【困惑しています】
●お客様からのお問い合わせ
近頃・・・何人かの方から次のようなお問い合わせのお電話がかかってきて大変困惑しています。
「オタクがA(仮称)というペットホテルからノウハウを学んだ(または指導を受けて開業した)と聞いたのですが、それは事実ですか?」
「ええええーーーーーーっ?!」
わたしがペットホテルを開業するに当たってノウハウを教えていただいた師匠は確かにいらっしゃいますが、それは今回お問い合わせをいただいたAというペットホテルとはまったく別なペットホテル(トリミングサロン)ですから、事実無根のお話です・・・(-_-;)
一体どこからなぜ、そのようなお話になってしまっているのか・・・
わたしたちとしては、コンセプトもやり方も全く異なる他のペットホテルの、あたかも系列店か子会社のように飼い主さんたちから勘違いされてしまうことは甚だ不本意ですし、わたしたちのペットホテルの評判にも関わる深刻な事態だと思いましたので、今回、その件についてお話させていただこうと決意した次第です。
●開業までの道のり
「自分の愛犬を本当に安心して預けたいと思えるペットホテルがない」
そう思って理想的なペットホテルを作りたいと考えて以來、わたしは独学でいろいろと学びながらコツコツと開業資金を貯えてきました。
けれども、個人事業主になるということは、わたしにとって大変な冒険・・・いや「賭け」でした。
その賭けに巻き込むことはできないと思っていた子供たちも立派に成長して家を出ていき、独り立ちの目処が立ったところで、いよいよ計画を実行に移すことにしました。
ところが、いざ具体的に考えていくと、
「もしワンちゃんをお預かりしている時に、こんなことが起きたらどうしたらいいのだろう?」
「敷地の塀の高さはどのくらいあれば十分なのだろう?」
「価格設定はどのようにして決めればいいのだろう?」
などといった疑問が次から次へと湧き上がり、何度も
「ウーム・・・やっぱりペットホテルの開業だなんて無謀なことはやめて、このまま会社勤めを続けていた方がいいのかもしれないなぁ~・・・」
と夢を諦めそうになりました。
けれども結局は夢を諦めることができずに、今自分が感じている疑問や不安を払拭するにはどうしたらいいだろう?
と考えるようになりました。
そして・・・
実際にペットホテルで働きながら開業のノウハウを教えていただけるお店を探し始めたのです。
その時に、Aを含めた数件のペットホテル業者にお話を伺いに行ったことは事実です。
いわゆる研修ビジネスとして”座学プラス実地研修”をしている企業はいくつもあったのですが、わたしが求めていたのはそういう”型にはまったタラレバの研修”ではなく、生きた現場でのヒリヒリするような経験でした。
独立開業を目的として実際に現場でお仕事をさせていただきながらノウハウを学ばせていただけるペットホテルを探していたんです。
言ってみればかなりワガママなことを考えていたワケですね・・・(^o^;)
だって・・・
経験を積ませていただくペットホテルとフランチャイズ契約をするでもなく、のれん分けしてもらうでもなく、単に
「やり方自体は自分が考えているコンセプトを貫きたいです!」
「自分が必要としているノウハウがわかったら独立開業します!」
なーんて言っちゃってるんですからねぇ(呆)
でも、人生を賭けて自分のお店を開くのだから理想は絶対に曲げたくありませんでしたし、そうでなければ安定した会社員生活を捨てて個人開業する意味がないと思っていました。
既に成功している他のペットホテルのノウハウを踏襲すれば、ある程度の成功が見込めるという”安心”は手に入れることができたかもしれませんが、お客様の要望やお預かりしているワンちゃんの状態に応じて常に柔軟にオペレーション対応の変更などをスピーディーに実現するためには、何のシガラミもない状態で運営することが不可欠と考えていました。
何件かにこの無理な要望をお伝えしてお話を伺った結果、わたしが実際に師事を仰ごうと決めたのは、今回お客様からお問い合わせいただいたAというお店とはまったく別な離れた土地のペットホテルでした。
Aペットホテルを選ばなかった理由はいくつかありますが、あえてここでは触れないことにします。
●実際にお世話になった師匠
わたしが実際にPetHotel11!をOPENする際に師事を仰いだのは、大阪の豊中にあるドッグサロンfucaの経営者ご夫妻でした。
当時、わたしの住まいは横浜でしたので、大阪にウィークリーマンションを借りてそちらに泊まり込み、実際の業務をお手伝いをさせていただきながらトリミングの基礎やペットホテルのノウハウや開業に際して気をつけるべき点などについてみっちりと教えていただきました。
ご夫妻の経営されているペットホテルと、わたしがやりたいペットホテルとでは、形態もコンセプトもまったく異なっていましたが、ご夫妻はご自分たちのやり方を押し付けたり、頭ごなしにわたしの構想を否定したりすることは一切なく、
「なるほど、面白い!それきっと飼い主さんたちに喜ばれるよ!」
と言って背中を押してくださったり、
「ドッグランを併設するのなら・・・こんな風にしたらどうかなぁ~?」
などと一緒に考えて下さり、敷地のレイアウトに関してアイデアを出して下さったりしました。
また、OPEN直前になって、ハタと規約の作り方で悩み、恐縮しながら電話をかけた私に
「なんだ、そんなことなら早く言えばよかったのに・・・!
ウチの規約をあげるから、それを元にして作るといいよ!
最初は丸パクリでもかまわないし(ワハハ)」
と言ってくださったりと、心からわたしたちのペットホテルの成功を願って惜しみなくノウハウを提供して下さいました。
大阪に滞在中、わたしが
「ちょっとコレ、撮影していいですか?」
だとか
「この商品の仕入先を紹介していただけませんか?」
などと厚かましいお願いをした時も、ご夫妻のどちらも一度たりとも「NO」と仰ることはありませんでした。
ご夫妻の苦労と経験の結晶ともいうべきノウハウや仕入先の情報を惜しむことなく教えて下さったのは、おふたりが
「ペットホテルの経営はノウハウだけでは無理だ。
そこには経営者のハートと個性に合ったやり方が個別にある。
だからノウハウなど全部教えてやったとしても完璧なマネは不可能である」
という確固たる自信を持っておられることと、
「ろくでもないペットホテルがたくさんある中、ひとつでもまともなペットホテルができてくれればワンコたちのためになる」
というたゆまぬ犬への愛情の表れだと思っています。
そして何より、わたしが開業への最初の一歩を踏み出すことができたのは
「心配や不安は誰にでもあるけれど、それを全部なくすことは不可能。
ペットホテルの基本=『逃さない』『死なせない』を守れるなら開業してみろ。
その先は困ったことがあれば現場で対応せざるを得なくなるから、そうやって成長していけばいい。
その行動力と勢いとスピード感と思い切りこそが商売には絶対必要なんだ。
今のアナタみたいに疑問や不安が払拭できない状態から更に長い時間立ち止まってしまった結果、機を逃して開業できなかった人たちを何人も知っている。
失敗したって死にゃあしないよ!」
と言って、わたしをドンッ!と押して下さったことが大きかったです。
「ああ確かになぁ・・・疑問や不安は知識を積めば積むほど、OPENが具体的になればなるほど以前よりも増えてくるんだもの・・・この先どこまでいってもこれが減っていくことはないんだわ・・・!!」
そう確信できたお言葉でした。
今のわたしたちがあるのは、ドッグサロンfucaのオーナー夫妻のお陰ですし、今でも何か困ったことがあると教えを請うている精神的な支柱です。
ちなみに、fucaさんで研修を受けて開業した人(主にトリマーさん)は全国にいて、みなさんfucaさんを今も頼りにしています(笑)
関西方面でペットホテルやトリミングサロンをお探しの方は、ぜひドッグサロンfucaさんを訪ねてみてください。
PetHotel11!とはコンセプトややり方は異なりますが、何よりも最も大切な”ワンコへの愛情と思い入れ”に関しては折り紙付きです。
ちなみに、オーナーさんは以下の著書を出しておられます。
ご家庭での愛犬のしつけを、面白く そして解りやすい言葉で書いておられますので、ぜひ立ち読みではなく買ってお読みくださーい(笑)
(宣伝しておきましたよ師匠~~~!!)
●その他の施設とは一切関係ありません
わたしたちがPetHotel11!をOPENして間もなく、一時は師事を仰ごうかと考えていた候補のペットホテルには、礼儀としてOPENの運びとなった件をご報告し、ご挨拶をさせていただきました。
その時に、激励のお言葉と共に
「こうした方がいいよ、ああした方がいいよ」
といったアドバイスをお電話でして下さる方もいらっしゃいましたが、考え方もコンセプトもオペレーション方法も 既にわたしたちの中で熟慮の末決めていたので、ありがたくご意見を拝聴するに留めました。
わたしたちのことを思いご忠告下さった方々には感謝しておりますが、それをもって
「PetHotel11!は自分たちがアドバイスして開業したペットホテルだ」
と他の方にお話されているようなことがもしあったとしたら、それは事実とは異なるということを明確にさせていただきたいと思いますし、PetHotel11!には系列店などが存在していないことをハッキリと申し上げておきたいと思います。
<今日のPetHotel11!>
Mくんととしお・・・
本日の写真
同じくMくんととしお
1ヶ月足らず前の写真・・・
明らかにとしおの体格がMくんに追いつきつつあります。
足のサイズや太さに至っては追い抜いてる?!
まだ生後5ヶ月なんですが・・・
そろそろ成長止めていいよ、としお~~~~(^o^;)
Hちゃんは斜頸があるため・・・
いつもこんな風に小首をかしげていて
その仕草がなんともいえず可愛らしいんだけど・・・
たまーにこんな風にアクロバティックな
”ヒョッコリはん”をやってのけてくれまーす(笑)
としお「Sさん、大丈夫ですか?降りられますか?」
としお「おてつだいしますか?」
Sちゃん「いいえ、大丈夫ヨ!!」
Sちゃん「トーーーーウッ!!」
おおおおおーー!!(どよめき)
Mちゃん、あっという間にお泊り終わっちゃったね
またいつかお泊りにおいでね~!
Mちゃん「別に来てあげてもいいわよ♪」
ありがとー(*^_^*)
Hちゃんも、またエネルギー発散しにおいでねっ!!
Hちゃん「え?ワタシ、今日お帰りなの?!」
そーだよ~~、ヨカッタね♪
午後のお散歩出発前・・・
「みんな張り切ってるねぇ~~!」
今日もいいお天気!
風はヒンヤリ~~
寒さに負けないようにグングン行こうかー!!
お散歩から帰ってお昼寝しようとしているSちゃん
だけど・・・
としお「Mさーん、始めたいです~~」
飽きもせずにワンプロ・・・(^o^;)
なんだかとばっちりがSちゃんにもいきそう・・・
身の危険を察知したSちゃんは
トコトコ・・・
Pくん「はぁ~~~サイコー♪
一生撫でてて欲しいわぁ~~~」
そんなPくんを見て「ワタシも撫でてくださーい」
ってやってきたのはチャコ。
そして、ワンプロのリングサイドから逃れてきた
Sちゃんもナデナデの順番待ちです(笑)
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