2018年4月19日木曜日

その予防接種、本当に必要ですか?①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




【ワンちゃんの予防接種について】


●年に1度の予防接種


春というのにもう初夏のような陽気ですね。

さて、ワンちゃんたちにとっては予防接種の季節です。

みなさんのワンちゃんはもう今年の狂犬病予防接種は済ませましたか?


我が家の愛犬チャコ(シーズー×ヨーキーMIX)は先日、狂犬病の予防接種を受けてきました。

理由は


「法律で年1回の接種が義務付けられているから」


です。


狂犬病以外の感染症の混合ワクチンは、今年は接種しません。

理由は


「かかりつけの獣医さんでコアワクチン(ジステンパー・パルボ・アデノの3種)の抗体価検査をして、すべて陽性であることが確認できたから」


です。


陽性ということは、その感染症に対する抗体がキチンとできているということですから、わざわざ副作用のリスクを冒してまでワクチンを追加接種する必要性がないということです。

もっと強い言葉で言うと、抗体があるにも関わらずワクチンを接種することは、


「百害あって一利なし」


とわたしは考えています。


日本の「年に1回ワクチン接種を」という慣習が、いかに根拠のないものかということについては、以前コチラ↓の記事に詳しく書いていますので、興味とお時間のある方はぜひお読みください。


ワクチン接種は本当に1年に1回必要か?①~⑨
日本のワクチン事情に物申すワン!


※記事ページの最下部にある「次の記事」をクリックすることで続きの記事をご覧いただけます。



●なるべくワクチン接種したくない理由


これについても、以前書いた記事の中で詳しくお話していますが、特にチャコに関してはワクチン接種の副作用の中でも皮膚疾患に関する副作用への危惧が大きかったからです。

昨年、我が家の家族になったチャコは、脂漏性皮膚炎マラセチア症があり、これらは根治が難しいと言われている皮膚疾患です。

引きとった当初は下半身の被毛がほぼハゲている状態でしたが、色々と試行錯誤し現在は非常に良好な状態を保っています。


【過去】オシリハゲハゲ

【過去】目の周りは真っ赤


【過去】被毛はスカスカ


【現在】とっても健康♪




せっかく頑張って良くなったのに、ジメジメした梅雨と猛暑の夏を控えた今、いつまたチャコの皮膚状態が悪くなるかとドキドキしている今日この頃なんです~!



●ワクチンの副作用:自己免疫疾患


さて、チャコが患っていた脂漏性皮膚炎マラセチア症といった皮膚疾患の多くは自己免疫疾患だと考えられていて、ワクチンの過剰摂取による副作用のひとつに、この自己免疫疾患が含まれています。



以前にもご紹介したのですが、福岡にあるエンゼルペットクリニック院長 名越譲治さんのお話を・・・

同クリニックは、WSAVA ワクチネーションガイドラインに沿って、かつては毎年接種していた混合ワクチンを3年毎の接種に方針転換した獣医さんです。

以下はホームページから抜粋した文です。

実際に多くのワンちゃんに予防接種をしてきた獣医さんによる、大変説得力のあるお話ですので、ぜひぜひご一読ください。


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以前、毎年春にワクチンを注射していたころは梅雨時になると皮膚病にかかる犬が多数いました。

これは暑くてじめじめした季節のせいだと思っていました。


ところが3年毎の接種に切り替えた次の年の春はほとんどの犬にワクチンを打たなかったのですが、梅雨時の皮膚病が激減したのです。


それだけではなく外耳炎やアレルギーなど比較的夏に出やすい病気も同じように減少しました。


また、癌にかかった犬の病歴を調べるとほとんどの犬が毎年ワクチンを受けていました。そして、アレルギーやアトピー性皮膚炎の犬の多くが毎年のワクチンを中止することで自然に治癒していきました。

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ワクチンは本来、感染症から動物を守るためのものです。しかし、過剰なワクチン接種をすると免疫系に混乱が起こり、かえって病気にかかることが指摘されています。 

ワクチンが免疫系を刺激すると抗体が作られます。ヒトのインフルエンザワクチンには通常3~4種類のウイルスが含まれています。

動物のワクチンは最初は3種混合ワクチンから始まったのですが、次々に病気が増えて最近では11種混合ワクチンまで現れています。

11種類もの病原体をいっぺんにイヌの体に入れた時、免疫系はどのような刺激を受けるのでしょうか。

動物がウイルスによる感染症にかかる時は通常は一種類のウイルスが侵入します。

数日すると身体はそれに対する抗体を作り、ウイルスは抗体に食べられて病気は自然に治ります。

感染症が蔓延する地域では2~3種類のウイルスに同時に感染することもあるかも知れません。

この程度までは身体にとっても想定の範囲内で、免疫系は自然に反応して抗体を作ると思います。

しかし、自然の状態で10種類もの感染症に同時にかかるということは想像をしにくいことです。

もし、そんなことが起こったら免疫系は混乱して大変な事態が起こるかもしれません。

イヌのワクチンは5種までをコアワクチン(核となる基礎的なワクチン)、7種以上のワクチンを多価ワクチンと呼びます。

5種ワクチンは3年以上の効果があるのに、ほとんどの病院では毎年接種されています。

7種ワクチンや11種ワクチンも毎年接種されています。

つまり、イヌの身体には毎年、免疫系に大変な負荷がかかっているのです。

免疫系が混乱すると免疫に関係する病気が発生します。

アレルギー性皮膚炎、腎不全、膀胱炎、外耳炎、ガン、テンカンなどはワクチンの過剰接種によって引き起こされると考えられています。 

アレルギー性疾患になっている犬の69.2%がワクチン注射をされた後3ヶ月以内にアレルギーになっています。

自己免疫疾患のある犬の55.8%はワクチン接種後3ヶ月以内にその病気を発症しています。

テンカンの犬の73.1%の最初の発作はワクチン接種後3か月以内におこっています。 

これらの数字を見るとワクチンが多くの病気の発生と関連があるのは明らかです。

ワクチンの毎年接種が過剰であることはメーカーも気が付いていて、最近はワクチンの説明書に変化が見られています。

インターベット社の説明書にはこう書かれています。


「本剤は13週令の犬11頭に1回接種した試験においてジステンパーウイルス、犬パルボウイルス及び犬アデノウイルス(2型)については3年の抗体持続、犬パラインフルエンザについては1年の防御効果が認められているので、追加接種の間隔はこれを考慮すること。」


これをどう理解したらよいでしょう。

___ 中略 ___


感染症が存在する限り、ワクチンを否定することは出来ません。しかし、適切なワクチンを適切な間隔で投与することは大切です。動物の健康を考えるならば多価ワクチンを毎年接種するという危険な行為は止めるべきです。 
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(引用:エンゼルペットクリニックホームページ



わたしが できればチャコに混合ワクチンを受けさせたくないと思った理由がお解りいただけたかと思います。



長くなりました。

次回は抗体価検査についてもう少し詳しくお話しまーす!




<今日のPet Hotel 11!>

「ボクはテニスボールが・・・」

「好きっ!!」

「好きだ」

「好きだ」

「大好きだーーっ!!」
わかったわかった(;^_^A

お水の独り占めも好き♪

海も好き♪
わたしたちはMくんが大好きだよ!
おりこうだったね。またおいでね~(^▽^)/

さっきから”なつ”は一体、何を見張ってるの?

「わかんな~~~~い!」
チャコには訊いてないよ・・・(-_-;)

ボス「クンクン・・・」
Sくん「・・・どう?」

ボス「Rちゃん、嗅がない方がいいよ」
Rちゃん「・・・・わかった(ゴクリ)」

春ですなぁ~~~~~

ですなぁ~~~~~~♪