイヤーイ！越えられるもんなら越えてみなーーー！！」（←お客様に向かってよしなさーい）

もちろん、高さ95センチの柵であっても越えてしまう子は越えてしまうのでしょうが、今までよりもそういう子は激減するに違いありません。

いやー・・・買ってよかった♪

●小さなゲート

さて、新しい柵には、人間が通れる大きなゲートの他にもうひとつ、小さな可愛いゲートがついているんです。

大きな子と小さい子を分けたい時なんかに便利なんじゃな～～～い？！

ってわたしたちはけっこうこの小さなゲートの存在にウキウキしていました♪

ちょうど、現在いるワンちゃんたちの中でワンプロをするのは”としお”と甲斐犬Mちゃんのみ。

いずれも中型犬です（”としお”はもう”大型だろ”ってうわさもあるけど・・・）

他の小さいさんたちの迷惑にならないように、”としお”とMちゃんを小さいさんたちと分けておくのに便利よ～～～♪

早速、柵を設置した翌朝・・・

朝のお散歩から戻ってきて、柵を閉めたまま小さなゲートだけを開放し、小さい子たちをゲートの奥のエリアに入れていきました。

トイプーのLちゃんも、ボスもナツもチャコも次々に小さなゲートから入っていきます。

「いいぞいいぞ～～♪思惑通りだっ！！」

ウカれるアホ夫婦・・・

”としお”とMちゃんは指を咥えて（←ウソ）みんなが小さなゲートをくぐるのを見つめています。

「ふふふ・・・そうなのだよ、キミたちにはくぐれない秘密のゲートなのだよ　ヌハハハ！」

おもしろいことに、Mちゃんがかつて柵を軽々と飛び越えるのを指を咥えて（←だからウソ）眺めていた小さいさんたちは、自分たちだけがその小さなゲートをくぐれることに、明らかに優越感を感じているようなんです！（笑）

ナツなんか、一旦ゲートをくぐって奥に入ってから、わざわざもう1回”としお”たちの方にもどって、またくぐったりなんかして・・・思いっきり見せつけてるし・・・(^_^;)

さて・・・残すはAくんだけ。

Aくんもちょっと脚は長いものの、小さなゲートをくぐれるサイズ・・・

ところが！！

●がんばれAくん！

Aくんはなぜか、みんながくぐっていった小さなゲートをくぐるのが怖いらしくて、ゲートの前にいざなっても尻込みしてメエメエと情けない声を出すばかり・・・

そんじゃあ・・・ってんで、わたしが一旦大きなゲートを開けて奥のエリアに行き、そこからAくんを呼んでみたのですが、Aくんはこちらに来たがって一層悲しげな声で鳴くばかり・・・

（『大きなゲートを開けてオマエが奥に行く時にAくんも一緒に入れておやりよ』って声には聴こえないフリをしまーす）

小さなゲートをくぐることを怖がる子がいるなんて、予想外でした・・・

わたしたちは、Aくんを気の毒に思いながらも、尻込みするAくんがあまりに可愛くて笑ってしまいました。

その後、Aくんは、身体に手を添えてたっぷり励ましてあげるとゲートをくぐれることがわかりました（笑）

●もう一つの予想外

新しい柵のオプション＝小さなゲートを気に入ったわたしたちは、

「今回のメンバーなら、小さいゲートは開けっ放しにしておけるね。

相性が悪い子はいないし、”としお”とMちゃんのワンプロで小さい子たちが迷惑を被るのを避けたいだけなんだもの。

もし小さい子で”としお”たちのエリアに行きたい子は自由に行けるようにしておこうよ！

いやぁ～～便利便利～～～～♪」

と、小躍りしていました。

ところが・・・

その後しばらく、Mちゃんと”としお”がいるエリアでふたりのワンプロを眺めたり、じゃれついてくるふたりと遊んだ後、今度は小さいさんたちのエリアに行ってナデナデタイムを楽しんでいたときのことでした。

「撫でて撫でて～～～～！」

とワラワラと寄ってくる小さい子たち・・・

「ホラホラ、ケンカしないで順番だよ。

Aくんはもういっぱいナデナデしたでしょ？！

次はLちゃんの番だね～～

ボス、イジけないの！！

コラ！Mちゃんは割り込んじゃダメよ～～～」

・・・って・・・え？！

Mちゃん・・・どうしてココにいるのーーー？！

いつの間にかちゃっかりとナデナデされる小さいさんチームに混じって嬉しそうに「早くっ♪」ってしているMちゃん。

そして、柵の向こう側には・・・

ポツ～～～～～ン・・・・

と、それはそれは悲しそうな顔で小さなゲートに顔を突っ込んでいるとしお（笑）

なんと、Mちゃんは低い柵ならば軽々と飛び越えてしまい、高い柵ならば小さなゲートをスルスルとくぐってしまうという引田天功みたいな女の子でしたっ！！

・・・・ってことは・・・”としお”くらいのサイズの子でなければこの小さなゲートをくぐれちゃうってことだね・・・なんだぁ～～～（ガッカリ）

そして・・・それから更に数時間後のことでした。

わたしたちはなんと！その小さなゲートを”としお”までもがくぐるのを目撃してしまいましたっ！！

ウソよ！ウソだって言って～～～～！！

もうね、小さいゲートの意味なしっ！

結果的に、小さなゲートはよほどの大型犬以外、ほとんどの犬がくぐれてしまうってことが判明したのでした（ザンザン♪）

＜今日のPetHotel11!＞