2017年11月21日火曜日

犬を飼っている人は長生きする?①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


【犬を飼っていると死亡リスクが低くなる?】


●どういう研究結果か


Scientific Reports誌に発表された、スウェーデンの最新研究です。

国家のデータベースからサンプリングされた40歳から80歳の340万人以上のスウェーデン人を12年間調査した結果らしいです。

統計データとしては十分な量ですね!

さて、これによると、犬を飼うと・・・特に独り暮らしの人が犬を飼うと、飼っていない人と比較して

死亡リスクが33%
心臓血管関連死亡率が36%
心臓発作の可能性が11%

低下する可能性があるそうです。

一方、家族と一緒に暮らしている人の場合は、犬を飼っていることで

死亡リスクが11%
心臓血管関連死亡率が15%
心臓発作の可能性0%

低下するということです。

家族のある人に関しては、リスクは低下するものの、独り暮らしの人ほど顕著ではなく、心臓発作については関連性なしという結果が出たようですね。


●どうして独り暮らしの人ほど効果が大きいの?


わたしたちのような素人が想像できる要因としては、次のようなものがあります。


◆独り暮らしの人の方が、心臓血管疾患および死亡のリスクが元々高かったから。


単純に、体調が悪くなったり倒れたりした時に気づいてくれる同居人がいないという点で、独り暮らしの人の方がリスクが高いのは納得です。

犬を毎日お散歩に連れ出すようになれば、近所の人が

「そういえば、昨日からあの方お散歩に出てこないわねぇ?」

とか・・・

「ずっとワンちゃんが吠え続けているけど、何かあったのかしら?」

って気づいてくれたりする可能性は高まりそうですよね。


◆自分を頼りにする存在ができるから。


人は、他の家族やペットなど、守るべきものがいることで、自分の存在意義を感じることができます。

だから、同居家族がいない独り暮らしの人が犬を飼うことで

「自分がいなくなったらこの子は生きていけないんだ」

という風に、生きるためのモチベーション(生きがい)を得るのことの意味は大きいように感じます。

独りだと投げやりになったり自暴自棄に陥るような場面でも、愛犬がいることで

「シッカリしなくちゃ」

と、自らに鞭打ったりするかもしれませんし、日々の健康にだって留意する動機付けになるかもしれません。


◆毎日のお散歩そのものが健康にイイ!


独りで引きこもっている人に比べて、毎日犬をお散歩させるために外に出て適度に運動している人の方が健康的でしょう。

一日中パジャマで過ごしていたような人が、お散歩に出るからと顔を洗って身なりを整えて外出するだけでも生活にハリが出ます。

お散歩で出会う人とコミュニケーションする機会もできて、脳だって活性化されるのではないでしょーか?


◆心的ストレスが癒される


愛犬家のみなさんにはおわかりでしょう。

犬のあの目!しぐさ!表情!甘え方!(キリがないからやめます)

イヤなことぜーんぶ忘れさせてくれるほどの癒しの力を持っている偉大な友人ですね。

そのヒーリング効果は健康に良い効果をもたらしているに違いないと思います。



でも、今回の研究によると、独り暮らしの人ほど犬を飼うことによる健康への効果が高まる理由は、他にもあるというんです。

それは・・・


◆犬を独り占めできるから

え?って思いましたよね(笑)

いや、正確には”独り占めできるから”という風には書いてありませんが、要するにそういうことだとわたしは解釈しました。

つまり、独り暮らしの人は、他に家族がいる人に比べて、犬と一緒に歩いたり やり取りをする唯一の存在だからだっていうんですね~!

犬と触れ合う機会が、他の家族に分散されない・・・つまり独り占めできるってことでしょう。

なるほど・・・

いや、いまひとつ「なるほどっ!!」って感じはしませんが、研究者の見解なのでね・・・


そうすると、家族の中でワンちゃんの世話をお母さんしかしないご家庭の場合、もしかするとお母さんは

「まったくもうっ!飼って飼ってってねだった時はちゃんと散歩するって言ってたのに・・・結局ワタシに押し付けてぇ~~!ムキーーーッ!」

なんて思うよりも

「ふふふ・・・わたし、グングン健康になってしまってお得だわぁ~~!誰にもお散歩の権利を渡すもんですかー!」

って前向きに考えることができるかもしれませんね(^▽^)


なんとゆーか・・・日光浴ならぬ、犬浴?

犬と触れ合う機会が多ければ多いほどイイって言っているんでしょーか???


●免疫を高める?


研究者によると、犬を飼っていることで心臓血管関連疾患や死亡率が低くなる理由のひとつに、免疫系の発達があるというんです。

(独り暮らし or 家族あり に関わらず)

これは、思ってもみない理由でした。

どういうことかっていうと・・・


犬を飼っていると、犬が汚れを家に持ち込む。

その犬がアナタを舐める。

それによって、飼い主さんの免疫系の発達が促される。


ってことのようです。

はは~ん・・・なるほどなるほど。

確かにそういうことはあるでしょうね、あるでしょうよ。

異論はありませんヨ!

ただし、落ちているものを拾って食べちゃうような人だって免疫系の発達は促される気がしてしまうわたしとしては、犬を飼うことに限ったことではない気がして、ツッコミたい気持ちを堪えた上でのことです(堪えてないじゃ~ん)


だけど・・・

わたしは個人的に、この研究結果と その報道のされ方に、ちょっとした不満があるんです。


長くなるので、わたしの不満は次回にぶちまけお話しま~す。


(出典:CNN



<今日のPet Hotel 11!>


朝日を浴びて海岸をお散歩
みんなテンションあげあげ♪

ウリだよ~~~ん♪
きたよ~~~ん♪

ウリは本当によく走る走る・・・

ワシワシワシワシ・・・

ワシワシワシワシ・・・

ワシワシワシワシ!!
速すぎて”なつ”も文句が言えない状態(笑)

それにひきかえボスは・・・

ジ~~~~~・・・

ジ~~~~~・・・

ジ~~~~~・・・って、
マネキンチャレンジかっちゅーの(-_-;)