昨日は、横浜に行く用事があったため、ブログの更新をお休みさせていただきました。
新年会シーズンの金曜日だったためか、横浜の街は人がウジャウジャ溢れていました
(^o^;)
さて、前回ブログのつづきです。
【Hちゃんにとって一番の幸せは・・・】
●お父さん大好き！
愛犬のお世話をしていた奥さんに先立たれ、慣れない家事と愛犬のお世話に苦戦されてきたHちゃんのお父さん。
Hちゃんの予防接種を忘れてしまったり、食事管理ができなくて肥満にしてしまったり、歯槽膿漏を悪化させて外歯瘻の手術を受けさせるハメになってしまったり、ノミダニのお薬の必要性があまり解っていなかったためにノミを大発生させてしまったり・・・
この1年半の間に次々とHちゃんを病院送りにしてしまったご自分をひどく責め、飼い主としての自信を喪失して、遂にはHちゃんは誰か他の人にもらってもらう方が幸せなのでは・・・などと考えるようになってしまいました。
「オタクで引き取ってもらうわけにはいきませんかねぇ～？」
と仰るHちゃんのお父さんに、わたしは笑ってこう言いました。
「それはできませんねぇ～！
だって、Hちゃんはお父さんのことが大好きなんですから。
それに、お父さんがHちゃんのことをどんなに大切に想っているか、わたしたちはよーく知っています。
もちろん健康管理は大切です。
でも、それ以上に何よりも大切なことは、飼い主さんを世界中の誰よりも慕っている愛犬を最後までちゃんと飼い続けてあげることですよ。
お父さんもHちゃんも、お互いに年を取ればいろいろと体の不具合は出てきますよ！
お薬をウッカリ忘れたり、愛犬をウェイトオーバーにしてしまったり、歯槽膿漏にしては定期的に獣医さんにスケーリングしてもらう飼い主さんは、お父さん以外にもたっくさんいらっしゃいます。
そんなに自信を失くすようなことではありません。
わたしたちも、予防接種やノミ・ダニ・フィラリアのお薬の時期にはお父さんにお知らせしてさしあげればよかったのに、配慮が足りていませんでした。
今後はより一層Hちゃんとお父さんのためにサポートさせていただきますので、どうか手放すなんて言わないであげてくださいよ～～！」
Hちゃんは、本当にお父さんのことが大大大好きなんです！！
・・・このやり取りがあったのは、お預かりしていたHちゃんをおうちにお返しした時のことです。
数日後には、予約したHちゃんのスケーリング（もしかすると抜歯も）の手術が控えているという状況でした。
その時は少し思いつめたような感じだったHちゃんのお父さん・・・
わたしの言葉を聴いて ちょっぴり肩を落としてタメイキをつき
「はぁ・・・やっぱり無理ですかぁ・・・そうですよねぇ～・・・」
と落胆したご様子でした。
●ハミガキとダイエット指導
落胆した様子のお父さんには気づかないフリをして、その場でわたしはHちゃんのハミガキ指導をお父さんにし始めました。
Hちゃんをお預かりしている間に、今までハミガキの習慣がなかったHちゃんにハミガキをして少し慣らしておいたのです。
「お父さん、ホラ見ててください。
ガンコ娘のHちゃんだけど、ハミガキシートなら意外なくらいすっごくおりこうにハミガキさせてくれるんですよ～！
こうして指を”チョキ”にしてシートをクルクル人差し指に巻きつけて・・・そうそう！
Hちゃんを抱っこしたら声をかけながらこうやって優しく歯を拭いてあげるんです。
歯に触ってもイヤがらなかったら褒めて・・・
コシコシ・・・ってさせてくれたらまたうんと褒めて・・・
そうやって全部終わったら全身をナデナデしていーーっぱい褒めてあげてください。
そうすると、Hちゃんはお父さんにいっぱい抱っこしてナデナデさせるハミガキタイムが大好きになりますからね！」
「はぁ・・・どうかなぁ・・・自信がないなぁ・・・できるかなぁ～・・・」
「大丈夫！最初から全部磨こうとしなくていいんですよ。
スキンシップのステキな時間にしてみてくださいね。
どうせ○○日の手術日に、Hちゃんの歯は先生がピッカピカにしてくれますからね！
それまでは練習しておくだけで十分ですよ。
○○日は△△時にHちゃんをお迎えに来ます。
当日の朝食は抜きですからね。
もちろんオヤツもダメですよ～！」
「わかりました。やってみましょうかねぇ～・・・ね、Hちゃん？いい子に頼むよ～」
「それと、ゴハンはカリカリフードだけにして、Hちゃんが食べなかったらすぐに下げちゃってください。
たくさん蓄えがありますから、食べなくても心配いりませんよ（笑）」
「はーーい」
●強いぞHちゃんっ！！
Hちゃんのスケーリングの前夜、改めて翌日の朝食をうっかりHちゃんにあげないように、お父さんに確認のお電話を入れました。
Hちゃんのお父さんはちゃーんと覚えていました♪
「ハイ、ありがとうございます。
明日は朝食抜きなので、今夜だけはダイエットは忘れてHちゃんに多めにゴハンをあげてしまいました・・・ダメですねぇ～！」
「イイんですよ、今夜くらい！（笑）では明日△△時にお迎えに伺いますね～」
Hちゃんのお父さんの声が前回お会いした時よりもずいぶんと元気そうだったことに安心しました。
そして・・・
12才のHちゃんは無事に麻酔をかけてのスケーリングと抜歯手術を終え、ピッカピカの歯で元気におうちに帰ることができました♪
今回、お薬を飲ませるのが苦手なHちゃんのお父さんのために、獣医さんには2週間効果が持続する抗生物質を注射していただくことにしました。
それから3ヶ月有効なノミダニのお薬も獣医さんのところで服用させていただきました。
お父さんがちゃんと食事指導を守って下さっていたお陰で、前回受診したときよりもHちゃんの体重が落ちていたので、Hちゃんは先生にたくさん褒められました♪
術前の血液検査の結果もとてもよく、12才になる高齢犬にしては優秀だとお墨付きをいただきました！
それだけではありません。
Hちゃんのお迎えに行ったわたしに、獣医さんは次のようにおっしゃいました。
「Hちゃんの健康状態、すんげえイイよ！！
今回、お父さんが頑張ってだいぶ体重落ちたけど、その前来た時あまりに急激に体重が増えてたでしょ？
フツーこの年令であんなふうに急激に増量すると心臓に負担がかかっちゃうんだけど、Hちゃんの心臓は相当強いみたいで、まったく問題ない・・・どころか無敵って感じだよ！！
興味本位で心電図を取ってみたけど、ビックリするくらいのハナマル♪
だからお父さんに伝えてあげて。
Hちゃんみたいな子は長生きするよーって！
あちこち具合が悪くなって長生きするのは、お父さんにとってもHちゃんにとっても辛いでしょ？
だから食事管理やお散歩、そしてハミガキをしっかりしてあげてって。
13才過ぎたらもう、ホイホイ麻酔かけてスケーリングできるか、ちょっとわかんないよー！！ってね。」
・・・・獣医さんは「興味本位で」なんて仰っていましたが、本当は先生もHちゃんとHちゃんのお父さんのことはすごく気にかけて下さっていたんです。
年金暮らしのお父さんにとって、今回の手術台はバカにならないことも十分ご存知でした。
だから、術前にHちゃんが麻酔に持ちこたえられるかを見極めるために心電図を取ったのに、それを「興味本位」なんて仰って請求代金には含めずにいて下さったんです。
Hちゃんとお父さんが共に元気で最後まで一緒に暮らせるようにと気遣って下さる獣医さんの存在は、わたしたちにとってもすごく心強いサポーターなんです。
Hちゃんをおうちに送り届けて、先生から伺ったお話をHちゃんのお父さんにしたところ、お父さんがなんて仰ったと思いますか？
でも・・・長くなるので、つづきはまた次回にお話させてください。
＜今日のPetHotel11!＞
朝の海岸さんぽ♪
ナツ校長による朝礼のお話？？
「んなワケないでしょ～？！」
朝日に照らされると暖かいねぇ～♪
昨日の夕方からお泊りのBくんとHちゃん
ゆうべはグッスリよく眠っていたね！
朝ごはんの後でやってきたSくんは、
早速Hちゃんに夢中❤
Sくん「Hちゃん・・・仲良くなろうね～」
Hちゃん「いやーん」
引っ込み思案のHちゃんは、あんまり他の子に
寄ってこられるのが好きではありません
(^o^;)
チャコ「Hちゃん！Sくんは大丈夫。
とってもいい子だから安心していいのよ」
としお「そーなんですよ～～」
Sくん「そーだそーだーー！」
Hちゃん「わ・・・わかったわかった」
一方コチラ・・・BくんはRちゃんに夢中（笑）
そのRちゃんに遊んでもらおうとするとしお（笑）
Rちゃんに「ナマイキなのよーーっ！！」
って叱られると・・・
コロリ～ン♪ってすばやくひっくり返る！
としお「ナマイキでゴメンなさいですぅ～」
としお「許してくださいですぅ～」
Sくん「としお・・・オマエってヤツは・・・」
Sくん「・・・・もう、しょうがないなぁ～・・・」
としお「Sさん、大好きですぅ～～～」
Sくん「おいおい、やめろよ～～」
そうしてSくんの心をガッチリ掴んでしまうと・・・
としお「・・・ってコトでSさん、遊んでくださーーい♪」
としお「ねえねえ、遊びましょうったら～～♪」
ボス「ホントにとしおは世渡り上手だよね～～」
チャコ「うん、アタシが教えたのよ～」
としお「チャコさ～ん、大好きですぅ～～」
としお「それにしてもチャコさん・・・
ずいぶん小さくなりましたよね・・・」
チャコ「としおが大きくなったんだよ」
Bくん「どーでもいいけどおふたりさん・・・」
Bくん＆Hちゃん「ワタシたちのおうちから
早く出ていってほしいんですけど～～～？！」
午後のおさんぽ♪
みんなとっても上手におさんぽできたね！
明日もいいお天気になりますように！！
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