2018年8月3日金曜日

今日のPet Hotel 11!

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




現在、食糞問題についてのシリーズ途中ですが、お庭番が所用により外出していたため、記事はお休みさせていただき、<今日のPet Hotel 11!>のみとさせていただきます。

悪しからずご了承くださいませ~m(__)m





<今日のPet Hotel 11!>

オテンバNちゃん参上ーーー!!

仲良しのHくんとの再会に、
ふたりとも大ハシャギ♪

さっそくワンプロ
はじまったはじまった(笑)

お部屋で涼みなさーい!ってオムツ履かせたのに
なかなか入りません(-_-;)

やっとお部屋に入ったけど・・・
今度はPくんも一緒になってドッスンバッタン
追いかけっこ(;'∀')

オセロアフロコンビ

Pくん「その枝・・・ボスが大事にしてるヤツだよ~」
Nちゃん「へーきへーき、気づいてないも~ん」
ボス、うしろうしろ!!

ぜんぜん気づかないボス

Nちゃん「見てみてー!ワタシに寄りかかってるのー♪」

ボス「ねえ、Nちゃん!もしかしてボクの枝・・・
バラバラにしちゃったのキミ?」

Nちゃん「・・・・しらなーい」
ボス「ジィーーーーー」

Hくん「実は犯人はボクなんでしたー」

見学にきてくれたグレーハウンドのGくんと・・・

琉球犬MIXのAくん

面談を眺めていたみんなは
だんだん飽きて・・・ZZZ・・・

ZZZ・・・・

面談の当事者も
ZZZ・・・・
初対面で寝れるくらいなら安心だねー(笑)

可愛がっていたリクガメのヨッシーが
本日朝、亡くなっていました。
23才でした。
お庭に埋めて、犬たちに掘り返されないように
古いケージのパーツを乗せてガードしました。

本当に可愛くていい子でした。

ヨッシー、ずっとずっとありがとう。
本当はキャベツ畑に埋めてあげたら喜んだのかなー・・・












2018年8月2日木曜日

ナゼ オマエ、ウンチ タベル?【食糞問題】①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




今回は、食糞についてのお話です。

つまり、ウンチを食べちゃうワンちゃんですね。

そのため、この手のお話が苦手な方はご注意くださいね。


【ウンチを食べるのはフツーのこと?】


●多くの飼い主さんが悩んでいる


前回のテーマ「ウチの犬、フツーですか?」にも出てきた愛犬の食糞問題。

ご自分の飼い犬がウンチを食べるシーンを目撃したことがない飼い主さんにとってはアンビリーバボーなことかもしれませんが、食糞問題は「犬の問題行動」の相談件数ランキングがあったら、必ずや常に上位ランクインするくらいのスタメン問題です。

Pet Hotel 11!のお客様ワンちゃんの中にも、「ウンチを食べちゃうんです」っていう子はけっこういます。

ここで出てくる疑問は・・・


・けっこういるらしいけど、実際どのくらいの子が食糞しちゃうの?

・ウンチを食べる理由は?

・ウンチを食べないようにするいい方法はないの?


ということです。


では、この問題に関する具体的な調査結果を見ていきましょう。


(参考サイト:Wiley Online Library
”The paradox of canine conspecific coprophagy”



●食糞する子はどれぐらいいる?


犬の食糞問題をホンキで調査してくれた人がいます。

「Dr.ハートの動物行動学入門」の著者、ベンジャミン・L・ハート氏です。





ただし、北米の飼い犬を対象としたアンケート調査なので、日本の犬にもまったく同じ数字が当てはまるとは限りませんが、かなり参考になる情報です。


調査期間は2010年~2011年。

調査対象は、ランダムに選んだアメリカとカナダの犬の飼い主1552人です。

(実際には子犬のウンチをきれいにする母犬を除外した1441頭の犬たちの調査になりました)


その結果は次の通りです。


Q)愛犬が、自分または他の犬のウンチを食べるのを見たことがありますか?


1度も見たことがない    76.9%

1~5回見たことがある    7.1%

6~9回見たことがある    3.3%

10回以上見たことがある    12.7%


この数字を見て、ご自身の愛犬がウンチを食べてしまうという飼い主さんはショックを受けられたかもしれません。


「えええー?!ほとんどの子がウンチを食べないってことね!

やっぱりウチの子っておかしいんだわ!ワーンワーン( ノД`)」


いえいえ、わたしはむしろこう思います。


「4頭に1頭はウンチを食べるってことね!・・・ってことは、やっぱりけっこうフツーぢゃ~ん♪」



●食糞をする or しないに関係ないこと


更にハート氏のアンケートでは、食糞する犬に何か共通の背景があるのではないかと、アンケート結果を様々な角度から解析していますが、その結果、次の項目は食糞とは直接的な関連性がないことが判りました。


・オス or メス
・不妊手術の有無
・年齢
・母犬からの離乳時期
・トイレットトレーニングが簡単だったかどうか
・分離不安、攻撃行動、破壊行動、無駄吠えなどの問題行動がみられるかどうか
・フードの種類(ドライ or ウェットなど)


特に最後の3項目などは いかにも関係がありそうな気がしますが、まったく相関関係がないことが明らかになったんですねー!


そして、食糞に関連性がありそうなのは、ちょっと意外な次の項目でした。



●食糞頻度との関連因子だと思われるもの


・食への執着が強い(食いしん坊ってことね)

・テリアグループとハウンドグループ(アメリカンケンネルクラブの分類で)

・シェルティ

・多頭飼育(2頭以上を飼育している)

・土や猫の糞を食べる子


この結果を見て、まずわたしが言ったセリフは


「おい シェルティ~~~!!」


でした(笑)

アンケート調査に協力した犬のうち、シェルティーは27頭いたそうですが、そのうち実に41%の子が食糞していたそうです。

唯一、名指しされてしまったシェルティーさんは

「2頭に1頭くらいはウンチムシャムシャネ~♪」


という結果が出てしまいました( ´艸`)



ただ、みなさんも同じように感じられたと思いますが、食糞する子の共通点って、かなり・・・


ふわっ・・・としてる (-_-;)


強いて言えば、多頭飼育の犬に食糞行動が多くみられるというのは、何かヒントになりそうですね。


なんとなく、わたしたちがアレコレ深く考えているような原因とはまったく違って、単純に


食いしん坊の子はなんでも食べちゃうし、食いしん坊の子が多頭飼育されていれば、なおさら なんか食べられそうなモノが落ちていたら他の子に盗られまいと喰っちゃう!!


っていうだけの結論だったりして・・・(;'∀')



●よく言われている食糞の理由


よく、インターネットで犬の食糞の理由が色々と挙げられていますね。

たとえば、


・健康上の問題

・栄養不足

・ストレス

・欲求不満

・アレルギー体質との関係


など・・・


けれども、どうやらこのアンケート調査結果を見る限り、少なくとも次のようなことがハッキリしたのではないでしょーか?


「食糞は、4頭に1頭くらいの割合で、けっこう多くの犬がしている行動で、理由もフワッとしているので、さほど心配する必要はないんじゃない?」


ってことです。

もちろん、例えばお腹に寄生虫がいたりして、食べた栄養をちっとも吸収できないようなワンちゃんが、一種の飢餓状態になっていて、仕方なく食べたくもないウンチをも食べてしまっている・・・というような事例もあります。

ですから、健康チェックはしっかり行う必要がありますけれども、そういう子は食糞するしないに関わらず、食べてもどんどん痩せていくのでさすがに飼い主さんも気づきますよね~。



思うに、食糞に関して飼い主さんを不安にさせるようなことを書いているサイトのほとんどは、最終的にサプリや食糞防止グッズの販売サイトであることが多いです。





そこで、次回は「食糞の理由」と「食糞を防止する方法」について、宣伝ではなく ちゃんとした研究者たちの見解をお話したいと思いまーす!






<今日のPet Hotel 11!>

朝の海岸さんぽに・・・
家政婦のPくん現る!!

んなわけないぢゃーん?!

Rちゃん、おばあちゃんだけど、
お散歩ルンルンで歩いたね!

ウリくんがいつになくおとなしいのは・・・

黒柴Hくんが怖いから(笑)
首輪をつけるまで、とにかく喜んで逃げ回るので
捕まえるのが大変だったよ(-_-;)

確保ーーー!!
Hくん「捕まっちゃった・・・」

Hくんは、強面だけど
お鼻に葉っぱをつけてたり・・・

自分の影に敬礼したりと、かなりの
オトボケさんで、ちっとも怖くないんだけどねぇ~(笑)
とにかくウリくんは黒柴が大の苦手みたい

一方コチラは「苦手」がほとんどないSくん
ヒタヒタヒタヒタ・・・
Hくんのストーカーになってます(笑)

Rちゃん「ワタシは放置かーーーい!!」

ウリくん「じゃあRちゃん、ボクと仲良くしようよ!」
Rちゃん「ふんっ別にいいけど~・・・」

ウリくん「あ、センパイ!」

ウリくん「どーぞお先に」
Sくん「そう?悪いねぇ~!」

Sくん「ウリくん、Hくんはとってもいい子で怖くないよ」
ウリくん「わかってるけど、放っておいてー!」

Rちゃん、とっても楽しかったよ♪
元気で長生きしてねー!!また待ってるね(^▽^)/

Sくん&Rちゃんも、また遊びにおいでねー!
「ヒーーーハーーーーッ!!」

匿名希望
この子は・・・ウンチを食べまーーーす(笑)

ナツ「ぜんぜん匿名になってないぢゃん!」









2018年8月1日水曜日

ウチの犬、「フツー」ですか?②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




前回ブログのつづきです。


【「フツー」よりも大切なこと】


●「フツー」かどうかは誰が決める?


考えてみれば、自分の愛犬が「フツー」かどうかを他人に訊くのは滑稽な気もしますね。

でも「フツー」というのが「多数派」と同義語である以上、それは当然のことでもあります。


高校生の時、わたしのクラスメイトの一人に、常にお財布に5万円入っている子がいました。

彼女がいくら使ってもご両親が補充して常に5万円・・・

当時、わたしが通っていた学校は校則でバイトを禁じられていた上に、毎月のお小遣いは数千円程度だったので、当時のわたしは心底


「なんて羨ましいーーー!!」


と悶絶したものです。

当然、彼女の事例は特殊も特殊、大特殊(←?)なんですが、当の本人はそれがフツーだと思って育っていたために、彼女はわたしたちのカツカツのお小遣い事情にむしろカルチャーショックを受けて


「えええーーー?!みんな一体どうしているの~?」


ときたもんだっ!!ど~もこ~もないやいっ(フンガッフッフ)


・・・とまあ、自分や自分の家庭、ペットが第三者の目から見て「フツー」すなわち「多数派」かどうかは、他人に訊かなきゃわかんないよってことですね。



●フツーじゃなかったら?


では、他人にジャッジしてもらった結果、どうやらうちの愛犬は「フツー」とはちょっと違うらしいぞ・・・ってことになると、飼い主さんはどういう気持ちになるんでしょうか?

きっと、それが例えば


金粉入りのウンチをする

世界中の国の首都を言える


とゆーよーなことであれば、「ヨッシャー!テレビ局に電話したろ♪」

みたいな感じになるかもしれませんし、


ご飯の前に「マテ」をしてそのまま外出すると帰ってくるまで待っている

人間用のトイレで便座にまたがり、失敗なく上手にオシッコする


といったことなら、「ハハハ、ウチの子って天才犬~~~!」と誇らしく感じることでしょう。


けれども、先述したような


・食糞する(ウンチを食べちゃう)

・早食い


・落ち着きがない


・小食(小飲)


・臆病


・無駄吠え


といったような内容に関して、その程度や頻度が「フツー」じゃないと言われてしまった場合、飼い主さんはたちまち不安な気持ちになってしまいますね。

逆に、上記のようなことがあっても


「その程度のこと、ウチの子もよ~!ほとんどの犬がそうだよ~」


などと言われれば「嗚呼よかった♪」と安堵するのが飼い主さんの心理なんでしょう。



●自分の理想と他人の意見


でも・・・

ご自分の愛犬なのですから、あまりにも他人の評価や意見を気にしすぎると、実際にはしなくてもいい心配に神経を擦り減らすことになってしまうかもしれません。

楽しかった愛犬との時間が楽しくなくなってしまうようでは、実に勿体ないですね。

そこで、こんな風に考えてみてはどうでしょうか・・・


一番大事なのは「多数派」か「少数派」ではなく、実際に飼い主さんとワンちゃん自身にとって「困ったこと」なのか、そうでないかってことのはずです。

たとえ、愛犬の行動が一般的ではなかったとしても、それによって何の問題も生じていないのであれば構わないという考え方もあります。

逆に、愛犬の行動はごく一般的なものだったとしても、飼い主さんにとってはその行動がどうしても許せないという場合もあるでしょう。


ですから、まずはご自身が愛犬にどうあってほしいのか?ご自分の気持ちに正直になって考えてみてください。


「最低限、こんな風になってくれないと困る」


ということから、


「理想を言えばこんな感じの子になってほしいな」


ということまで具体的に・・・



一方で、ご自分の希望とは別に、他人の客観的な意見にも耳を傾けてみましょう。

他人の意見は、振り回されるべきものではありませんが、決して無駄なものでもありません。

なぜなら、愛犬の「フツー」とはちょっと違う部分は、もしかすると隠れた病気のサインかもしれませんし、現在は困っていなくても将来的に大変困ったことになる可能性を含んでいることもあるからです。


早めに受診すれば助かるけれど、放っておくと命に係わる病気になるかも・・・

今のご自分の年齢とワンちゃんの年齢ならばOKだけど、歳を重ねたら困るかも・・・

今の年収をキープできていればOKだけど、収入が減ったら・・・

今の住宅事情ならOKだけど、引っ越したら・・・

もし自分が事故で死んでしまった場合、このままの状態だと引取り手が見つからず殺処分になってしまう可能性が高いかも・・・


というようなことですね。


そういうことを、冷静に考えてみて、


「ウン、ウチの子はどうやらかなり他の子とは違っている少数派のようだけど、別に今のままで一向にかまわないや~♪」


と思えたら、それで十分ではないですか。



●いずれ、人間が決める「フツー」


一番残念に感じるのは、他人の評価によって「フツー」じゃないと言われた愛犬に落胆した飼い主が、愛犬の飼育を放棄してしまうことがしばしば起きていることです。


「こんなはずじゃなかったのに・・・」


ということですね。

「こんなふう」にしてしまったのは他でもないご自身かもしれなくてもです・・・


そのようにして放棄された多くの犬たちが、新しい飼い主に巡り合うための十分な時間を与えられることもなく処分されていくんです。

あまりに身勝手な、人間が決めた「フツー」の基準によって・・・



●フツーじゃなかった自分


今回、なぜこんなお話をしたかというと、わたし自身が子供のころ、とても世間一般から見て「フツー」とはいえない子だった自覚があるからです。


夜、母親に叱られて真っ暗な外に放り出され、玄関にカギをかけられてしまったりすれば、


「ママぁ~ ごめんなさぁ~~~い!!」


と泣き叫ぶのが、可愛い「フツー」のお子さんってもんでしょう。

ところが、現在ではこんなにも可愛いわたしですが(←?)幼きころのお庭番ときたら


「ヤッタネッ 追い出された~!ホレーーイ♪」


とガッツポーズで暗闇の中、遊びに行ってしまい、挙句 心配した母親が真っ青な顔をして辺りを探し回る・・・という「フツー」じゃない子供でした。

(そして何故か、自分は何も叱られてもいない兄がオロオロと泣いてしまうとゆー・・・)


もしも、わたしがどこかのお宅の飼い犬だったなら、飼い主さんによってはすぐさま


「反抗的で可愛くないフツーじゃない犬」


として処分されていたのかもしれないなぁ・・・


と、そんな風に考えて悲しくなってしまったのです。



もし、どうしても他人が決めた「フツー」だけが気になって、それに囚われてしまう恐れがある人が犬を飼うのなら、わたしはAIBOを強くお勧めしたいでーす!




さて、次回は今回のお話にも出てきた「食糞」について考えてみたいと思います。





<今日のPet Hotel 11!>

Rちゃんの、このはじけるような笑顔の理由は・・・

便秘の解消(笑)

ヨーグルトのお陰で
いいウンチ出たどーーーーーっ!!
(海に叫ぶ言葉としてどーなんだろう?)

超ルンルン♪(笑)

こちらもルンルンのCくん

「オイデー」って言うと、ドラマのワンシーンのように
走ってくる

初日のオドオドガルガルからは想像がつかない姿だね(笑)

初対面のワンちゃんと仲良くなるのも早くなったね!

また遊びにおいで。待ってるよー!
Cくん「うん、またくるね~」

チャコ「このスロープに寝っ転がるのって
けっこう気持ちイイんだけど
ナツとワタシ以外だーれもしないの」

チャコ「Sくん、やってみない?」
Sくん「・・・・うん、今度ね~」

チャコ「絶対よ、約束よ!!」
Sくん「う・・・うん」

Rちゃん「なんでやねーーーーん?!」

(Rちゃんの反応は正しい)

ボス「見慣れないヤツ・・・誰だっ?!」

ガオーーーーーッ!!
(台風の日に飛んできた木の枝だよ~~ 笑)

イヤイヤお部屋から出てきて、日陰から一歩も動かない
ナツ・・・・(笑)