前々回ブログのつづきです。
【中ボス攻略、でもまだラスボスがいた!】
●風向きが変わった理由
前々回ブログでお話してきたように、動愛法(動物愛護管理法)の八週齢規制は、動物愛護派と動物を商品や在庫と考えているペット流通業界側との長い攻防の歴史を経て、今年やっと実現する運びとなりました!
政界に強大な影響力を持つ業界団体の大反対があるにも関わらず、なぜ今回法改正が実現することになったかっていうと・・・
ひとつは、犬の社会性の重要性を多くの消費者が認識するようになったことで、大手ペットショップに対する人々の見る目が変わり非難の声が大きくなっていったという要因があります。
それによって、業界自らが人々の声を無視することができなくなってきたということです。
大手ペットショップのコジマが法改正前に自主的に八週齢規制を取り入れると発表したことは大きなニュースになりましたね。
動物を愛する人ひとりひとりが意識を変え、声を上げていったことが実を結んだ結果と言えると思います。
けれども、これではまだ向かい風が吹く大海を手漕ぎボートで漕いでいるようなものでした。
そこに・・・突然風向きが変わり 追い風が吹いてきたんです!
それは、今までこの問題に対して沈黙を守っていた獣医師会が
「八週齢規制に賛成しまーっス!」
ってゆー立場を表明したことです。
獣医師会といえばアナタ!!コレまた莫大な献金を行っている、政治家にとっては大切な大切な団体さまじゃーあーりませんか?(笑)
レフェリーに大金を握らせていた相手レスラー・・・そこにもっと大金を握らせているレスラーがリングに乱入してきて味方をしてくれたって感じですかね。
結局お金って・・・複雑な心境~~~(-_-;)
じゃあ、獣医師会はタイガーマスクなの?!(←ふるっ!)
ってゆーと、一概にそうは言えないようで・・・
簡単に言っちゃうと、獣医師会は今回の法改正に盛り込まれた
『マイクロチップの装着義務化』
とトレードオフで八週齢規制に賛成したんだって言われています。
マイクロチップを装着できるのは獣医さんだけですから、これが義務化されれば獣医医師会にとって大きな資金源になるってことですね・・・(-_-;)
で・・・その利益は政治家に行くと・・・(タメイキ)
いろいろとボヤきたくなりますが、それでも犬たちのことを考えれば、いきさつはともあれ八週齢規制がやっと法律に盛込まれることは、大きな一歩ですから素晴らしいことです。
そこは素直に喜びましょう♪
●ラスボス
大手ペットホテル業界自らが八週齢規制を容認すると表明し、獣医師会も八週齢規制に賛成の意を表したことで、一気に前に進んだ八週齢規制法案でしたが・・・
「何が何でも子犬の出荷を今より1週間遅らせることなど、絶対に絶対にしてたまるかーーっ!!」
と八週齢規制に猛反発した団体がありました。
ラスボス登場です(デンデンデーーーーン♪)
それは・・・
公益社団法人日本犬保存会
秋田犬保存会
などの日本犬の保存活動をしている団体です。
日本犬とは・・・柴犬、秋田犬、甲斐犬、紀州犬、四国犬、北海道犬のことです。
1920年代に発足した上記の日本犬保存会と秋田犬保存会が中心に保護し、国の天然記念物に指定されています。
これらの日本犬に関して、
「国の天然記念物の日本犬は飼養方法が異なる。
格別の配慮をお願いしたい。」
と国会に直訴して、なんと今回の法改正では八週齢規制の対象に例外が設けられました。
例外の内容は次の通りです。
『天然記念物である日本犬6種のいずれかを繁殖している業者が、一般の飼い主に販売するケースでは、現行法と同じく生後49日を超えれば子犬の販売を可能とする。
一方、繁殖業者が同業者やペットショップに販売する場合には規制の対象外とはならない。』
これ聞いて
「なるほど~~~!!」
って納得する人はどのくらいいるんでしょーか?
天然記念物の日本犬だけを例外扱いにしなくてはならない理由をわかりやすく言ってみなさいよ、りゆーをさっ?!
●りゆーなき例外が認められたりゆー
その理由とやらが、日本犬の保存会から発表されたりはしていません。
つまり、ハッキリとした理由が語られることもなく、すんなりと法律の例外になっちゃったってことなんですね(ウルトラCでしょ?)
なんでそんなウルトラCが可能だったかというと・・・
何を隠そう、公益社団法人日本犬保存会の会長は自民党の衆議院議員、秋田犬保存会の会長は日本維新の会(その前は自民党)の衆議院議員と、いずれも国会議員です。
とりわけ・・・日本犬保存会会長=岸信夫議員は、衆議院安全保障委員長であり、安倍晋三内閣総理大臣のお膝元の”自由民主党山口県支部連合会”で会長を務めておられるとゆータイヘンなお方です。
・・・ってゆーか、ブっちゃけ
安倍晋三さんの実の弟さんで~~す♪
どーーりで・・・!
そりゃ理由なんかよく解らなくてもすんなり例外が設けられるワケですねー(ゲラゲラ!)
●それっぽい理由
一部メディアで日本犬を八週齢規制の例外にした理由として
『日本犬は遺伝子がオオカミに近く、習性も洋犬と異なる。
性質が野性的で、人間に慣らすために早い時期に親元から離すなどの飼養方法が取られてきたことがその理由ではないか』
と伝えられていました。
ほんの少し前まで、八週齢規制に反対していた業界団体は
『たった一週間という出荷時期の違いが将来の問題行動に影響を与えることはない。
あったとしても統計上無視できるほどの数値である!』
と声高に言っていたのに、今度は
『日本犬を一週間も親元から話すのが遅れたら人間に慣らすのが困難になる!』
とでも言いたいのでしょーか?
自分たちの都合で『たった一週間』と言ってみたり『一週間も!』と言ってみたり、やりたい放題ですね(-_-;)
もし100歩譲って、本当に日本犬は親元から早く引き離した方がいいというなら、どうして業者間の売買は例外から外したのでしょう?
親元から離した方が人に慣れやすいっていうなら、流通ルートに乗せる前にブリーダーが自分のところで十分に人間に慣らしてから出荷すればよくな~い?
●としおのこと
としおはご覧の通り姿形は日本犬そのもの。
出所が不明の迷子犬だったのでザ・雑種と言っていますが、獣医さんの見立てでは「雑種というより雪甲斐犬では?」とのことです。
雪甲斐犬というのは白い(または白にブチ)の甲斐犬です。
でも、甲斐犬として血統書がつくのは黒虎毛と中虎毛と赤虎毛だけなので、雪甲斐犬は高く売れないという理由でとしおは捨てられてしまったのかもしれません。
としおが千葉のお山でひとりぼっちでいるところを保護されたのは生後2ヶ月半(十週齢)くらいの時でした。
その後、我が家にやってきたのが生後3ヶ月(十二週齢)になってすぐのころです。
八週どころか十週齢まで飼い主のいない野犬だったとしおでしたが、まだまだ可愛らしいパピーで、人に懐かないなどということはまったくありませんでしたし、教えたこともグングン覚えていきました。
これが・・・?!
性質が野性的で・・・?
オオカミに近いから・・・
人間には懐かない子なんかーーいっ?!
「バシーーーンッ!!」
チャコ「アイタっ!」
むしろ、成犬になってからではしつけが難しかったり、人に噛み付くと大きなダメージを与える可能性のある日本犬だからこそ、幼いうちに母犬や兄弟犬と多くの時間を過ごさせて社会性を十分に育む必要性が高いのではないかと思います。
また、日本犬を本当に保護したいのであれば、のちのち素人の飼い主さんがしつけに失敗して問題犬となり、捨てられて交雑したり殺処分にされたりしないために、正しい知識を持ったブリーダーさんがしっかりと人に慣らしたり初期のしつけをしてから飼い主さんに引き渡した方がいいのではないかとも思っています。
わたしには、日本件保存会の方たちの言い分が
「日本犬はね、しつけが難しいの!
だからね、早く出荷しちゃいたいの!
飼い主さんは自己責任でしっかりしつけ頑張ってねっ!」
と言っているように聞こえ、とても無責任に感じてしまうのですが、おかしいでしょうか?
この例外も次回の動愛法改正時にはなくなることを願っています。
嗚呼・・・人間の社会って時折ほんとうに嫌気がさしてしまいます。
さ!犬たちと遊んでこよ~~~っと♪
<今日のPetHotel11!>
お庭遊び行く~?ってきくと・・・
「行く行く~♪」
普通はこんな感じなんだけど・・・
Mくんの場合は・・・
「行くーーーーーーっっ!!」
その場で70センチ跳びます~(;・∀・)
朝は雨でおさんぽできなかったから
雨がやんでお庭に出られてみんな大喜び♪
甲斐犬Mちゃんは・・・
としおとワンプロばっかりしてるし・・・
パっと見怖い感じだから・・・
KくんはMちゃんに「あそぼ!」って誘われると
泣きそうなお顔で逃げています(笑)
だけどホントはものすごくおちゃめで
やさしい女の子なので、Kくん以外は
だーれも怖がりません(^_^;)
Kくん「ねえEくん、そこ譲ってよっ!(スクッ)」
Eくん「や~だよ~~だ!」
Rくんは今日もPくんにご執心
Pくんもまんざらじゃあない感じ(笑)
後ろではチャコがなんとかお庭の土のところへ
行こうとしてバリケードを
齧っています(コラァーー!)
Pくん「へへへ、安全地帯に逃げ込んだよ~♪」
としお「Rさん、Pさんにフラれたですね~?
じゃあボクと一緒にあそ・・・
なんでボクと目をそらすですかーーっ?!」
Rくん、今度はボスを遊びに誘ってみる・・・
ボスは遊びたくないからハニワ顔に・・・
Rくん「ねえねえボスく~ん!」
Rくん・・・ボスはね、誰とも一緒に
遊ばないんだよ。
ボスと遊びたかったらボール遊びをするといいよ!
Rくん「よぉーし!こいっ!!」
しかしバウンドしたボールはボスの方へ・・・
Rくん「なっ?!そんなぁ~~・・・!」
Rくん「よーし、今度こそっ!」
やったっっ!!
Rくん「もう絶対に離さないぞー!」
ボスと遊びたいんじゃなかったの?(^_^;)
Eくん「Kくんどう?だいぶ慣れてきた?」
↑Eくんが先輩気分なのが
わたしたちにとっては無性に可笑しい(笑)
Kくん「まあまあだね・・・」
よかったよかった、十分だよ(^o^)
トライアルだったKくんの飼い主さんが
お迎えにきたよ!
「お見送りした~~~い!」
「お見送りに行かせてーーーーっ!!」
わかったわかった・・・(-_-;)
Mくん「バイバイKくん!」
「Kく~~~~ん!!」
「元気でね~~~~!」
Mちゃん「一回も遊べなかったわ~・・・」
Eくん「Mちゃん 怖がられてたもんね~」
Mちゃん「残念だわ~~~~~」
この3ワンズはまたボール遊び
かなり真剣モード(笑)
Mくんはどうしてもボスに勝てなくて・・・
Mくん「ちょっとは手加減してよっ!」
ボス「ヤダよっ!!」
Mくん「キャッ!」
Mくん「イヂワルっ!!」
としお「Rさん・・・どうしてボクとは遊んで
くれないんでしょーか」
虫さんに相談しても解決しないよ(笑)
甘えん坊Aくんがお泊りに来てくれたよ(^o^)
Pくんとご挨拶して・・・
Mちゃんのことも怖がることなく・・・
Aくん「クンクンさせて~!」
Mちゃん「どうぞ~♪」
としお「Aさ~~ん!おひさしぶりです~♪」
Aくん「わっ!としお、また大きくなったんじゃない?」
としお「ボク、大きくなってませんよね?」
Mちゃん「ワタシは大きなとしおしか知らないわ~」
午後のおさんぽの頃になってまた雨が降ってきちゃった
あ~あ・・・早くやまないかなぁ・・・
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