2019年6月15日土曜日

1万匹の犬を救ったカップルのお話

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





【奇跡の家】


●LIFE IN THE DOG HOUSE


アメリカの東海岸に、1万頭以上の保護犬に新しい家族を見つけるという偉業を成し遂げたカップルがいるのをご存知ですか?

彼らの暮らしぶり、仕事ぶりが「LIFE IN THE DOG HOUSE(邦題:奇跡の家)」というドキュメンタリー映画になって、NETFLIXで配信されています。

素晴らしい作品であると共に、登場する犬たちがいちいち可愛いんです!


予告動画はコチラ


ダニーとロンは彼らの住む自宅で保健所から引き取った犬たち(映画撮影時で70頭超)と暮らしながら、犬たちの健康管理やしつけをして、新しい飼い主に譲渡する活動をしています。




●アメリカの殺処分事情


アメリカでは、年間650万頭の犬猫が保健所に収容され、そのうち新しい飼い主が見つかるのは250万頭。

残りの400万頭以上が殺処分されているという現実があるそうです。

日本とは全てにおいて規模が違いますね・・・

ちなみに環境省が発表している平成30年度の統計によると、日本では年間100,648頭の犬猫が収容され、譲渡された(保護団体や新しい飼い主に)犬猫は44,320頭、殺処分頭数は43,216頭です。

計算が合いませんね(汗)

譲渡も殺処分もされない犬猫はどこへ・・・?というと、実は保健所が収容を拒否して返還された頭数です。

捨てようとした飼い主や管理者に返還されたところで、その子たちが幸せに暮らしているとは到底思えませんが・・・




●殺処分数と方法


この数字だけを見て、日本は保健所に収容される犬も殺処分される犬もアメリカよりうんと少ないのね、ヨカッタ♪・・・と思えるかというと、そんなことはありませんね。

たとえ1頭でも人間に処分される犬はいない方がいいに決まっています。

それと・・・日本では未だにほとんどの保健所でガス室を使用した犬たちを苦しめる殺処分方法が採用されていますが、アメリカでは殺処分する時には苦しみを与えないよう、注射による安楽死です。

殺処分ゼロを目指しつつ、それでもどうしても殺処分しなければならない時にはせめて安楽死させてあげるという風に日本の制度が変わっていくことを願っています。


この映画の中でも、安楽死のシーンが出てきます。

ダニーとロンが保護している犬の1頭が余命宣告を受け、ふたりが相談して獣医さんに連れて行って安楽死させてもらうというシーンです。


愛おしそうに病気の犬を抱きかかえて診察室に入ったダニーとロンに


「ありがとう〇〇!キミはたくましい犬だったよ!」


などと声をかけられ、ずっと身体に触れてもらいながら本当に眠るように静かに息を引き取るワンちゃん・・・

その後、ダニーとロンは直接手を下してくれた獣医師にハグしながら


「ありがとう」


とお礼をしていたのがとても印象的でした。


命の期限を人間が決めてしまうことへの賛否はあると思いますが、ダニーとロンはまだ余生を楽しめるワンちゃんを安楽死させているわけでは決してありません。

彼らは次のように語っています。


「もう助からないとわかり、犬がQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を保てないと判ったら、ボクたちは彼らを苦しませることなく安楽死させてやる道を選ぶよ」


少なくとも、わたしにはその光景がとても幸せな光景に見えましたし、多くの犬たちのために人生を投げ出しているようなダニーとロンが選択したことに、周囲がとやかく言える言葉などないと思いました。



一方・・・保健所で安楽死させられ黒いビニールに入れられたたくさんの犬達の遺体がトラックの荷台に積み込まれて行くシーンと、その後、大きな穴に廃棄物のように投げ落とされるシーンを見ていると、


「嗚呼・・・!あの子がチャコだったら・・・そしてあの子がとしおだったら・・・?!」


と考えて、胸が潰れそうな思いでした。



同じように安楽死であっても、


”苦しみを取り除いてあげるための安楽死” と ”ジャマだから排除するための安楽死” とでは、豊かな感情を持つ犬たちにとっては大違いだろうと思います。




●共に暮らす理由


ダニーとロンのように自宅で保護犬たちと一緒に暮らす保護団体は、アメリカでは唯一といってもいいほどで、ほとんどの団体はケンネル(犬舎)は自宅と別の場所にあるそうです。



ダニーとロンは自宅で犬たちと暮らす理由を次のように語っていました。


「犬たちの中には虐待など辛い目に遭ってきた子も少なくない。

そういう子は、そばについてちゃんと見てあげていないと、いつ何が起きるかわからない。

保護されたシェルターの環境が悪くておかしくなってしまう子もたくさんいる。

だから自分たちはずっと彼らと一緒にいられるよう、自宅で世話をしているんだ」



ダニーとロンの家は、犬たちに幸せで快適な環境を与えてあげるための工夫や細やかな気配りであふれています。

詳しくは作品を御覧ください。

飼い主さんにとって参考になる情報もいっぱいありますよ!




●15年足らずで1万頭


一口に1万頭と言っても、その大変さはわたしたちには正直想像もつきませんね。

ダニーとロンの家には彼らをサポートするスタッフが常駐しているため、もちろん彼らには24時間365日プライバシーがまったくありません。

ダニーとロンは命の期限が迫っている子や、簡単に飼い主が見つかりそうもない子(でもしつけてあげれば見つかる可能性がありそうな子)を優先的に連れてきて世話をしています。

その中にはフィラリアなどといった病気の治療が必要な子も多く、また殆どの子が不妊手術をしていないため、犬たちのエサ代やスタッフの人件費、トイレットシートなどの消耗品といったコストはもちろんのこと、医療費だって莫大にかかります。

そのため、ダニーとロンは退職金のほとんどを犬たちのために注ぎ込んだ上で、寄付金だけではとても足りない必要資金を借金をすることで工面しています。


本当に頭の下がる思いで観ましたが、ダニーもロンもそんな大変な生活を送りながら、実に幸せそうだったことがとても印象的でした。


お料理番とふたりで、


「自分たちも、せっかくドッグランなどの犬たちのための施設を自宅に充実させたのだから、やがて歳を重ねてお金をいただいて命を預かることができなくなったら、自分たちの身の丈に合った頭数だけでもいいから保護して譲渡する活動をしていきたいね」


と話し合いました。

でも、本当はそのころには保護する対象の犬などこの国にはいなくなっている方がいいのですけれど・・・(^_^;)



最後に、ダニーとロンが映画の中で語った言葉をご紹介します。


「よく、殺処分をしている保健所に苦情を言う人がいるけれど、そういう人に

『あなたは犬を保護しているのか?』

と訊くとたいてい

『そうだ』

と答える。

では、

『あなたの家にこの地域の保護犬すべてが来たらあなたは殺処分をすると思うか?』

と問うとほとんどの人は答えないが、答えてくれる人は一瞬ためらった後、

『・・・そりゃ、5千頭もの犬を助けることはできない』

と答えるんだ。

保健所はただ、地域の汚れ仕事を引き受けているだけだ。

大切なのはひとりひとりの意識が変わることなんだ。」


そして・・・


「ボクらのところからでなくてもいい。

ただ、ペットショップから犬を買うのではなく保護犬を引き取ってほしい。

そして彼らに幸せな生活を与えてやってほしい」



ドキュメンタリー映画なので、ネタバレを気にせず語っちゃいましたが、この記事を読んだ後でも十分に観る価値の有る作品です。


まるで天使のようなおじいさんカップルと犬たちとの愛に満ちた美しい生活ぶりは、動物愛護の観点からもLGBTの観点からも見応え十分です!






<今日のPetHotel11!>

あいにくの雨・・・

Mちゃん「Aくんの脚って・・・
ちっさな人間の脚みたい」

確かに・・・(;・∀・)


Aくん「雨やまないかなぁ~・・・」


Aくんの立ち姿の美しさに・・・

としお「Aさん、カッコいいですよ~♪」


Aくん「よ・・・よせよ(照)」


としお「ヒューヒュー♪カッコいいです~~!」


Aくん「としお、オマエ・・・ボクで
遊んでるだろっ?!」

としお「バレましたか?」


和犬3頭は今日もツルんでおります(^_^;)


ワチャワチャ・・・♪


ベタベタ・・・♪


ギュウギュウ・・・って

としお「ボクのおうちにMさんたちが満員ですー!」


お部屋の奥でくつろぐふたり・・・
どうみてもAくんの方がボスよりも
格上って感じでしょ?(笑)


昨日までは他のワンちゃんと関わろうとしなかった
Yちゃん、今日は他の子と
遊ぼうとしはじめたよ!


Yちゃん「ねえちょっとAくん!」
Aくん「なんだよぅ?ボクは今忙しいんだよ!」


Yちゃん「何が忙しいのよっ?!くつろいでいる
だけじゃないの!」


Aくん「くつろいでいるように見えて
コレでもボクは全体を見渡しているんだけどなぁ・・・」


Aくん「みんな、そんなボクへのリスペクトが
今ひとつ足りない感じなんだよね~」

ガンバレ!Aくん(笑)


和犬軍団にもまったく怯えなくなったYちゃん
どんどんたくましくなってるねぇ~♪


Yちゃん「まあね~♪」


ボスが使っていたクッションに自分の匂いを
つけるのに一生懸命なAくん
「ンショ ンショっ!!」


としお「Aさん、どうしたですか?
お顔がカユいですか?(ツンツン♪)」


Aくん「ちがうよっ!ボクは忙しいんだよ!」
としお「ふぅ~~~ん、それはタイヘンですねぇ~~」


今度はMちゃんのお部屋にMくんが訪問
Mちゃん「ま、お水でもどうぞ~♪」
Mくん「遠慮なくいただきまーす!」


としお「あ♪ボクもおじゃましたいです~」


M&M「どうぞどうぞ・・・ってあ・・・
やっぱりちょっと・・・」


「せまくてムリだなぁ~・・・・」


Mくん「うわぁ としお!ムリムリ!ちょっと
1回出て~~!」

和犬って・・・なんかおかしい(笑)


見学にきてくれたRくんとRちゃん
今度来る時には晴れているといいねぇ~!


面談を待つ間、ずーっとベタベタ
遊んでいたMくん&Mちゃん♥
ホント、仲がいいねぇ~~(*^_^*)


雨なので屋根のあるガレージで
お外の空気を吸ってね~


Mくん「あ・・・ちょっと写さないで」


Mくん「やめてったら~~~アアアーー」


「・・・アアア~~~フ」

なるほど・・・あくびの最後にオッサン
みたいな顔になるからなのね(←全部撮っちゃった)


夕方になって、Kくんがお泊りにきてくれたよ!

Kくん「ヨロシクです~~♪」


ずいぶん久しぶりなのにちゃーんと
覚えていてくれたよ!


Kくん「わわ!なんだソックリなふたりだなぁ」


Aくん「新入りくん、わからないことはボクに
なんでも聞いていいよ!」

Kくん「ありがと♪でもボク、キミより9才も
年上だし・・・キミが生まれる前から
ここにお泊りしてるし!」


みんなと無事にご挨拶して・・・
ん?誰かまだご挨拶していない子がいるよ!


みんな「Yちゃん!何してるの?
こわくないから早くおいでよ!」


Yちゃん「どうぞよろしく~~~♪」

ウフフ、さ、これでみんな
仲間になったね~~(*^_^*)














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