前回のブログに引き続き、個人の愛犬家宅にワンちゃんを預けるマッチングシステムについてのお話です。
きょうは、たいせつなワンちゃんを預ける際にチェックしておきたい事柄についてです。
これは、マッチングシステムのホスト(ワンちゃんを預かる人)に限らず、ペットホテルを探す時にも役立ちますよ~!
【納得のいく預け先を見つけよう①】
●必ずワンちゃん連れで面談に行く
どうしても無理な場合を除いて、できる限り本番前に一度、施設見学も兼ねてワンちゃんと一緒に面談に行くようにしましょう。
ワンちゃんにとっては、飼い主さんと一緒に訪れた場所というだけで、本番当日の不安感がずいぶんと軽減されるものです。
また、メールや電話だけでは、相手の方のことはよくわかりませんね?
お互いに顔を合わせてお話をすることは、その人が信用できる人かを見極めるのに不可欠だと思います。
<チェックポイント>
事前の面談を断るところや、実際にワンちゃんを預かるお部屋を見せてくれないところは、信用できませんよね。
●要望をどの程度叶えてくれるか
ご自分のワンちゃんが飼い主さんと離れている間、できるだけストレスなく過ごせるように、遠慮せずに要望はどんどん伝えましょう。
例えば・・・
◇お散歩の回数や1回あたりの時間。
『毎日朝と夕方の2回以上、1回30分以上のお散歩をお願いできますか?』
『お散歩は嫌いなのですが、できるだけ連れ出すようにしていただきたいのですが』
など。
◇手作り食や療法食、投薬などについて。
『いつもの手作り食を冷凍で持ち込みたいのですが可能ですか?』
『朝夕、お薬を飲ませてほしいのですが・・・』
など。
◇排泄に関する要望
『お外でしかできないから雨の日でもお散歩に行っていただけますか?』
『寝る前、〇〇時ごろに排泄のためにお外に出してほしいのですが・・・』
など。
◇苦手なことや、避けてほしい事柄について。
『特定の電子音を極端に怖がってしまうので、注意していただけますか?』
『和犬は苦手なので、できれば接触させないでほしいのですが・・・』
『布製品を齧って食べてしまうので、届く場所に置かないでほしいのですが・・・』
『夜泣きしてしまうかもしれませんが、大丈夫でしょうか?』
『お散歩中、他の人やワンちゃんとすれ違うと怖がって逃げようとすごい力で引っ張るのですが、大丈夫ですか?』
など。
要望を全て伝え、本当にキチンと対応してくれそうかをしっかりと見極めましょう。
<チェックポイント>
◆メモをとっているか
本気でワンちゃんのお世話をしようと考えている人は、メモを取りながら飼い主さんのお話を聴いているはずです。
◆質問をされるか
個人的には、ただ
「ハイ、大丈夫です」
と言うだけの人は、安請け合いしているようでちょっと不安です(^-^;
そのワンちゃんを実際にお預かりする時のことを色々と想定しながらお話を聴いている人なら、あちらからも何かしらの質問が出てくるのが普通です。
『それは具体的にどの程度ですか?』とか
『そんな時は普段どのように対応されていますか?』といった質問がです。
逆に、要望に全て沿えない部分があったとしても、正直にそれを話してくれたり、代替案を提案してくれるような人は、むしろ誠実で信用できる人かもしれません。
●逸走防止対策
以前、このブログでも書きましたが、昨年の秋に韓国のアイドルグループメンバーの飼い犬が自宅マンションの玄関から逃げ出して女性の脚に咬みつき、咬まれた女性が不幸にも敗血症で命を落とすという事件がありましたね。
韓国で起きた咬傷事故を受けて①
マッチングシステムのホストは、一般の愛犬家さんです。
もし、ホストの家で飼っているペットが、宅配便の対応中などに絶対に玄関から出たりしない子ならば、犬が一瞬だけ開いたドアから逃げてしまう可能性など想像もしていないかもしれません。
また、ベビーゲートのような柵で逸走防止している場合も安心はできません。
実際、Pet Hotel 11!でお預かりしたワンちゃんでも、イタグレやトイプーは高さ71㎝の柵を軽々と越えてしまいました。
実は・・・我が家のチャコ(シーズー×ヨーキーMIX)なんて、エリザベスカラーをしたまま、この柵によじ登って越えてしまうんですよ!!
証拠画像で~す(-_-;) |
ちなみに、Pet Hotel 11!で使用している高さ71㎝の柵は、相性の悪いワンちゃん同士を室内で分けておく為だけに簡易的に使っているものですから、越えたとしても施設外に出ることはありませんからご安心ください。
注意すべきは敷地外にワンちゃんが出てしまうこと。
これだけは、絶対にあってはなりません!
屋外に逃げ出し、本気で走るワンちゃんを捕まえることは、相手がどんなに小さなワンちゃんであっても、人間の脚ではほぼ不可能です。
あっという間に車に轢かれたり、行方不明になってしまいますから、逸走防止対策が万全に取られているかについては、シッカリとチェックしてください。
<チェックポイント>
◆ドアの開閉をチェック
実際に面談に伺った際に、ホストがドアの開け閉めをどのようにしているか、注意深く観察してみましょう。
二重扉や高い柵などの安全設備がないにも関わらず、無頓着に扉をバーっと開けたり、開けっ放しにしたりする場合は、かなり心配になりますねぇ・・・
例え、その時にお預かりしている他のワンちゃんがいなかったとしても、ドアの開け閉めなどといった日常の動作は、普段のクセがつい出てしまうものだからです。
ちなみに、Pet Hotel 11!では、見学のお客様を招き入れた後、いつものクセですぐに内側から施錠をしてしまって、お帰りになる時に
お客様「アレ?開かない・・・アレ?アレ?」
お庭番「あ・・・ごめんなさい。鍵かけちゃってました!」
みたいなことがあるので、それも困りものなんですが・・・
逆よりはマシってことで許してくださ~い(^-^;
◆実際に訊いてみよう
単刀直入に「どのような安全対策を取っていますか?」とズバリ訊いてみましょう。
安全意識の高いホストであれば、”立て板に水”でスラスラと気を付けていることを教えてくれるはずです。
その場で考えてテキトーにお話しているかどうかは、ご自身の目でチェックしてくださいね。
ちなみに、Pet Hotel 11!では逸走防止対策として、
・施設の中と外を隔てるドアは施錠できる二重扉(内側に開くもの)
・施設の柵は180㎝以上(”忍び返し”つき)
・万一の時のためにお預かりしたワンちゃんにはオリジナルの迷子札を装着
・お散歩時にはダブルリードにする(もしも1本が切れたり外れたりした時のため)
・もちろん、ロングリードや伸縮リードは絶対に使用しない
・敷地の出入り口にはセンサーブザー(犬や人が通ると音が鳴る仕組み ← 猫でも鳴っちゃう(;^_^A )
などの対策を取っています。
おっと~・・・つい熱が入って長くなってしまいました(;'∀')
つづきはまた次回にしま~す!
<今日のPet Hotel 11!>
朝のおさんぽ。 今朝は寒かった~~~~! |
「ダイコン畑でつかまえて」 |
だ~~~~~れだ?! |
正解は・・・ ウリだよ~~~~~ん♪ |
何してるのかって? |
雪玉を投げてもらって・・・ |
取り合ってるの~~~♪ |
インドア派のモカちゃんも来てくれたよ~! 「早くお部屋に入りたいんだけど?」だって(笑) |