2019年6月29日土曜日

ケージに入れない子②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





前回の更新からだいぶ間が空いてしまいました。

実は、前回ブログを更新した日の翌日、お預かりしていたワンちゃんが全員帰り・・・その後まる3日間、お泊りワンちゃんが1頭もいなかったのです!

(日帰りで遊びに来てくれたワンちゃんはいました)

お泊りしているワンちゃんがいる時は、飼い主さんが離れている愛犬がどんな風に過ごしているかを心配なさって <今日のPetHotel11!>を心待ちにしてくださっているので、どんなに疲れていてもブログは更新するのですが、珍しく3連休が取れたので全面的に休業モードにさせていただいておりました♪


この連休を利用して、ワンちゃんたちのお部屋の一部改装をしました。


「え?そんなところによじ登れる~~~?!」

だったり、

「うわ?!なんでソコにオシッコするの~~?!」

などの経験を踏まえ、いつかチャンスがあればレイアウトを変えたいと思っていたので、とてもいい機会でした。


それと、本来は春にしておかなくてはならなかったのにできていなかったこと・・・


非常用持ち出し袋の総点検!


これも連休中に行うことができ、充実した3連休を過ごすことができました。



さて、今日は6月24日ブログのつづきです。




【その子に合った過ごし方を・・・】


●ケージに入れない子もいる


前回ブログでお話したように、PetHotel11!では日中はワンちゃんたちをケージには入れずフリーにしていますが、夜はそれぞれの個室(ケージ)に入ってもらっています。

けれども、これはあくまで基本スタンスで、絶対にケージに入ってもらわなくては困るってことではありません。



中にはケージに入れない子や、ケージに入れておけない子もいるんです。

実際にどんなケースがあったかというと・・・



●ケージに入っていられない子


Gくんはラブラドールの入ったMIXの中型犬。

元保護犬でした。

日中は他の犬たちと楽しそうにお庭遊びやお散歩をして、ごはんもペロリと完食。

まったく問題なく過ごせていました。

けれども夜になって他の子と同じようにケージに入れたところ、


「出して出して~~!」


と悲しげに遠吠えをし始めました。

少し様子を見ていましたが落ち着く様子がなく、自分のクッションをカミカミし始めたため、わたしたちはGくんのケージの扉を開けてあげました。

しばらくウロウロとお部屋を落ち着きなく歩き回っていましたが、少し経つと落ち着きを取り戻し、クッションの上で朝までグッスリ眠ってくれました。


Gくんが2回目にお泊りに来てくれた時は、前回のことを覚えていたようで、ごはんの時間になると自分からお部屋(ケージ)に入ってオスワリしてゴキゲンで待っています(笑)

ケージの中でごはんをペロリと完食したので、夜眠る時にもう1度ケージの扉を閉めてみようか迷いましたが、結局は扉を開けっ放しにした状態にしておきました。

そして、Gくんが不安にならないように小さな明かりを点けた状態にしておいたところ、朝までグッスリよく眠ってくれました。


保護犬と一口に言っても、その子によって背負っているストーリーはまったく違います。

どんな経過を経て保護犬となったかが明らかになっている子もいれば、それまでどういう暮らしをしていたのかが皆目判らない子もいますね。

Gくんに関しては、今の飼い主さんの元に引き取られる以前の状況はほとんど判っていませんでした。

幸いとても優しい飼い主さんの家族になれて、人にも犬にもフレンドリーなGくんでしたが、『閉じ込められる』ということに関してはとても不安になってしまうようでした。

もしかすると、以前の飼い主さんに、”お仕置き”としてケージに閉じ込められた経験があるのかもしれませんし、飼い主さんに捨てられた後 長い間ケージに入れられていたから、


ケージに閉じ込められる=捨てられる


というトラウマに近いマイナスイメージができてしまったのかもしれません。


もちろん、わたしたちがワンちゃんを夜ケージに入れているのは、その方がリラックスして過ごせると考えているからなので、その子がケージに入れられることで不安や緊張に襲われ、一晩中眠ることもできない状態なのであれば、ケージの外に出してあげることにしています。


ただ、これまでお泊まりした子で、ケージの中で眠れなかった子はGくんただ1頭でした。

意外に思われるかもしれませんが、それ以外の子は飼い主さんが


「ウチの子、ケージに慣れていないからきっと夜は鳴いて無理だと思います」


と仰っているような子でも、自分だけの個室でホっとしたようにグッスリ眠っていたんですよ~!



●ケージに入れておけない子


ケージに入っていられない子はGくんだけだったとお話しましたが、実はGくん以外にもケージの外で就寝した子はいます。

今からお話する2例は、いずれも”ケージに入っていられない子”ではなくて


”ケージには入れておけなかった子”


のお話です。



◇Sくん・・・うるさいよ(笑)


Sくんは大型犬です。

ケージに入ることをいやがることはまったくなく、むしろケージに籠もるのは好きなSくんでした。

ただ・・・

Sくんは寝ながらよく動き、時には楽しい夢を見ているのか横倒しの姿勢のままで走っていることも・・・要するに寝相が悪いんです(笑)

また、寝返りをうつ時も身体が大きいのでズズーーン!!という感じでした。


ふだん、大型犬は大きなケージを出してその中で眠ってもらうのですが、金属製の組み立て式ケージは、中で大きな子が派手に動くとけっこうやかましい音がしてしまうんです。


ガシャーン!バタバタ、ドカンドカン・・・ガシャーン!


・・・って、Sくんは夜中に派手な音を立てるので、Sくん自身は熟睡していても他の子たちが起きて


「なんだなんだっ?!」


ってワンワンしてしまうことも・・・(-_-;)

あまりにもご近所迷惑だと判断したわたしたちは、Gくんのお気に入りのクッションをケージの外に敷いた上でケージの扉を開放し、更にケージの中には何も敷いてあげないという作戦に出ました。

ケージは好きだけど・・・クッションの上で眠る方が捨てがたい・・・

そう判断したSくんは、わたしたちの思惑通りケージの外で眠ってくれるようになりました。

ケージ好きなSくんにはちょっぴり可哀想な気もしましたが、結果的にSくんも他のワンちゃんたちも朝までグッスリだったので、それ以降はSくんがお泊りの時はこの方法に落ち着いています。




本犬さんはケージでグッスリ眠れるけれど、わたしたちの判断でケージに入れないことにした子が、Sくん以外に今までもう1頭いました。

長くなるので、そのお話はまた次回のブログで・・・



さて・・・今日のお写真には、ブログをお休みしていた間のお写真も掲載させていただきまーす(^o^)



<ここ数日のPetHotel11!>

”としお”とまるで本当の姉弟のように
仲良くしてくれたMちゃん


長いお泊りよくがんばったね!
またお泊りにおいでね~~!


今回が最後のお泊りのRおじいちゃん


いつまでも元気でね!!


甘えん坊Mちゃんも、おうちに帰れるよ~!
Kちゃんによろしく!
またいつでも待ってるよ~(*^_^*)


どんどんお姉ちゃんらしくなるEちゃん
優しいお姉ちゃんの元でどんどん
ワンパクになるIくん

また一緒にお泊りにおいで~(*^_^*)


ウリくんはいつものように
日帰りで発散しに・・・(笑)


クールウェアを着てさっそうと
お散歩したよーー!


(ココから今日のPetHotel11!)

としお「ボスさん、クッションの2段重ねは
ズルいですよ~~」


Bくん「お久しぶりで~~す!
としおが大きくなっていてビックリしましたっ!」


たしかに・・・前回のお泊りの時は
あんまり大きさが変わらなかったもんね~
(;・∀・)


Sくんもお泊りに来てくれたよ(^o^)


SくんはBくんのことがすっかり
気に入ったみたい♪


Sくん「Bくん、仲良くしてね~!」


Bくん「あ、うん、ヨロ~~~♪」

オシッコしながら・・・
マイペースなBくん(^_^;) 


としお「?!?!
何かお庭に落っこちてるですよ!!」


「こ・・・・これは・・・?!」


としお「なんですか?」


まさかの・・・お庭に”イワシ”が
降ってきたというキセキ!!!

きっとトンビさんが運ぶ途中に
落っことしたんだね~(-_-;)


お庭番「Sくん、オスワリ!」


お庭番「はーい、よくできました~!
おりこうだねぇ~~♪」


お庭番「おーヨシヨシ!!」


お庭番「Bくんもオスワリは~?」


としお「いつになったらボクの方を
向いてくれるですかーーー?」

はいはい、ちょっとまってね”としお”
(^_^;)







0 件のコメント:

コメントを投稿