【愛犬を誰に預けるか?】
●Wagってなあに?
Wag!は2015年創業の「犬のお世話代行マッチングサービス」で、全米の100都市以上でサービスを提供しています。
主なサービス内容は
・お散歩代行
・ペットシッティング(ペットシッター)
・預かり(ペットホテル)
で、今後「トレーニング」のサービスも開始する予定だそうです。
Wag!の特徴は、なんといってもその手軽さ。
「犬好きで、自分の空いた時間に近所のワンちゃんのお世話をしてお小遣い稼ぎをしたい人」
と
「愛犬のお散歩やシッティング、預かりサービスを近所の人に依頼したい飼い主さん」
をマッチングしてくれるアプリです。
ホームページによると、
『登録されている「お世話する人たち」は一応Wag社による審査に通過した素性のしっかりした人で、利用者の口コミもつくため安心!』
とのことなんですが・・・
●失踪事件が発生!
つい先日、Wag!のお散歩代行サービスを利用した飼い主さんの愛犬テディ(3才)が、Wag!に登録しているウォーカーとのお散歩中に失踪するという事故が起きてしまいました。
Wag!はワンちゃんの失踪後、捜索チームを雇って付近に張り紙を貼ったり自治体に情報を提供してアラートを発令してもらったりしたそうです。
幸い、失踪していたワンちゃんは失踪した場所から20ブロックほど離れた自宅に翌朝自力で戻ってきたところを飼い主さんの隣人に発見され、無事が確認されました。
失踪していたテディくん |
Wag!のマッチングサービスによるトラブルは今回が初めてではありません。
2015年の創業以来、少なくとも8件の失踪事故が起きていて、中には失踪の末に死亡してしまったという悲しい事例も複数発生しています。
●登録者はどんな人?
アメリカの多くの州では、いわゆるペットシッターは資格を必要とする一方、お散歩代行には特別な資格は必要ありません。
運営会社は、ニューヨークポストの取材に対して、
「お散歩代行登録者(ウォーカー)には同社が研修を提供している」
と回答していますが、別なメディア(Gizmodo)の取材には広報担当が
「採用選考過程で身元調査を行っている」
と、違う回答をしているようです。
うーむ・・・
●情報管理の問題も・・・
Wag!のお散歩代行によるトラブルは、これだけにとどまりません。
19才のアルバイト学生にお散歩代行を依頼したユーザーが
「愛犬が行方不明になった」
と騒いだところ、Wag!は学生アルバイトの住所をこのユーザーに提供してしまったのです。
酔っぱらって怒り狂ったユーザーが学生アルバイトのアパートに押し入って脅す・・・という事案も発生してしまいました。
その後、失踪したワンちゃんは無事に発見されたそうです。
更にWag!は今年、ユーザーの住所などを含んだ個人情報をウェブページで公開してしまうというミスもやらかしてしまいました・・・(-_-;)
(参照元:New York Post)
●空き巣のためのデータベース?
ペットシッターというのは、飼い主さんがお留守にしている間、自宅でお留守番しているワンちゃんのところにシッターさんが伺って、お散歩やごはんなどといったお世話をするサービスです。
「場所見知り」してしまうワンちゃんや、「ケージに閉じ込めたくはないけれどウチの子は他のワンちゃんも苦手で・・・」というようなワンちゃん、老犬などで自宅から動かすことが困難なワンちゃんの飼い主さんにとっては大変便利なサービスです。
けれども、自宅のカギを預けるなどして不在宅に他人を入れることになりますから、信頼関係がなければ本来は成り立たないサービスのはずですね。
住所に加えて、不在時間などの情報が不特定多数の人に公開されてしまうなんて、まるで空き巣さんたちにデータをタダで提供しているみたいじゃないですか?
考えただけでゾっとします・・・(-_-;)
一体全体、どういう管理体制になっているんだーーい?!(呆)
●愛犬をどんな人に託すのか?
わたしたちのPet Hotel 11!にも、時おり
「ペットシッティングはしていないんですか?」
というお問い合わせがくることがあります。
けれども、やはりお留守宅にお邪魔することには大きな抵抗があります。
また、もし万が一「何かが無くなった!」「何かが壊れていた!」などと言われてしまったらどーしましょう?!という不安もあり、わたしたちはシッターをしていません。
1度だけ、気心が知れた常連のお客様の大型犬が歩行困難になった時に、お宅に伺ってお世話をすることも想定して打ち合わせをさせていただいたことがありましたが、その際もこちらから
「webカメラのようなものを利用して、玄関を入るところからワンちゃんのお世話をし、玄関を閉めてお宅を出るまでをすべて記録しておくといった形にしたい」
とご提案していたくらいです。
(結局、その時は予定が変更になり シッターをする必要はなくなりましたが・・・)
ペットシッターは何事もなければ大変便利なサービスである一方、ひとたび何かコトが起きた時には、お互いにイヤな気持ちになる恐れが高いんですね。
よほどの信頼関係がなければ難しいと思うんですが、Wag!のようなサービスが成り立つということは、安心よりも手軽さを優先する飼い主さんが多いのでしょうか・・・
長くなるので、次回につづきま~す!
<今日のPet Hotel 11!>
「ウリだよ~~~ん! 雨が降る前にいっぱいお庭で遊ぼうと・・・」 |
「ん?・・・」 |
ウリくん「ねえねえボスくん、あそぼー!」 |
ボス「むり・・・だってボクはヘルニアだから・・・」 なんだそりゃ(;'∀') |
仕方ない・・・走るか・・・ |
ウリ選手、コーナーを華麗にターーーーン!! |
そしてジャーーーーーンプ!! |
ウリくんのひとり疾走ごっこは、この後延々つづきましたとさ (;^_^A |
なつ「ちょっとアンタッ!!」 Yくん「ん?」 |
なつ「なにやってんの?」 Yくん「え・・・」 |
Yくん「別にぃ~~~~~~」 |
ウリくん「ねえねえYくんっ!あそぼっ!」 Yくん「無理だね」 |
Yくん「今忙しいんだ」 ウリくん「・・・・・汗」 |
なつ「あんたって・・・」 Yくん「は?なにか?」 |
Yくん「ボクはすっごく忙しいんだ!!」 |