インフルエンザが大流行のようですね。
息子のバイト先でも店長と息子以外全員インフルとのこと・・・
Pet Hotel 11!でも急きょ「おさんぽの要請」が入ったりしています。
みなさん、十分にお気をつけくださ~い!
そして、現在インフルエンザにかかって苦しい思いをしている方は、早く治りますように(#^^#)
さて、前回のつづきです。
前回の記事をお読みでない方はお話が見えないかと思いますのでぜひ、先に↓コチラ↓からお読みください。
無資格の個人がドッグホテルをできる?①
【とってもいい取組みなんだけど・・・】
わたしは
『ご近所の愛犬家の個人のお宅でワンちゃんをお預かりしてくれるサービス』
自体はとってもイイ!と思っているんです。
飼い主さんにとって、選択肢が増えれば、それだけ相性のいいペットホテルを見つけられる可能性が広がりますから、ありがたいことですね!
でも・・・H社の規約を読んで、正直ちょっぴり心配になったことがあります。
●無料で犬を預かる?
前回のブログに書いたH社の最新スキームのポイントは、
『ホストは原則としてお金を取らずに犬を預かっています』
という点です。
なぜなら、お金を頂いてペットを預かるのであれば、ホストが動物取扱責任者の資格を取得して第一種動物取扱業の登録をしていることが必要になっちゃうからですね?
でも・・・
一般常識で考えて
「タダで預かるって、それホント~~?!」
って思いませんか?
そして、もしこれが本当だったとしても本当じゃなかったとしても、ちょっと困ったな・・・ということになります。
【本当にホストが無報酬で犬を預かる場合】
前回のブログでもお話したように、H社は昨年、自民党IT戦略特命委で次のような説明をしています。
「弊社を利用するホストユーザー(犬を預かる人)は、営利目的で預かるケースはほとんどない。
『預かったペットと空いた時間に触れ合いたい』
『時間がなく犬を飼うのは難しいが、空いている時間を活用してペットを受け入れたい』
というような動機で登録するユーザーが多い。」
これが事実だとすると、逆にわたしは自分の愛犬を預けるのをかなりためらってしまいます。
そこに「命を預かる」という自覚は本当にあるのでしょうか・・・
●ケージレスのリスク
Pet Hotel 11!でも日中はノーゲージでワンちゃんたちに自由気ままに過ごしてもらっています。
でもそれは決してワンちゃんたちと触れ合えて嬉しい♪というだけの楽なお仕事ではありません。
以前もお話しましたが、ワンちゃんは十ワン十色です。
知らない場所に連れてこられた緊張から、普段の様子からは想像もつかないくらいに攻撃的(身を守るために)になってしまう子もいます。
相性がとんでもなく悪いワンちゃん同士だっています。
突然ケンカになって、場合によっては一瞬で小さいワンちゃんが命を落とすようなことも考えられるんです。
多数のワンちゃんたちをフリーにしていながら、そういった事故を防ぐためには、お世話をする人は一瞬も気を抜くことができませんし、場合によっては完全にスペースを仕切るための設備も必要です。
ワンちゃんたちにとって、ケージレスの方がストレスが少ないに決まっているのに、大半のペットホテルが基本的にケージに入れてお預かりにしているのは何故だと思いますか?
その理由を考えていただければお分かりかと思います。
ケージに入れておくのは、少なくとも他のワンちゃんとのトラブルによる事故やケガを確実に防ぐという意味合いがあるんですね。
ケージレスで安全にお預かりするのは、それだけ大変だということです。
●ケージに入れずに留守にする?
H社の規約では、ひとりのホストが一度にお預かりできるワンちゃんを3頭までとしていますが、ご自宅に愛犬がいるご家庭がほとんどのようですから、ひとりで4頭のワンちゃんを同時に見なくてはならない可能性があるということですね。
4頭といっても自分の飼い犬が4頭いるのとはワケが違います。
ホストの愛犬は、テリトリーに入って来た見知らぬワンちゃんに警戒や嫉妬をするでしょうし、他の3頭はそれぞれが緊張と警戒MAXの状態で対峙するワケです。
『お金は要りません。預かったペットと空いた時間に触れ合いたいだけですから。』
というような心構えでは、絶対にできないお仕事です~(^-^;
ホストが主婦であれば、お買い物に行くこともあるでしょう。
お夕飯の支度でキッチンに立つこともあるでしょう。
お預かりしたワンちゃんたちから目を離さないでいることが、本当にできるでしょうか・・・
H社では一応、「ワンちゃんをお預かり中におうちを留守にするのは2hまで」としています。
けれども、わたしに言わせると、ケージレスでワンちゃんをお預かりしていて、誰も見ていない状態が例え10分でもあるなどということは、到底考えられません。
想像しただけでドッキドキしてしまいます(^-^;
でも、もし本当にタダで預かってもらっているのだとしたら、2h以内の留守ぐらいは仕方ないということになるのかもしれませんね・・・
●タダほど怖いものはない
万一愛犬が怪我をして帰って来た場合、飼い主さんたちは、無料で(ボランティアで)愛犬を預かってくれたホストを責めることができるでしょうか?
きっと・・・何も言えないですよねぇ・・・(-_-;)
●飼い主さんが払ったお金はどこへ?
H社の説明の通りならば、ほとんどのホストは営利目的ではなく無償でワンちゃんを預かるといいます。
けれども、このマッチングシステムを利用してワンちゃんを預ける場合の利用料金を見てみると、だいたい
ワンちゃん1頭あたり ¥5000~¥7000/1泊
という価格設定になっているんですね。
Pet Hotel 11!では、小型犬は1泊 ¥4500でお預かりしていますが、近隣のケージに入れっぱなしのホテルに比べて、どうしても高くなってしまっています。
ですから、この ¥5000~¥7000という額は飼い主さんから見て決してお安くないとわたしは感じています。
このお金は、マッチングシステムの利用料ということになっていますから、飼い主さんからH社に支払われるもので、ホストに支払われるものではありません。
で、ホストはお金を受け取らない・・・?
と?
ゆーことは?
この、飼い主さんが支払ったお金はどこに行くのか・・・?
もちろんH社ですね。
実際にはワンちゃんのお世話をしないで情報を提供するのみのH社に、ワンちゃん1頭あたり¥5000~¥7000という金額が入るというのは・・・
う~ん、う~ん・・・社会通念上 妥当なんでしょーか?
というか、情報のシェアリングサイト運営には、本当にそんなお金が必要なのでしょうか?
という疑問が出てきてしまうのは、わたしだけでしょうか・・・
やはり、常識的に考えて、この金額はホストがワンちゃんをお預かりした報酬に、H社への手数料が上乗せされた金額だと見るのがフツーな気がしてしまいますが・・・
あくまでわたし個人の感覚でしかありません。
【実はホストが報酬を受け取っていた場合】
『ホストは原則としてお金を取らずに犬を預かっています』
と言いながら、
”マーケティング協力費”という名目で飼い主さんが支払ったお金が、H社を経由してホストに支払われていて、それが
『実際にはワンちゃんを預かったことに対する報酬だよね?』
と、みなされてしまった場合、違法にワンちゃんを預かっていたとみなされてしまうのは誰でしょう?
ホストですよね?
もしそうなった場合、ホストはどうなってしまうのでしょうか?
ホストは誰かに守ってもらえるのでしょうか?
長くなってしまいましたので、つづきは次回にさせてください。
<今日のPet Hotel 11!>
Kちゃん 14才で~す! 「お泊り、がんばりまーす!」 |
Mくん、同じく14才で~す! 「ワンワンワンワーーーン!!」 |
Kちゃんはヨーキー×トイプーMIXの 2才の女の子。 「ここはどこかしら?」 まだ来たばかりで不安そうです(o^―^o) |
Hくん「コレ・・・そんなに楽しいのかな?」 昨日ボスがあまりに楽しげに遊んでいた枝に 興味がわいたようです(笑) |
Hくん「あ!!コレ楽しいかも!」 |
Hくん「あ~どうしよ、やめらんな~い」 |
Hくん「はぁ~~~楽しすぎるぅ~~~!」 |
Hくん「なつ~、あっそぼ~~♪」 なつ「・・・・」 |
Hくん「ヘイヘイヘーーイ!」 なつ「・・・・」 |
Hくん「ホラホラ~~、へっへ~ん」 なつ「・・・・」 |
キタ――(゚∀゚)――!! |