2019年3月27日水曜日

予防接種の直後に・・・(ゾっとしたお話)①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。






【予防接種の2日後に・・・】


●涙の訴え


先日のことです。

ワンちゃんたちを連れて、いつものように朝の海岸さんぽに向かう途中のことでした。

ご近所にお住まいの超小型犬Nちゃんの飼い主さん(以下Nちゃんママ)とバッタリお会いしました。

いつもなら、ニコやかに挨拶して颯爽とお仕事に向かわれるNちゃんママが、その日はわたしの顔を見るなり、ただならぬ様子で走り寄って来て、次のように仰いました。


「一昨日、Nが予防接種の注射をしてきたんです。

その後、様子がおかしくなってしまって、ぜんぜん元気がないんですっ!!」


美しいNちゃんママのお顔はみるみる苦悩にゆがみ、可哀想なNちゃんママはついに少女の様に泣き出してしまいました。



●Nちゃんの様子


お話の概要は次のようなことでした。


・2日前の午前中にNちゃんを動物病院に連れて行き、8種の混合ワクチンを接種してもらった。

・それから1時間ほどしてNちゃんの様子がおかしくなった。

・予防接種をしてもらった獣医さんの午後診療に連れて行って相談すると、『接種後で多少だるさを感じることはあるので様子を見てください。』と言われた。

・けれども2日経っても状態は変わらない。次の症状がみられる。

・Nちゃんの具体的な症状はつぎの3つ。


<虚脱> グッタリしていること

<振戦> 体がリズミカルにふるえること

<歩行困難> うまく歩けない様子


Nちゃんママにお話をきいて、わたしは胸がザワザワしました。



●ザワワの理由


イヤな予感で胸がザワついた理由はいくつかありました。


◇負担が大きすぎる


Nちゃんが受けた混合ワクチンが8種だということでしたが、Nちゃんはちっちゃなちっちゃな超小型犬なんです。

あんな小さな体に1度に8種類もの病原菌を入れること自体、とても危険なことだと感じました。

特に、8種の中には必ず含まれているレプトスピラアのワクチンは、


・接種しても抗体が数か月でなくなってしまうので、そもそも1年に1度の接種では感染症を防ぎきれない。

・型がいくつもあり、たまたま接種した型が合っていなければ他の方のレプトスピラ症になってしまう。

・重篤な症状から死に至るケースもあるが、無症状のまま治ってしまうこともあり、万一感染しても、すぐに獣医さんに連れて行けば抗菌薬の投与で治るケースがほとんど。


などの理由から、個人的には1年に1回の接種は必要ないと考えています。
(居住環境にもよりますが・・・)

レプトスピラ症に感染しているネズミなどの動物の尿を舐めるなどして感染するため、多くの症例は洪水の後の泥水や水たまり、河川のキャンプなどといった、汚濁した水を舐めることによって起きています。

そのため、年に1回予防接種をするよりも、汚い水たまりに愛犬を近づけないよう気を付け、河川などに遊びに連れて行く時には必要に応じて予防接種をすること、愛犬の体調が悪そうならすぐに獣医さんに連れて行くことの方が合理的だと思っています。

副作用のリスクを考えると、特に体の小さなワンちゃんの場合、ワクチンは必要最低限の頻度で必要最低限の種類にしてあげた方がいいのではないか・・・というのが個人的な意見です。


Nちゃんは、昨年も混合ワクチンを接種していましたから、中1年で8種のワクチンを接種したことになります。

これは、超小型犬のNちゃんにとっては過剰摂取に感じました。

症状から、すぐさま命にかかわるようなアナフィラキシーショックではないものの、ワクチン接種のすぐ後だっただけに、やはり副作用を疑うのが普通だと思いました。

後遺症が残るようなことがなければいいけれど・・・とカワイイNちゃんの顔を思い浮かべながらわたしたち夫婦もウルウルしてしまいました。


ちなみに・・・

混合ワクチンの中で、ぜひとも接種しておきたいコアワクチン3種(ジステンパー ・ パルボ ・アデノ)でさえも、WSAVA(世界小動物医師会)は3年以上間隔を開けて接種することを推奨しています。

日本では年に1回接種が当たり前のようになっていますが、そうした日本の常識は世界基準では非常識・・・明らかに過剰摂取になるということを知っておいてください。



◇不信感


もうひとつ、胸がザワついた理由がありました。

それは、Nちゃんが予防接種を受けた獣医さんについてです。

獣医さんだって人間ですから、診断を誤ることだって失敗をすることだってあることは解っています。

でも、個人的にその獣医さんをわたしはあまり信用していませんでした。

その理由は、次のような出来事があったからです。


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ある日、見学をかねた面談にお越しくださった飼い主さんに、予防接種証明書を見せていただいていた時のことです。

接種証明が数枚入った封筒状のものをお渡しいただいたわたしは、その中から最新の日付の接種証明を探していました。

すると・・・その年の春に10種の混合ワクチンを接種したという証明書を発見しました。

さらに・・・同じ年の数か月後に同じ病院で10種のワクチンをもう1回接種しているという内容の証明書が出てきたのです。

そのワンちゃんは既に8歳でしたので、子犬に接種するブースターではないことは明らかでした。

飼い主さんに事情を伺うと


「よく解らないけれど・・・いつも行っている獣医さんで言われるままに予防接種を受けた記憶がありますけど?

何か問題があるんでしょうか~?」


飼い主さんを責めないであげてください。

多くの飼い主さんの予防接種に関する知識はこんなもんです。

まして信頼している獣医さんに言われれば「ああそうなんだなぁ~、じゃ お願いしまーす」となっても仕方ないでしょう。


けれども、わたしはそのふたつの証明書を見てクラクラしてしまいました。

目の前にいたのは小型のシニア犬・・・皮膚疾患があるということで、確かに皮膚は赤味を持っていました。

そんな子に・・・!
年に2回も・・・!
しかも10種?!

今どき、獣医さんでは患獣のカルテを紙だけではなくパソコンで管理しているはずですから、その子が数か月前に10種の混合ワクチンを接種していることなんてすぐにわかるはずです。

にもかかわらず、なんでそんなことになったのか・・・まったく理解不能でした(怒)

特に免疫不全が疑われる皮膚疾患を持っている子に対して、過剰なワクチン投与をするなんて、わたしに言わせると言語道断!

ドロンジョ様のお仕置きだべサッ!!!(←怒りで少々頭がおかしくなっています)



●獣医さんを紹介


Nちゃんママは出勤途中、わたしはワンちゃんたちのおさんぽ中・・・ということで、あまり時間がなかったため、取り急ぎ


「予防接種をした病院では、ワクチンとの関連性がないという診断を出したがる傾向があるので、少なくとも別の病院でNちゃんを診てもらってください。

おすすめは○○先生のところです!」


とお伝えしました。

あいにくその日はわたしがオススメの○○先生の病院は休診日でしたが、Nちゃんママがダメ元で問い合わせたところ、快く診察してくださることになったそうです。

Nちゃんママはお仕事を午前中で切り上げて急いで帰宅し、午後にはNちゃんを先生に診察してもらうことができました。




さて・・・Nちゃんの診断結果はわたしの予想が及ばない内容だったのですが、長くなるので次回にお話しさせてくださーい!


以下は、以前このブログで書いた予防接種に関する記事です。

すべての飼い主さんに知っておいていただきたい内容なので、春の予防接種を愛犬に受けさせる前にぜひご一読いただければ幸いです。↓↓↓


『その予防接種、本当に必要ですか?①』


※ページ左下部の「次の投稿」をクリックすると次の記事へ進めます。
全部で10回におよぶ予防接種に関する詳細な記事です。






<今日のPetHotel11!>

朝の海岸さんぽ♪


今日もいいお天気♪


お庭遊びもお天気がいいと
みんな楽しそうだね(⌒∇⌒)


ウリだよ~~~~~ん♪


とりあえずPetHotel11!に来たら
まず、やみくもに走り回るよ~~~ん!


ウリくん「ん?キミ、新入りくんなの?」


Jくん「いや、ボクは数日前からここに
お泊りしてるけど?
キミこそ新入りなんじゃあ?」

ウリくん「あはは・・・ボクは
ここに通ってもう3年目だよ~ん♪」


ウリくん「ま、楽しくやろうよ♪」

Jくん「あ・・・うん・・・(ジィ~~)」


ウリくん「おおぅ!!グイグイ来るねぇ~~」


ウリくん「こんにちは!キミも初めましてだね♪」

Kくん「うん、よろしく~!」


ウリくん「Kくん、追いかけっこ好き?」

Kくん「・・・そうでもない」


としお&Nちゃん「ウリくぅ~~~ん!!」


としお「ウリさんウリさん、
ワンプロしましょっ♪」

ウリくん「だからボクはワンプロは
あんまり好きじゃないって言ってるでしょ?!」


としお「いいからしましょっ♪(バシッ)」

ウリ「イタタ・・・やめてよぅ~!」


オテンバHちゃんもお泊りに来てくれたよ!

Hちゃん「Rちゃんこんにちは♪
アナタっておとなしいのね」

いやいや・・・Rちゃんも結構なお転婆さん
だけど・・・Hちゃんがとびきり
お転婆すぎるだけだよ(;^ω^)


Jくん「わーい、カワイイ女の子がまた
来たぞ~~♪」


Hちゃん「ん?なによ?!
ワタシとワンプロしたいの?」

Jくん「え・・・(汗)」


Hちゃん「やろーじゃないの!
受けて立つわよ~~っ!!」

Jくん「あ・・・いや・・・
遠慮しときますぅ~~」


今日も大きなサッカーボールは
なぜかたれ耳胴長短足族に大人気(笑)


とても他の子が入る余地がありません(-_-;)


だから、ボール大好きJくんは・・・


野球ボールや・・・


テニスボールで楽しんでいるんだけど・・・

Nちゃん「あ♪♪♪」(←イヤな予感)


イタズラ大好きNちゃんにあっという間に
かっさらわれてしまいましたとさ(;^ω^)

Jくん「ご無体なあ~~~~!!」


Nちゃんが一番幸せな瞬間・・・
それは、自分が持っているおもちゃを
他の子が欲しがっている時(笑)


ウリくんが一番幸せな瞬間・・・
それは、自分のことを他の子が
必死でおいかけても追いつけない時(笑)


みんな楽しそうだねぇ~~(⌒∇⌒)


この3ワンズは入れ代わり立ち代わり・・・


ワンプロ三昧
ヘロヘロになるまでやっておりました(-_-;)


としお「お庭番さ~ん、何してるですか?」

Rちゃんのブラッシングだよ~♪
とってもおりこうにさせてくれるよ!


Rちゃん「綺麗になりましたっ♪」

一段と美犬さんになったねぇ(⌒∇⌒)


ボスをブラッシングしていると、先に
ブラッシングしてもらったKくんが

「ボクもボクもっ!」

もう終わったでしょ?


Kくん「もういっか~~い!!」

ダーメ!また明日ね~


チャコさんは・・・何してるのかな?

「ひなたぼっこ♪」


ナツも・・・

「ひなたぼっこ」

だよね~~(笑)


としお・・・ボールはかじって遊ぶ
ものじゃーないんだよ(-_-;)


みんながボールに飽きたころ・・・


Jくんは心置きなく愛するボールで
たっぷり遊ぶことができたとさ♪
よかったねぇ~(⌒∇⌒)


キミたちの電池はぜんぜん切れないねぇ~~!


午後のおさんぽ♪
オテンバ娘たち(笑)


オテンバ娘たちにすっかり押され気味の
Jくん(笑)


「Jくんったら、ワタシのことは
積極的に追いかけてくるくせに~」

Rちゃんは「いや~ん」って逃げるけど
「やめてっ!!」って怒らないもんね~
(o^―^o)


Kくん「Fくん、キミ、今日帰っちゃうってホント?」


Fくん「うん、お母さんがお迎えに
来るんだよ!」

Kくん「そっかあ・・・寂しくなるよ」

Fくん、元気でね!また遊びにおいで~♪


Rちゃん「ウリさんももう帰っちゃうの~?」

ウリくん「うん!でもボクまた
きっと来週も遊びにくるよ♪」


初対面で意気投合したふたり

またいつか、一緒に遊ぼうね♪


としおは海岸で紐を見つけて・・・


「たのしすぎです~~~~♪」


としお「連れて帰るですよ~~~~♪」

としお・・・それは置いて行って(-_-;)


ボス「あのさあ・・・どーでもいいけどボクね、
としおは大きくなりすぎだって思ってるんだよね」

ナツ「たしかに・・・・」






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