【あらためて犬たちの個性について考える】
●犬種ごとの特徴
みなさんはインターネットや書籍でご自分の愛犬と同じ犬種について調べたことはありますか?
・飼い始めるとき
・なんだか体調が悪そうだと心配になったとき
・なんでこんなに落ち着きがないの?なんでこんなに吠えるの?などと困惑したとき
・・・など、一度は調べてみたことがある飼い主さんが多いのではないでしょうか?
多くの犬種は、人間が様々な用途に適した姿形や性質を意図的に選択的交配をして作り上げてきた歴史がありますから、確かに犬種ごとの特色というのはあります。
●ちなみに・・・
またお話が横道にそれちゃって恐縮ですが・・・
ちなみに、この選択的交配は今でも続いていて常にアップデートされています。
例えば、少し前までの我が国では、犬を飼う一番の目的といったら
「そりゃ、番犬に決まってますがなっ!!」
という感じでした。
そのため、たとえば柴犬だったら・・・
『家族以外の人には決して懐かず、大きな声でよく吠える柴犬』
の方が人気がありましたから、当然ブリーダーたちはそういう気質の柴犬を好んでかけ合わせていました。
けれども時代は変わり、今や番犬として犬を飼う人よりも”家族の一員”としてだったり”可愛がる対象”として犬を飼う人の方が圧倒的に多くなりましたね。
そうなると、お客様がおうちにいらした時にガウガウ恐ろしい顔で挑みかかったり、お散歩中にやたらと他のワンちゃんや飼い主さんに歯を剥いたりする子だとチト困る・・・
ってことで、ブリーダーたちが好んで交配する柴犬は、気性が穏やかで人懐っこくあまり吠えないという特徴を持つ個体に変化しています。
そういえば、最近は平気で頭をナデナデさせてくれる柴ちゃんが増えた気がする・・・って思いませんか?
柴犬以外の犬種でも、 外飼い→室内飼い が主流になったことから、抜け毛が少ない個体や体の小さな個体を選択的に交配するようになったり、特定の病気にかかりやすい犬種の体質改善を目的とした選択的交配に取り組んでいるブリーダーさんもいます。
●”一般化”と”思い込み”
お話を本題に戻しまーーす!
犬種ごとの特色を知っておくことは、いいことです。
例えば、
・自分の飼っている犬がどういう病気にかかりやすいかを予め知っておけば、予防措置を講じることができます。
・その犬種が一般に暑がりさんなのか寒がりさんなのかを知っていれば快適な温度設定にしてあげたり衣服を用意してあげたりできます。
けれども一方で、犬種ごとの特色をあまりにも信じすぎてしまうことは、愛犬の性格を見誤ってしまったり、愛犬が持つ可能性を狭めてしまったりする危険性もあります。
”一般化”とか”カテゴライズ”っていうのは、あくまでもザックリボンヤリと物事を掴みたい時には便利な統計学的な考え方です。
「こういう傾向が強い子が多いよ~」
程度のことなので、あんまり自分の家族の一員に”一般化”された”思い込み”を当てはめ過ぎちゃわない方がいいよってコトですね。
●やっちゃいがち!
なんでこんなお話をしているかってゆーと・・・
そうとは解っていても、わたしたちはどーしても”一般化”とか”カテゴライズ”が大好きで、ついついやっちゃいがちだからなんです。
血液型や星座なんかもそうですね。
初対面の人に必ず血液型を訊く人もいるんでは~~?(笑)
きっと、血液型を訊きたがる人は、初対面の相手の情報が何もないよりは、ある程度
『自分が把握している人間の中でいうとどのタイプの人か?』
ってことを先に知っておきたいんだと思うんです。
それによって、踏みたくもない地雷を踏んでしまわないように話題を選んだり・・・といった傾向と対策が瞬時にできる感じがして安心するのかもしれません。
でも、その相手と付き合いが深くなって相手のことをよく知るにつれて、
「アナタって、O型のくせに意外と繊細なのね~~~!」(←言い方がそもそも失礼ですよ?)
みたいなことが解ってきます。
更にそれが家族になると、血液型による性格や特徴なんかよりも、目の前で一緒に暮らしている家族の性質だったり、その日のコンディションだったりの方が重要な情報になりますね?
でも・・・
愛犬に関しては、どうしても種が異なることや会話が成立しないことなどから、”一般化”された”思い込み”から飼い主さんが抜け出すことができずに、間違った”決めつけ”をしてしまうことが多いように感じています。
偉そうにこんなお話をしているわたしも決して例外ではありません。
例えば、面談のご予約を受け付ける際には必ず犬種を伺うのですが、
「キャバリアです」
という情報を事前に聞かされていたとすると、わたしは面談当日、無意識に
「さて・・・オドオドビクビクした屁っ放り腰の子が来るよ~ん」
と頭のどこかで思ってしまっていたりします(-_-;)
でも、当たり前ですがそれが当たっていることもあればハズれていることもあります。
更に、実際にお預かりして数日一緒に過ごすうちに、まったく違う新しい発見があったりもします。
このお仕事をしている中で、たくさんのワンちゃんたちとの出会いの機会が増えれば増えるほど、いわゆる”犬種ごとの一般的な気質”とはまったく違っている子があまりに多いことに気づかされるんです。
さて・・・・
今回、なぜこんなテーマを選んだかってゆーとですね、先日あるテレビ番組を見ていて
「へぇえええ~~~!!」
「な~~るほどねぇ~~~」
「確かにねぇ~~~」
って思ったからなんです。
実は犬のお話ではなくて、人間のお話なんですが、そのお話はわたしたちの”思い込み”や”先入観”がいかに当てにならないか?がよーく解るお話だったんです!!
長くなるので、それはまた次回にご紹介させていただきまーす(*^_^*)
<今日のPetHotel11!>
※なんと・・・大事なお仕事道具の一眼レフが・・・レフが・・・
ハードな使用に耐えきれず故障してしまいました(ToT)
現在入院中です。
レフちゃんがあまり高額な治療費を必要としないで
早く元気に復活してくれますように(南無~~♪)
・・・というわけで、本日から少しの間、お写真は
デジカメ撮影のものになりまーす
朝の海岸さんぽ♪
地球みっけ!!
ボス、アゴ外れるからやめなさーい(-_-;)
としお「ボスさん、いいお天気ですね~♪」
ボスはさっきの地球(ボール)のことで
頭がいっぱい・・・(^_^;)
ナツ「ねえ、早くワカメ拾って返りましょっ!」
波打ち際のワカメを拾って返りまーす♪
Cちゃんがお泊りに来てくれたよ!
ひさしぶり~!みんなと一緒に日向ぼっこしよ♪
どんなに面積が小さくても細くても
確実に日なたに陣取るボス(笑)
Cちゃんととしおが遊んでいても
日なたから見物するだけ~(^_^;)
チャコ・・・そろそろもうとしおとの
ワンプロ、断っていいんだからね(-_-;)
チャコ「え?なんで?
楽しいのに~~」
・・・ならよし(-_-;)
Cちゃん「お膝に乗せてほしいの~~?」
はいはいどーぞ~(*^_^*)
ナツ「Cちゃん、どいて!」
Cちゃん「ヒィ~~!!」
結局こうなりました(笑)
ナツとチャコはお料理番のお膝の上。
ナツのことは怖いけどお膝は譲りたくない
Cちゃんはチャコの上。
ボスは日なたのコンクリの上。
としおは半分だけ日なた。
誰かの上に乗っかったり誰かに乗っかられたり
していても、平気で
爆睡できちゃうチャコってすごいと思う(笑)
かつて30頭一部屋で多頭飼育経験されていた
壮絶な経験は強し!!
ナツは誰かに乗っかられるなんて耐えられないよね~
ナツ「ありえない!!」
としお「チャコさん、重くないですか?」
Cちゃん「失礼ね!ワタシ重くなんかないわよ」
暑くもなく寒くもなく
いい季節だねぇ~~♪
さてと・・・お散歩行くか♪
としお「行きますっ!!」(シャキーン)
Cちゃん、みんなと一緒に
たくさん上手に歩いたね!!
途中1回だけ「イヤイヤ病」が出たけど
砂浜ではとっても活発だったよ!
としおや・・・あんなに小さかったのにねぇ
(・_・;)
コラコラー!ワンプロは帰ってからに
しておくれよっ!!
Cちゃん「そーよそーよ!いい子に歩かないと
ダメなのよ~~!」
としお「はぁい・・・」
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