前回ブログのつづきです。
【愛犬を託せる人を見つけておこう】
●面倒くさがらないで!
今までは幸い、ご予約がいっぱいだという理由以外で、わたしたちが今までお断りしたケースはありません。
でも、お客様の方でPet Hotel 11!を選ばないことはあります。
だいたいパターンは決まっていて、おっしゃる内容も同じようなものです。
◇ケース1
お電話してこられて第一声が
「1泊いくら?」
犬種などを伺って金額をお伝えすると
「ふ~ん ガチャッ!ツー・・・ツー・・・ツー・・・」
はやっ!!(笑)
◇ケース2
「明日から3泊なんだけど、送迎してもらえる?」
「失礼ですが初めてのご利用ですか?」
「そうですけど?」
「ウチはケージに入れずに他のワンちゃんと過ごす形式になりますので、基本的には事前面談をお願いしているのですが、今日にでもお越しになることは可能ですか?」
「え?なにそれ?面倒くさいのねえ~~!〇〇のホテルなんかそんなのないわよ?」
「はい、申し訳ございません・・・他のワンちゃんにもお客様のワンちゃんにもなるべくストレスがかからないようにお預かりしたいものですから・・・」
「えー、そんなこと急に言われたって無理よ!明日から旅行なんだしっ!」
※ご予約が急だからです。
なんでもっと早くにホテルを探しておかれなかったんでしょう?
面倒なことを言わない〇〇のホテルに預けないのは何故?(断られた?)
「事前面談をしない場合、明日お連れいただいてもお預かりできない場合があります。
お出かけの当日だと、他を探すお時間がなくてお困りになるのでは・・・?
また、送迎はいたしますが初回だけは飼い主さんと一緒にお越しいただいています。
その方がワンちゃんも安心しますし、飼い主さんもどんな場所にワンちゃんが泊まるかご覧になれるので安心では?」
「送迎してもらえないならもういいわっ!
ガチャ!ツー・・・ツー・・・ツー・・・」
余計なお世話かもしれませんが、あんまりワンちゃんに対する愛情が感じられず、ツーツー音を聴きながらとっても悲しい気持ちになってしまうのです(´;ω;`)
●ウチじゃあない方がいいのでは・・・?
お断りまではしないけれど、
「ウチへのお泊りはかえってワンちゃんのストレスになるかもしれません」
とお伝えしたことは何回かあります。
たとえば・・・
「13才の高齢犬なんですけど、他のワンちゃんが苦手で・・・特に〇〇と××と△△(犬種)は、顔を見るだけでもうダメなんです。
それと、お散歩は普段していないので、ケージにずっと入れておいていただきたいんです。」
などというケースです。
「わざわざウチのようなケージレスのペットホテルにされなくても、ケージに入れておくならもっとお安いところがいっぱいありますよ。
よろしければご案内しましょうか?」
とお伝えします。
それでも、
「いえ、どうしてもワンワンさんにお願いしたいと思うので・・・」
と言っていただくこともあり、その場合は、なんだか申し訳ないと思いつつも、正規の料金で承ることにしています。
実際、理想のペットホテルの形はひとつではありません。
ケージレスの方が向いている子もいれば、そうでない子もいますし、持病があったり高齢のワンちゃんの場合は、何か起きても安心な獣医さんのペットホテルがいいという場合もあります。
ですから、たとえ仲良しのお友達から
「ここのペットホテルよかったよ!」
などと勧められても、最終的には飼い主さんご自身が見学に行かれた上で、ご自分のワンちゃんをこの人(この施設)に本当に安心して託せるか?をあらかじめ確認しておくことをお勧めします。
●他県からの常連さん
一方、片道2時間以上もかけて、毎回お出かけになる際にわざわざ三浦海岸まで愛犬をお連れくださる常連の方も何人かいらっしゃいます。
長期のご旅行ならともかく、1泊のために往復5時間近くかけてお越しいただいたりすると、愛犬のためを思ってそこまでされる飼い主さんの愛情に頭が下がると共に、そんな飼い主さんのご期待を絶対に裏切ってはならないと、身の引き締まる思いがしています。
・・・・と、偉そうなことをツラツラ書いてきましたが、ここからちょっと横道にお話は逸れて・・・
本日、わたしがやらかした大失敗のお話をさせてください。
【予約をスっとばしてしまったお話】
今朝、8時半に1件ワンちゃんのお迎えがありまして・・・
他のワンちゃんのごはんの時間だったのでお料理番に行ってもらいました。
お料理番がワンちゃんを連れて戻ってきたので、一緒にお庭でワンちゃんたちを遊ばせていた時のことです。
Lちゃんの飼い主さんから1本の電話がかかってきました。
時間は9時10分でした。
「今日、Lのお迎えを9時にお願いしていたと思うのですが・・・?」
え・・・・????
慌てて予約台帳をめくりますが、該当する記載はありません。
とにかくお詫びして、すぐにお迎えにすっ飛んでいきました。
幸い、Lちゃんのおうちは車で10分以内で到着する場所だったので、最悪の事態は免れましたが、あってはならないミスでした。
何故、こんなことになってしまったのだろう・・・?
検証した結果、ミスの原因がハッキリしました。
LちゃんにPet Hotel 11!をご利用いただくのは今回で3回目です。
とっても臆病で他のワンちゃんが苦手ということだったので、飼い主さんと相談して、本番のお泊り前にトライアルをすることになり、初回は数時間だけ、2回目は1泊と、2回のトライアルをしていました。
つまり、今回のお泊りこそが本番!!!(←なのに忘れるなんてサイテ~)
そのため、最初にお越しいただいた時にご記入いただいた申込書には、確かにご希望の日程として本日の日付をお書きいただいていました。
ところが、その段階ではまだ予約確定ではなく時間も未定でしたので、
「まずはトライアルをしてみて決めましょう」
ということになっており、予約台帳には転記していなかったのです・・・
2回目のトライアル時、お迎えに伺うと飼い主さんからビニール袋に入ったLちゃんのチョーカーと、同じビニール袋に入った1枚のメモをお渡しいただきました。
そのチョーカーが、サイズ調整が少し難しいということで、飼い主さんが袋から出して実演して見せて下さり・・・
「中にメモも入っているので読んでくださいね」
と言っていただいたのをよーく覚えています。
「はぁーーい!わっかりました~~~♪」
・・・・おそろしいことにその時、わたしはそのメモを勝手に
『チョーカーの調整方法が書かれたメモなんだろう』
と完全に
決めつけていた!!
のでした・・・(←殴る蹴る)
そのため、結局最後までメモを開くことなく、翌日Lちゃんと一緒に飼い主さんにメモもお返ししたのですが、実はそのメモに今回の予約の日時が書かれていたそうなんですね・・・・
また、飼い主さんはその時に口頭でも日程についてお話下さったそうですが、バタバタしていて私の頭からスッポリと抜け落ちていました・・・(←ボカスカ!)
はぁ~~今思い返して書いていても背筋がゾゾゾーーっとします。
Lちゃんの飼い主さま、本当に申し訳ございませんでした。
今後、二度とふたたび同じ過ちを繰り返さないために、わが身の戒めとしてブログで恥をさらしておくことにいたしました。
さて、次回は「愛犬を他人に託す時」の最終回です。
Pet Hotel 11!で実際にお泊り中に起きてしまった「病院送り」の事例を交えて、愛犬を託す側と託される側の信頼関係がいかにたいせつかというお話をしたいと思いまーす!
<今日のPet Hotel 11!>
柴犬がどーしても苦手だったウリくん。 Bくんは一緒にお泊りしてすっかり仲良しになりました♪ |
Bくん「いやぁ~蒸すねぇ~」 ウリくん「まったくだよっ!」 |
Bくん「チャコちゃんが来たねぇ~」 ウリくん「まったくだねぇ~、チャコちゃんきたねぇ~」 |
お初にお目にかかります。 わたし、Sちゃん、おばあちゃんなんですよ~ |
Sちゃん「きょうはねえ、とっても優しい若者に会ったの」 |
Bくん「押しましょうか~?」 Sちゃん「アラ、すみませんねぇ~」 |
ヨイショッっと♪ 「まあまあ、ありがとうね~~」 |
えらいね、Bくん! ありがとうね~~(^▽^)/ Bくん「撫でて撫でて~~~」 |
Lちゃんで~す! お庭番はワタシのお迎えを忘れてたでしょ!(プンスカ) ホント、ゴメンなさい( ノД`) |
他のワンちゃんはちょっと苦手だけど、 走るのなら誰にも負けないのよっ! |
ウリくんにだって・・・ |
負けないっ!!! (まともな写真が撮れないくらい速いでーーす 笑) |