2019年2月24日日曜日

臆病でおとなしい犬がなぜ赤ちゃんに噛み付いたか?②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





前々回ブログのつづきです。


【個人的な見解①】


●考えにくい理由


悲しい事故を起こしてしまったゴールデンが、一体どうして女の子に噛み付いてしまったのか、本当のところはわかりません。

当然、これから書くことは単なるわたしの憶測でしかありませんので、違うご意見もあるということを前提にお読みください。


◇「赤ちゃんを捕食対象だと思った」


この意見に関しては、かなり可能性が低いと思っています。

犬が獲物とみなして噛み付く時は、一撃で相手の急所を狙って仕留めようとするのが普通だからです。

でも、女の子は病院に救急搬送されて2時間後に出血死したそうですから、ゴールデンに致命的に相手の息の根を止めようという意思はなかったように思っています。

だいたい、ご家庭で大切にされているワンちゃんは栄養が足りているため、本能的に生き物を襲う可能性は非常に低いですね。



◇「赤ちゃんをオモチャと間違えて咥えた」


この説も、あまり可能性が高いとは思っていません。

亡くなった赤ちゃんは、それまで何度か祖父母の家を訪れていたそうです。

もしオモチャだと勘違いしたのならば、それ以前にもゴールデンはかなり赤ちゃんに興味を示して咥えようとしたはずだと思うんです。

そのようなことがあれば、飼い主ご夫妻はきっと赤ちゃんを不用意にゴールデンの前でハイハイさせるようなことはされなかったのではないでしょうか・・・



◇「そっちへ行ってはいけないと教えようとした」


よく、母犬があらぬ方向へ向かおうとした子犬を「コラコラコラコラ」と咥えて連れ戻すように、ゴールデンもハイハイする赤ちゃんに


「そっちへ行ってはダメだよ」


と教えるために咥えたところ、力加減を誤ってしまった・・・という説ですが、報道が正しければ、赤ちゃんはゴールデンがいる方に向かってハイハイしていたようなので、これも違うでしょう。



●考えられる要因


わたしは、今回の事故の要因は次のようなことだったのではないかと勝手に憶測しています。

①ジェラシー

②距離感と関係構築

③ゴールデンの忍耐強さ



◇ジェラシー


それ以前にも何度も赤ちゃんと会っていたというゴールデンは、赤ちゃんが飼い主さんご夫妻にとって大切な存在であることを、ご夫妻の態度から十分理解していたと思います。

可愛い孫に目を細め、抱っこしたりあやしたりする飼い主さんの姿を何度も見ていたゴールデンは、赤ちゃんの存在に飼い主さんの愛情を奪われたように感じて嫉妬した可能性は高いですね。

特に、赤ちゃんがいない時には褒めてもらえるような動作をしても、赤ちゃんにばかり注目して飼い主さんが気づいてくれなかったり、ふだんは叱られないようなことで


「コラ!赤ちゃんが起きちゃうででしょ?!ドタドタ走らないで静かに座っていなさい!」


なんて叱られたりしたら、ジェラシーはますますひどくなるかもしれませんね。

(もちろん、そんなことを飼い主さんがしていたかどうかは全くわかりませんが・・・)


次の動画は、ぬいぐるみを可愛がる飼い主さんに、愛犬のゴールデンが嫉妬する様子です。






ただ、事故を起こしたゴールデンが、単なるジェラシーだけで赤ちゃんに噛み付いたようには思えません。

だって、それ以前に何度も赤ちゃんは祖父母の家に訪れていたのに攻撃的な態度を示さなかったんですからね・・・



●ゴールデンの忍耐強さが仇に?


わたしの勝手な憶測はつづきます。

ゴールデンが、赤ちゃんに対するジェラシーをもっと表に出していたなら、もしかしたらこの事故は防げたのではないか?と思っています。

もうひとつ、動画をご覧ください。

次の動画は、やっぱり嫉妬する犬の動画ですが、ジェラシーから来る不満をハッキリと表明しています。





この動画に出てくる犬のような行動を、今回事故を起こしてしまったゴールデンが以前から赤ちゃんに対してしていたなら、飼い主ご夫妻は不用意に赤ちゃんをゴールデンに近づかせたでしょうか・・・?


最初に観ていただいた動画に登場したのは、偶然にもやはりゴールデンですね。

動画のゴールデンは、飼い主さんがぬいぐるみを可愛がっている時、飼い主さんの気を引こうとして前脚を出したり、飼い主さんとぬいぐるみの間に割って入ろうとしたり、あるいは不平を言うように鼻を鳴らしたりといった意思表示をひとつもしていませんね?

見ようによっては、飼い主さんがぬいぐるみを可愛がっていることにまったく関心がないかのような顔で無視していますが、その間ずっとこのゴールデンはジェラシーをグっと抑え込んでガマンしていたのでしょう。

わたしには、このゴールデンの忍耐力が仇となって、予告なしに突然ぬいぐるみに襲いかかるという行動に出てしまったように見えて仕方がないのです。



わたしが勝手に憶測している要因の3つ目”距離感と関係構築”は、そんな状態にあったゴールデンが赤ちゃんに噛み付く”引き金”となった要因ですが、長くなってしまうのでまた次回にお話させてください。





<今日のPetHotel11!>

朝の海岸さんぽ♪


Pくんは砂浜の感触がとっても気に入ったみたい!


Mちゃんは本当にお散歩が上手だね!


あ!お庭番、お出かけするの~?


どこに行くの~~~?!


行ってきまーす!!
お料理番といい子で待っててね~~!


Mちゃん「行っちゃった・・・」
としお「行っちゃいましたねぇ」


としお「追いかけるですっ!!」
Mちゃん「無理だよ~~~~」


Mちゃん「いつ帰ってくるかなぁ・・・」
ナツ「そのうち帰ってくるわよ~」


Pくん、大人気だね!(^_^;)

Pくん「迷惑なんだけど・・・」


チャコ「え?迷惑なの?」
Pくん「あ・・・いえ・・・」


としお「めいわくってなんですか~?」

Pくん「いや・・・なんでもないよ(汗)」


Pくん「はあ・・・お料理番、たすけて~~!」

助けるって?


Pくん「抱っこ~~~~」

抱っこか・・・(-_-;)


Mちゃん「ねえねえボスくん、
一緒にあそぼっ♪」

ボス「えーーどうしよっかなぁ・・・」


ボス「ん?よく見るとMちゃんって・・・」
Mちゃん「なあに~?」


ボス「カワイイねぇ~~!」


ボス「よかったらボクと・・・」

Mちゃん「やめてっ!!」


Mちゃん「乗らないでよね~~~~」


ボス「フラれた~・・・」

あたりまえだっ!(-_-;)


Mちゃん「としお、ボスがワタシにちょっかい出したら
ワタシを守ってね~~!」

としお「わかったです~!」


ボス「そ~~~っと・・・」

Mちゃん「ちょっとっ?!」


Pくん「うわぁ・・・どうなっちゃうんだろ~~?
(ハラハラ)」

『家政婦は見た!』かー?


ボス「ちょっとくらいいいじゃないかー!」

Mちゃん「よくないっ!!助けてとしおー!」

としお「はっ!!!」


としお「ボスさーん、やめるです~~~!!」

ボス「う・・・」


としお「Mちゃん、イヤがってるですよ!!」

Mちゃん「としお、ありがと~♪」


ボス「チェッ なんだよ~、としおなんか
まだ子供のくせして・・・」


ナツ「ボスって・・・ホント・・・(以下自粛)」


としお「チャーーコさんッ♪」

チャコ「なあに、としお?」


としお「遊んでくださ~い(アガアガ)」

チャコ「イタタタ・・・」


チャコ「コラッ!!」

としお「キャッ・・・」


チャコ「としおはもう体が大きくて
歯も生えたんだから、あんな風にガジガジ
したら痛いでしょ?!」

としお「ごめんなさいです~・・・」


としお「じゃあ、手ならいいですか?」


チャコ「手もだめっ!!!」

としお「はぁ~~~い・・・」


としお「じゃあココ、カジって我慢します~」

チャコ「それでよしっ!!」


ボス「ヤーイ!としお、チャコに怒られた~~♪
いい気味だ~~~!」


ナツ「ボス・・・どんだけおとなげないんだ?」


Pくん、お泊り頑張ったね!
また遊びにおいでね~(*^_^*)


キャバリアのIくんがお泊りに来てくれたよ!

Mちゃん「あら、新入りかしら?ヨロシクね!」

Iくん「え?新入りはそっちでしょ?」


午後のおさんぽ

Iくん「Mちゃん、海岸さんぽは初めてですか?
ボクが教えてあげましょーか?」


Mちゃん「何言ってるの?!
キミ、新入りでしょ?!」

IくんもMちゃんも初めてのお泊りじゃないから
どっちもおんなじだよ~~(^_^;)





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