昨日は、年に一度の”動物取扱責任者研修”に参加していたため、ブログはお休みさせていただきました。
いやぁ・・・横浜みなとみらいは人がウジャウジャいましたねぇ~!
ふだん、人より犬が多い生活に慣れてしまっているので、人に酔っぱらいそうでした(;^ω^)
お料理番へのおみやげに崎陽軒のシウマイを買って帰路につくころには、すっかり真っ暗でした。
都会のきらびやかなネオンに見送られて三浦に戻ってくると、三浦はノーネオン!!(笑)
なんだかちょっぴりホっとしたわたくしでした(;・∀・)
さて、前回ブログのつづきです。
【口に咥えた物を取り上げる】
●エクソシストの理由
飼い主さんのことをリーダーだと認識していて普段はとても聞き分けがよい素直な子なのに、口に咥えた物を取り上げようとすると鼻の上にシワを寄せてうなったり咬みつこうとしたりするワンちゃんはけっこういます。
ついさっきまで一緒にオモチャやボールで楽しく遊んでいたのに、急に豹変するワンちゃんに飼い主さんは戸惑ってしまいますね。
「エクソシストかよ・・・」って(;・∀・)
この行動には簡単に説明がつきます。
犬の世界でのお約束として、基本的に口に咥えている物は自分の物という認識があるからなんです。
コレって実は人間とおんなじです。(人間は物を口に咥えませんが・・・)
たとえば、幼稚園にみんなから人気のあるオモチャがあったとましょう。
Aくんがそのオモチャを持って遊んでいたら、それ以外の子はAくんが順番をゆずってくれるのを待ちますね?
「ねえ~、早くかして~~!」
とか
「つぎ、ワタシの番ね~~!」
なんてプレッシャーをかけつつも、Aくんが遊び終わるのを待っているはずです。
もしAくんがオモチャを独占したまま、なかなかお友達に譲らなければ、先生が助言してくれるかもしれませんね?
でも、Aくんが遊んでいるオモチャを他の子が無理やり奪い取ろうとしたら、叱られるのはきっと奪い取ろうとした方の子でしょう。
だから、ワンちゃんが大好きな物を口に咥えて夢中で遊んでいる時に、それを無理やり取り上げようとした時に
「ちょっと!失礼でしょ?今ボクが遊んでるんでしょーがあ~~?!順番守れないの?!お行儀悪いヨ!!」
って怒ってしまうのはある意味トーゼンのことなんですね。
●Nちゃんととしお
上記でお話した犬の世界のお約束がよくわかる写真があります。
ちょうど、今お泊りしているNちゃんととしお、そしてボスが、ボールの争奪戦をしているところを撮影した写真です。
犬たちのカワイイかけひきをよ~くご覧ください。
Nちゃん「キャッホ~~♪」
Nちゃん「としお、ボールほしい?」
としお「ほしいですけど・・・」
としお「どーせくれないんですよね?
(咥えていますから)・・・」
Nちゃん「それはどーかしら~?ホラホラ!」
(地面に置いて挑発しています)
としお「あ、口から出しましたね~!
つまりチャンスですね~♪」
としお「今だ!ボールくださ~~~い!」
としおがゲットしました(笑)
これはまた別な場面・・・
Nちゃん「ホラホラ、ボール欲しい子は
寄っといで~~~♪」
としお「ほしいでーーーーす!」
こんな風に追いかけていても・・・
ベンチに逃げたNちゃんがボールを咥えている間、
としおはジっとNちゃんがボールを離すのを
待っていますね?
としお「うーん・・・まだかなぁ・・・」
決して無理に口から奪おうとはしません。
としお「そろそろボクの番ですよ~~」
としおは直接ボールを奪い取ることはせず、
Nちゃんの脚を「カプッ」と甘噛みして
Nちゃんの注意をボールから逸らそうとしていますね?
作戦成功♪
またボールはとしおが支配しました(笑)
今度はNちゃんがとしおの口からボールが離れる
タイミングをうかがっています。
としお「ホ~~ラ~~~♪です~~~♪」
Nちゃん「おっおっ?!」
こういう挑発の仕方もとしおはNちゃんから
教わりました(-_-;)
これはまた別な場面。
今度はボスです。
一心不乱にボールで遊ぶボスの背後に・・・
ボールが欲しくてたまらないNちゃんととしお(笑)
でも無理やり奪いにはいきませんね?
これはまた別な時。
やっぱりボスがボールを支配していて、
Nちゃんがおりこうに順番待ちしています。
そして、ボスがウッカリボールを
コロコロ~~♪ってしたところを
すかさずゲット!!
ボス「あ、しまった!!」(←かなりどんくさい)
ボス「ガーーーーン!!Σ( ̄ロ ̄lll))
ボスは茫然としながらも、もうNちゃんが
口に咥えているボールを無理やり取り返すことは
できません。
犬の世界のお約束、おわかりいただけましたか?
ちなみに、ロープや布切れや長い枝などのように口に咥えきれない(はみ出しちゃう)物については、その端っこを引っ張っることはアリのようですね。
つまり、口にすっかり咥えている物はその犬の物だということなのではないかとわたしは思っています。
●アウト!!
では、そのお約束を踏まえてワンちゃんが夢中になって口に咥えている物を取り上げるにはどうすればよいかを考えてみましょう。
おさんぽ中によからぬ物を拾い食いしようとした時や、もう遊びを切り上げさせたい時など、どうしても口に咥えている物を取り上げなくてはならないシチュエーションというのが飼い主さんにはありますね。
そんな時は、犬の世界のルール違反を犯さないように・・・つまり、無理やり取り上げることは絶対にしないように注意してください。
そんなことをすれば、ワンちゃんがリーダーである飼い主さんに
「なんて横暴なリーダーなんだ!!」
と、不信感を抱いてしまうかもしれません。
そうならないために、ぜひとも「アウト」のコマンドを覚えさせるようにしましょう。
「オスワリ」や「フセ」と同じように、「アウト」のコマンドを出されたら、ワンちゃんが口に咥えている物を出すことを覚えてもらうんです。
前回のブログでお話したような状況だったボスにわたしたちが教えたのは「アウト」のコマンドだったというワケです。
※「アウト」でも「出せ」でもコマンドは自由に決めてください。
では、口に咥えている物を取ろうとすると恐ろしい形相で咬みつこうとしてくるようなワンちゃんに、どうやって「アウト」を教えればいいでしょうか?
その方法は長くなるので次回のブログでお話しまーす!
<今日のPetHotel11!>
Nちゃん&としお「お庭!お庭っ!!」
ハイハイ(-_-;)
お庭に出ると早速追いかけっこ♪
ワーイワーイ♪
「待つです~~~!」
キャッキャ♪
ジャーーーンプ!!
楽し気に追いかけっこをするふたりを尻目に・・・
ナツ&チャコの女子ふたりは
何か見つけたみたい!
チャコ「ナツ~、それなあに~?」
ナツ「モグラさんの穴よ!」
モグラさんの穴には興味がないふたり(笑)
オリャオリャーーーっ!!
ピョヨヨ~~~ン!!
Nちゃんに自分の上をジャンプされても
一心不乱にモグラさんの穴をクンクンするナツ
(;・∀・)
としお「Nさん、受けて立ちますよ!」
「それにしてもナツさん・・・
いつまでモグラさんの穴を調べているですか?」
Nちゃん「ねえ~~~?!」
Nちゃん「ホラ、ピンクのボール♪ほしい?」
いりませーーーん(笑)
Nちゃん「チェッ・・・欲しがってくれなくちゃ
つまんないわ~~~」
いつも「どんくさい」だの「胴長短足」だのと
ケチョンパンに言われているボスなので・・・
たまにはカッコイイ勇士を
みなさんに見てもらおうね~!
タッタッタッタ・・・・
さあ、ボス選手・・・この短い脚で
お腹をこすらずにジャンプできるのかーー?!
短い短いっ!!(脚が)
ながーーーーーい!!(胴が)
見事にジャンプ成功ですっ!!
(鳴りやまぬ喝采←うそ)
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