【ウチの子、お散歩がキライなんです】
●飼い主さんからのご相談
このお仕事をしていると、お客様以外の飼い主さんからも、愛犬についてのご相談を受けることがよくあります。
できる限りお力になりたいという思いはあるのですが、なかなかタイムリーにご相談に乗ることはできずにいます。
一番の理由は「時間がない」ってことです(^o^;)
わたしたちは夫婦ふたりで犬たちを見ているので、電話相談やメール相談の1件1件に丁寧に対応していると、お客様ワンコに割く時間がなくなってしまうんですね・・・
そうは言っても、お客さま飼い主さんからのご相談には、時間が許す限りは対応させていただいていますが、それもお返事は滞りがちになってしまっているのが実情です。
お客様以外の方からのご質問については、お断りメールを書くのに要する時間でパパパッとお答えできるようなことならばお答えしちゃいますけれど、それ以外のご相談はどうしても、
「そのうちブログに記事として書きますので読んでみてくださいね~!」
ってお返事で許していただいています。
なぜなら、同じようなお悩みを持っている飼い主さんが他にもいらっしゃるかもしれないので、記事にすることでお役に立てれば嬉しいなと思うからです。
更に、次回また同じようなお問い合わせがあったら
「わたしのブログの○○の記事を読んでみてくださ~い!」
ってお返事すれば済んじゃうっていうメリットもあります(笑)
さて、今回のテーマも、そんなご相談にお答えする形で書いてみたいと思います。
●一緒にお散歩したいのに・・・
ご相談下さった飼い主さんは、いつもこのブログをお読み下さっているとのことで(ありがとうございまーす♪)愛犬のお散歩についてご相談をお寄せくださいました。
以下がその概要です。
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9歳の小型犬を飼っています。
ウチの子はお散歩が大嫌いで、ドッグランもあまり好きではないようです。
私は旅行が好きなので愛犬と一緒に年に数回は旅行に行っていますが、
これまで9年間お散歩にはほとんど行ったことがありません。
私は愛犬と毎日お散歩したくてたまらないのですが、今からでもお散歩好きなワンコにすることはできるでしょうか?
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●難しい質問
ウーム・・・これは、簡単にパパパッとお答えできない、とても難しいご質問です。
一番の難点は、わたしがこの方にも、この方の愛犬にも会ったことがない・・・つまりよく知らないってことです。
たとえば、
「この前、ウチのオバアちゃんが『お財布がないないっ!』て大騒ぎして家族総出で探し回って、もう警察に通報しようか・・・ってところでなんと冷蔵庫から見つかったんですヨ!
オバアちゃん、認知症が始まってしまったんでしょーか?」
みたいなことを知らない人に質問されたら、たぶん一番シンプルな回答は
「わかりませんっ!」
ってなっちゃうと思うんです。
だって、そのオバアちゃんの普段をよく知らないですからね(^o^;)
もともと天然なオバアちゃんなら「オバアちゃんらしいね~(笑)」で済んじゃうお話でしょうし、今回みたいなことがどのくらいの頻度であるのか?とか、色~んなことを知らないと何も言えないんです。
まあ、よく知っているオバアちゃんだったとしても、わたしの答えは
「ああ、お財布を冷蔵庫や洗濯機に入れるくらいなら、わたしもよくやっちゃいますよ~♪」(←生まれつき認知症)
って感じになっちゃうので、訊くだけ無駄なんですけれど・・・(-_-;)
ですから、今回のご相談には、そのワンちゃんに当てはまるかどうかは分りませんが、わたしたちが今まで接してきた「お散歩嫌いのワンちゃん」についてのお話ならばできますよ!
という前提条件でのお答えになってしまいますので、ご承知おき願いますm(_ _)m
想像だけであんまり無責任なことは言えませんからね・・・
●お散歩嫌いな犬はけっこういる
実際に、PetHotel11!でお預かりしたワンちゃんの中にも、初回の面談時に飼い主さんが
「ウチの子、お散歩が嫌いなんです」
と仰っていたワンちゃんはけっこういました。
そんな時、それが若くて健康で元気のあるワンちゃんならば、わたしたちは何も気にすることなくお預かりし、他の子たちと一緒にフツーにお散歩に連れ出しちゃいます。
その結果、飼い主さんが「お散歩嫌いなんです」と仰っていたワンちゃんのうち9割は、決してお散歩が上手とはいえませんが、特にイヤがる様子もなくお散歩に行き、回を追うごとにお散歩も上達しますし、実はお散歩好きだったってことが多いです。
つまり、愛犬のお散歩嫌いは飼い主さんの思い込みで、実は何の問題もなかったー・・・ってケースが大半です。
そして、飼い主さんの申告どおり本当にお散歩が嫌いでまったく歩かないワンちゃんは全体の1割くらいでした。
そういう子は、お散歩に連れ出すことがまずできません。
リードをつけて「しゅっぱ~~つ♪」っていう段階でもうお腹を地面にペタリとつけて潰れた”物体”のようになってしまったり、四肢を突っ張って全身で「行きません!」ってやるんですね(笑)
けれども、そういう真正のお散歩嫌いっ子についても、2泊以上お泊りをした子は帰るころには普通にお散歩できるようになっていることがほとんどでした。
※もちろん、この先そうではない子がやってくる可能性は否めません。
そういった経験から、お散歩嫌いの理由と対処法について、お話していきたいと思います。
●お散歩嫌いになる理由
まずは、何事も原因がわからずして解決策は見いだせませんから、オタクのワンちゃんがなぜお散歩嫌いになったのかを一生懸命考えてみてください。
例として、考えられる理由をいくつか挙げてみましょう。
◇健康上の問題
本犬さんに持病があって 体調が悪かったり、体のどこかに痛いところがある場合、お散歩に行くのが辛いのでイヤがることはあるでしょう。
特に、呼吸器系に問題があってちょっと歩くと苦しいとか、腰や足の関節に痛みがあるので歩きたくないとか、頚椎に問題があって首輪とリードが辛いというワンちゃんにとって、お散歩は苦行になってしまいますね。
それ以外にも、老犬になって体力的にお散歩に行くのが辛いというワンちゃんもいるでしょうが、基本的にお散歩が好きだった子は高齢になって多少体が辛くてもお散歩には行きたがる子の方が多いようです。
◇お散歩が怖い
一番多いのがこの「怖い」という理由ではないかと思います。
・ずっとおうちの中ばかりにいたので外の世界に出ることがそもそも怖い。
・首輪とリードをつけられることに慣れていないのでつけられると怖い。
・知らない人が怖いので、知らない人に出会うお散歩も怖い。
・知らない犬が怖いので、知らない犬に出会うお散歩も怖い。
・以前 お散歩に行った時に怖い目に遭ったのでお散歩が怖い(トラウマを抱えている)。
などなど、様々なものに怯えてお散歩に行きたがらない子がいます。
◇お散歩にいい思い出がない
暑さに弱いワンちゃんがものすごく暑い日にお散歩に連れて行かれたとか、最初のお散歩で飼い主さんにひどく叱られたとか・・・何かしら悪いイメージが記憶に植え付けられてしまっているので、お散歩自体が大嫌いになってしまっている可能性もありますね。
いずれ、なんの理由もなくお散歩が嫌いになっている子はいないってことです。
さて、お散歩嫌いのワンちゃんの飼い主さんは、愛犬がなぜお散歩を嫌いなのか・・・その理由がちゃんと判っていますか?
長くなるのでつづきはまた次回にしまーす(*^_^*)
<今日のPetHotel11!>
朝のおさんぽ
北風が強いから海岸はやめて中通りを歩いたヨ!
常連のPくんは最初のころ、引っ張り放題の子だったけど
ホラね今はこんな風にわたしの顔を時々見上げて
意図を汲み取ろうとしながらとっても上手におさんぽ
するんだよ~!エライねぇ~~(*^_^*)
Pくん「エッヘン!まあね~~」
コラー!ボス、それはまあるいけどボールじゃないよ!
農家の人が一生懸命育てたキャベツだから
ダメーーー!!(-_-;)
おさんぽから帰ると早速お昼寝体制のチャコ&ボス
としお「チャコさんがお昼寝しちゃいそうなので遊んでくださーい」
ナツに遊んでもらえば?
としお「ナツさん・・・今日は遊んでくれるかなぁ・・・」
ナツは気分によってすごく遊んであげる時と、誘うと
キレるときがあるのでとしおは様子を注意深く観察します(笑)
としお「・・・・ダメです。今日はダメな日みたいですぅ~」
ハハハ・・・残念でした(^o^;)
Pくん「ボクがとしおと遊んであげるよ!」
あらまあ、ありがとう♪
Pくん「としお、遊んであげるよ~!」
としお「本当ですか?!じゃあボクからいきますよ~~!」
としおはPくんの後ろ脚をカプカプ甘噛してワンプロに誘います。
としお「Pくん、どうしてやり返してこないデスか?」
Pくん「え?どうすればいいの?ボク・・・」
Pくんはワンプロのやり方がわからないんだね(^o^;)
としお「ワンプロですよ~!こうやって・・・ん?!」
Pくん「うん、それからそれから?」
としお「Pくん、コレなんですか?とっても気になります~」
Pくん「コレがワンプロなの?」
ちがうちがう(笑)
としお「外してみてもいいですか~~~?」
Pくん「別にいいよ~~♪」
ダメですっ!!それはマナーバンドです!(^o^;)
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