前回のブログからのつづきです。
【交通事故の恐怖②】
●愛犬を交通事故から守るために
昨年末に、近所に住むビーグル犬MARUが飼い主さんとお散歩中に、飼い主さんと共に交通事故に遭い、即死してしまうという大変痛ましい事故がありました。
飼い主さんは事故から4か月経った今も入院中です。
加害者は海に観光に来ていた若いドライバーでした。
昨日は、わたしたち自身が自己の加害者にならないために・・・というお話をしましたが、きょうは自分と愛犬が交通事故の被害に遭わないために気を付けるべきことについて考えてみたいと思います。
●ワンちゃんが交通事故に遭う状況
・ノーリードで遊ばせていた愛犬が突然何かに驚いて走り出し、車に跳ね飛ばされてしまった。
・ノーリードで抱っこしていた愛犬が急に飛び降りて・・・(以下同文)
・ノーリードでカートに乗せていた愛犬が・・・
・ノーリードで自宅前の道で排泄させていたところ、ネコを追いかけ走り出した愛犬が・・・
・お散歩中にリードを引っ張ったところ、突然首輪が外れてしまい・・・
・玄関を開けた瞬間、何かに驚いた愛犬が急に・・・
・愛犬とドライブに行き、車から降ろしてリードをつけようとしていた瞬間・・・
これらは、愛犬が行方不明になる状況と同じですね。
ワンちゃんがノーリードの状態で屋外で(屋外に)走り出してしまえる状況を飼い主さんが作り出していることが原因です。
抱っこの時も、カートに乗せている時も、車に乗せている時も、屋外に連れ出す時は常にリードを着けておくようにしましょう。
また、家の窓や玄関を開ける時には、ワンちゃんをハウスに入れるかリードをつけるか、または玄関のところに来られない別の部屋に入れるなどといった注意を怠らないようにしましょう。
「大丈夫。ウチの子は今まで一回も外に飛び出したことなんかないんだから~!」
ええ、そうなんでしょうとも!!
けれども、事故に遭ってしまった飼い主さんはみんなそう言っていた人たちです。
今までそんなことを一度もしたことのない子が、何故か今回初めて飛び出した・・・それが世間で起きている事故の原因のほとんどだということを忘れてはなりません。
●ロングリードでの事故
では、MARUの場合もリードをつけていなかったのでしょうか?
・・・いいえ、MARUはいつもキチンとリードをつけてお散歩していました。
リードをつけていても交通事故に遭ってしまう可能性はもちろんゼロではありません。
このブログでも機会あるごとにお話してきましたが、特にロングリードをお散歩に使用するのは危険ですから、ぜひやめていただきたいと思います。
ロングリードをお勧めしない理由は以下の通りです。
◇ワンちゃんの制御が十分にできない
なんといっても、一番の理由はコレです。
長~いリードの先にワンちゃんがいる時に、飼い主さんが腕を左右に振ったところで、愛犬は動きませんね?
すごいスピードで車が突っ込んできた・・・そんな時、瞬時に愛犬を引き寄せられるのはやはり短いリードです。
咄嗟に適切な制御ができないということは、愛犬が事故に巻き込まれる危険性はもちろんのこと、愛犬が他人や他のワンちゃんを傷つける危険性もあることをお忘れなく。
◇リード自体が凶器になる
特に、伸縮リード(フレキシブルリード)は、巻き取り式のため非常に細いのが特徴です。
その、細く見えにくいリードがピンッと張った状態の時に、足を引っかけて転倒してしまう人、自転車で通過しようとして転んでしまう人・・・といった事例をよく耳にします。
また、ワンちゃんが勢いよく走りだし、ピンッとリードが張った瞬間に細いリードが当たって、傍にいた人のふくらはぎが切れてしまったという事例もあります。
勢いよく走りだしたワンちゃん自身の勢いと体重によって、リードが張り切った時にガッ!と強い衝撃を受けて、ワンちゃんが頸椎を痛めたり、衝撃でワンちゃんが仰向けに倒れて脚の靭帯が切れてしまったという事例もあるんですよ~~!
◇故障や劣化の危険
普段、巻き取られた状態になっている伸縮式ロングリードは、劣化して擦り切れそうになっていることに飼い主さん自身が気づきにくいんです。
ある時、突然愛犬が走り出してロングリードが強く引っ張られた瞬間、そのままプチンっ!と切れてしまった・・・なんてお話をよく聞きます。
また、ストッパーが故障することも多いようで、肝心な時に短くできない!なんてこともあるようです。
ちなみに、先述した「靭帯が切れてしまったワンちゃん」は、伸縮性リードのストッパーが効かなかった結果 事故に遭ったとして、飼い主さんが伸縮リードの海外製造メーカーを相手取って訴訟を起こし、賠償金を受け取った事例です。
もしそれが、車通りの激しい道路の近くだったら・・・ゾっとしますね。
ワンちゃんのトレーナーや訓練士が、ロングリードや伸縮リードをお散歩に使用しているのを見たことがありますか?
何故、犬のプロがそうしたものを使用しないのか・・・よく考えてみてくださいね。
さて、次回は愛犬が不幸にも実際に交通事故に遭ってしまったら・・・
というお話をしたいと思います。
<今日のPet Hotel 11!>
3ワンズが仲良くお昼寝しているから 仲間に入れてもらおうと近づくと・・・全員から 「は?なんか用スか?」 みたいな顔をされるとちょっと寂しい・・・(泣) |
朝のおさんぽで新種の木を発見?! なんだコリャ?! |
ラブラドゥードルのEくん参上~~! 脚が長いから立つと人間みたい(笑) |
ボール大好き犬でした~(笑) |
ワーイワーイ♪ |
一方こちらは・・・チーン・・・ってなるボス 「ボクのボールなんだけど・・・」 ってうったえてるけど、自分で取りに行けばいいのに(笑) |
お水お水!ボールからなんてもどかしくって・・・ ワイルドに直飲みしちゃうヨ! |
海岸のおさんぽだーい好き♪ つい走り出しちゃうんだー! |
Eくんの脚が長いので、チャコはまるで 鳥居をくぐるかのように通り過ぎて行く~~(;^_^A |