前回ブログのつづきです。
【お預かりできないワンちゃんについて】
●誰でもお預かりできるワケではない
ケージレスのペットホテルに限らず、
「いらはい いらはい♪どんなワンコでもお預かりしますよ~う!」
というペットホテルはまずありません。
命をお預かりするのですから、安全にお預かりできないような犬や、その子をお預かりすることによって他の犬たちの安全が脅かされるような犬はお受けできないのですね。
具体的には、
・健康状態に問題がある犬
・感染症予防を適正に行っていない犬
・咬み付くなど、攻撃性の高い犬
・精神状態がひどく不安定で他の犬たちに影響が及ぶような犬
・ペットホテルに預けられることによって著しく体調が悪化しそうな犬
・吠え癖がひどく、ペットホテルの近隣環境への影響が多大だと判断される犬
などです。
特に、ケージレスのペットホテルともなれば、間違いなくお預かりできない犬がいるはずです。
いえ、もしかすると「誰でもOK!」というペットホテルもあるかもしれませんが、その場合は愛犬を預ける前に、どんな風にオペレーションしているのか、よくよく確認された方がいいかもしれません。
中には、ケージレスと謳いながら実際にはケージに入れているホテルもあるようですし、わたしが預ける飼い主の立場なら、「誰でもOK!」というケージレスのペットホテルに自分の愛犬を預けるのは、他にどんな犬がいるかわからないため大変不安な気持ちになります。
すでにお話してきた通り、犬種も性格も年齢も体質もバラバラの、しかもほとんどが初対面の犬たちを何頭もフリーの状態で安全にお預かりするのは大変なことです。
人間の子供を預かるのとはまったく違った神経を使いますから、大変なことじゃなければウソですよ!
そのため、本当は預かって差し上げたくても、どうしてもお断りするケースが出てきてしまうのがケージレスのペットホテルの実情だということです。
●ケージレスのペットホテルに預けたい
ご自分の愛犬が、希望するペットホテルに預かってもらえるかどうかは、お店のHPや規約を見ることである程度判断がつくかと思います。
でも、個別の条件によっては必ずしも規約どおりにいかない場合もありますから、一番いいのはやはり、直接電話で問い合わせてみることですね。
※メールでお問い合わせをする方法もありますが、オーナーの人柄などもある程度わかり、細かなことを訊けるので、個人的には電話をオススメします。
この時、お預かりを拒否されることを恐れて愛犬の健康状態や性格について虚偽の申告をする飼い主さんもいらっしゃいますが、結果的にそれは愛犬のためになりませんから、絶対におやめいただきたいです。
pethotel11!では事前面談を行っているので、今までひどい虚偽申告の例はありませんが、あえて問題行動を隠していたり、本当は心配なことがあるのに「何もありません!」と仰る飼い主さんはわりと多いんです(苦笑)
お帰りの時に
「実はこの子・・・・」
ってことですね。
先にお話してくださっていれば、もっとその子にとって快適なお預かりの仕方をしてあげられたのにな・・・ととても残念であることが多いです。
愛犬の病気を隠して預けたり、攻撃性があることを隠して預けたりした場合、当日にペットホテルから預かりを拒否されたというお話も聞いたことがあります。
もし預かってもらえても、すぐに「迎えに来て下さい」と電話がかかってくるかもしれません。
あるいは、ケージレスどころか、ずっとケージに閉じ込めて他の犬と隔離され、お散歩すらしてもらえないかもしれません。
そうなったとしても、虚偽の申告をしていた飼い主さんにペットホテルを責めることはできないでしょう。
●実際にお預かりをお断りしたケース
具体的に、今までpethotel11!でお預かりをお断りした事例についてお話します。
◇物理的にお受けできなかったケース
ご希望の日程に、既に多くの予約を頂いていて、これ以上はお受けできなかったというケースです。
これはどこのペットホテルにもあるでしょう。
特にケージレスのペットホテルの場合「一律何頭まで」という風に決められない事情があります。
たとえば、頭数には余裕があっても、その時にお預かりする子の中に”特別な配慮を必要とする子”がいる場合、目が行き届かなくなることを避けるために、普段よりも少なめの頭数に制限するということもあります。
”特別な配慮を必要とする子”にはどういう子がいるかというと・・・
老犬や、未去勢・未避妊の子、特定の犬種を酷く苦手としている子(トラウマがある)などです。
そのため、混雑時期に限らず、ケージレスのペットホテルを利用したいと考えておられる場合は、なるべく早く計画を立てて早め早めの予約をされることをおすすめいたします。
◇他の犬たちの安全を考えてお断りしたケース
このケースは過去に1件だけありました。
具体的には、次のようなご依頼内容でした。
ーーーーーーーーー
2頭の預かりをお願いしたい。
犬種は秋田犬と、秋田犬のMIX。(体重はわからないが『デカい』とのこと)
普段は外飼いで、他の犬との交流をさせたことはまったくないので、
他の犬にどういう態度をするかわからない。
ーーーーーーーーー
お話を伺っただけで、他のお預かり犬たちの安全を守りつつ、みんなをストレスなく楽しくお預かりすることは非常に難しいと判断し、丁重にお断りいたしました。
お預かりするのは この子たちだけではありませんから・・・
残念ながら、危険犬種と呼ばれる以下の犬種を受け入れているケージレスのペットホテルはあまり多くはないでしょう。
土佐犬、秋田犬、紀州犬、シェパード、グレートデーン、セントバーナード、ピットブル、その他マスティフ系の犬など
こういった犬種は、かなりの運動量を必要とするため、ケージに閉じ込めておくタイプのペットホテルに預けることも、本犬さんたちにとって大きなストレスになります。
飼育にあたっては、飼い主さんの入院など、どうしても愛犬を預けなくてはならない事態に備えて、予め預かってもらえる知人やブリーダーさんなどを探しておくことをおすすめします。
◇ウチには向いていない子だと判断したケース
お預かりができないわけではないけれど、ウチでお預かりしない方がいいのではないか?と判断したケースです。
これについては、実際の事例を交えて具体的にお話しますので、ぜひご自分の愛犬のペットホテル選びの参考になさってみてください。
●お預かりをお断りしたAちゃんのお話
Aちゃんは、11才のフレンチブルドッグです。
◇面談のお申込み
お電話で見学&面談のご予約をいただいた時に、飼い主さんと次のようなやり取りがありました。
「原則として、10才以上の老犬はお預かりしていませんが、面談の結果 十分にお預かりできると判断した場合に限って、通常の承諾書とは別に『高齢犬のお預かりに関する承諾書』にご同意いただくことを条件にお預かりしています。
そういうことでもよろしければ、ぜひ見学にお越しください。」
「ウチの子、11才ですけど とっても元気なんですよ。
こういうホテルをずっと探していたんです。
ぜひ伺わせてください。
実は、別なペットホテルに既に申し込みをしてしまっているんですが、そちらはもうキャンセルしてしまってもいいですよね?」
「キャンセルはまだしないでください。
面談の結果、お預かりできないという可能性もまだありますから・・・」
「とってもいい子なんですよ?
ダメなのかしら・・・」
「本当に申し訳ありませんが、面談させていただくまではお預かりできますとはお答えすることはできません。
それに、〇〇様やAちゃんも見学されてみて、やっぱり他がいいと思われるかもしれないんですよ。」
「それはないです!もうコチラにお願いするって決めてるんですから・・・」
「ありがとうございます。
でも、まずは面談をしてみてからでなければ、やはりご予約はお受けできませんので、どうかご理解ください。」
そして、このお電話の翌日、Aちゃんは飼い主さんと一緒に面談に来てくれました。
長くなるので、つづきはまた次回にさせてくださ~い!
<今日のpethotel11!>
Lちゃんは、グイグイ来る子がいなければ サイコーにごきげん♪ |
イエーーーーーイ♪ 絶好調だね(笑) |
グイグイ来ない子とも すぐに仲良しになれちゃいます |
でもホラ・・・グイグイ来る子には 「やめてぇえ~~~」 Nちゃん、やめてあげて (-_-;) |
Nちゃんが遠くへ行ったのを 見届けると・・・ |
「ヘヘヘ♪」 わっかりやすっ!!(笑) |
でも、ボールに夢中になると、隣にNちゃんが 来ても気づかないんだってさー(笑) |
Nちゃん「ねえR弟くん、この枝欲しい?」 R弟くん「え?いらないよぅ~」 |
Nちゃん「いい枝なのに~~」 R兄くん「興味ありまへーん」 |
Nちゃん「欲しいくせに無理しちゃって~!」 R兄弟「いりまへーん」 |
Lくん、帰っちゃうの? バイバイ、またね~~! |
Nちゃん「Lくんのお部屋、広ーーい! 今夜からワタシ、ここで寝るぅ~」 いいけど、Nちゃんも明日にはお帰りだよ(笑) |
夕方のお散歩 少し朝夕は涼しくなったね♪ |
だーれ~~?(笑) |
すっごくいいウンチ出たヨーー♪ うん、よかったよかった(*^_^*) |
ネコを無視できないお三方 ネコさん、早くアッチへ行ってくださーい(^_^;) |
0 件のコメント:
コメントを投稿