先日来、小型犬に多い問題点や小型犬の飼い主さんが陥りがちな「しつけの手抜き」についてお話してきましたが・・・
わたしたちは何も小型犬の飼い主さんを目の敵にしているワケではありません。
なんたって、わたしたち自身が何を隠そう(隠してない隠してない)小型犬の飼い主さんなんですから・・・(^_^;)
今回の一連の「小型犬コーションシリーズ」は自戒の念も込めて書かせていただいているところであります。
今日は特に、わたしたち小型犬の飼い主が対外的にやらかしてしまいがちな、KY(空気が読めていない)行動についてのお話です。
【小型犬の飼い主がヒンシュクを買う時①】
●他人に愛犬を近づける
お散歩中、人懐っこい犬が知らない人に近づこうとした場合・・・
大型犬の飼い主さんのほとんどは、元々短く持っていたリードを更に短く手繰り寄せ、自分の大きな愛犬がウッカリ相手に跳びついたりすることがないように制止したり方向転換したりするでしょう。
けれども、小型犬の飼い主さんの中には、いるんですね・・・
「アラまあ 〇〇ちゃん、このお姉さんのことがしゅきなんでしゅか~~~?嬉しい嬉しい♪、あら嬉しい♪♪」
などと言いながらむしろ積極的に知らない人に愛犬を差し向け、そのたびに
「わー可愛い♪」
と愛犬を褒めてもらってナデナデしてもらうことをライフワークにしているような人が・・・(-_-;)
相手が知り合いならともかく、まったく知らない人に対してそのような行動を取るのはとても危険です。
みんながみんなアナタの愛犬をカワイイと思うわけではないってことを覚えておきましょう。
相手が犬をキライな人かもしれませんし、犬アレルギーの人かもしれません。
そんな人が突然自分の足元にまとわりついてきた犬にフイをつかれて、小型犬の飼い主さんが
「オイコラッ!飼い犬をしっかり見てろっ!!」
などと怒鳴られたってお話はわりとよく聞きます (T_T)
また、相手の出方によっては、愛犬が普段は飼い主さんに見せないような攻撃性を見せるかもしれませんし、相手の方が驚いて転倒すれば大事故になってしまうかもしれません。
特に注意したいのは相手が子供や子供連れの人だった場合。。。。
子供は予想外の行動に出ることが多く、突然犬の頭を触ろうとしたり、シッポを掴もうとして犬を驚かせたり怯えさせたりすることがあるからです。
その結果、犬が子供に噛み付いてしまったりすれば、原因が子供の行動だとしても、飼い主さんは犬の監督責任を怠ったとして、最悪の場合 多額の損害賠償を請求されてしまうことになりかねません。
実際の怪我が浅くても、子供が負った心の傷(トラウマ)に対する慰謝料を請求されることもありますから、基本的に知らない人に愛犬を近づけることはやめておきましょう。
相手が大人で、犬慣れした犬好きの人だとわかった時だけ、お礼を言ってナデナデしてもらうようにしてくださいね~!
いずれにせよ、
「ウチの可愛いワンコに気に入られてアナタ、ラッキーね♪」
というような態度は人格を疑われますから、現に慎みましょう。
更に、通りすがりの人がアナタの愛犬の自慢話を聞きたがっていることは・・・
まずない!
ということを、よーく覚えておきましょうね。
ケイタイに保存している子犬の頃の写真を見せようとするのもねー(笑)
●犬同士を近づける
同様に、知らない犬に愛犬をグイグイ近づけるのも、小型犬の飼い主さんに多く見られる行動です。
お相手がみんな自分の愛犬を他の犬と交流させたいと思っているとは限りません。
むしろ、
・愛犬がひどく臆病
・愛犬を訓練中
・愛犬の体調がすぐれない
など様々な理由で他の犬とはなるべく近づけたくない飼い主さんの方が多いと考えておいた方がいいでしょう。
相手の飼い主さんにきちんと確認をしてから犬同士を挨拶させるようにしたいですね。
それから・・・
コレもよく見かけるシーンなのですが、自分の愛犬が他の犬との交流があまり得意ではなかったり、相手の犬にまったく興味がなさそうであるにも関わらず、飼い主さんが執拗に愛犬を他の犬と仲良くさせようとしていることがあります。
「ホラホラ、〇〇ちゃん、お友達よオトモダチ!
さ、ホラご挨拶は?
ご挨拶、できるでしょ?ホラホラホラホラ!!」
なーんて言いながら、グイグイとリードを引っ張って無理やり他の犬に自分の愛犬を近づけるのは、とっても迷惑だし危険な行為ですから絶対にやめてください。
小学生のアナタがお母さんと一緒に道を歩いていたところ、向こうから見ず知らずの、あんまり仲良くなりたくないな~ってなタイプの人が歩いてきたとします。
そこで、やおらアナタのお母さんが、アナタをグイグイとその人に押し付けるようにしながら
「ホラホラ、オトモダチよ、挨拶なさいっ!
仲良くなさいったらー!!」
などとやったらどおーなんすかっ?!
・・・ってことを考えればお解りですよね?
犬にだって相手を選ぶ自由はありますし、好みや気分だってあるんです。
時間をかければ仲良くなれる相手とだって、力づくでくっつけられたりしたら、どちらの犬もヒジョーに不愉快になるでしょう。
無理やり仲良くさせようとすることで、愛犬がかえって他の犬がキライになったり、イヤなことを強要する飼い主さんへの不信感が生まれたりする原因になります。
他の犬との距離をいきなり詰められたことでパニックになり、愛犬が相手の犬に噛み付いてしまうかもしれません。
「まあ!〇〇ちゃんったら一体全体どうしたの?!悪い子ね!コラッ!!」
なんて愛犬を叱らないでくださいね~~(-_-;)
「ちーーがーうーだーろー!!」(←相手の飼い主さんの心の声)
「おーーまーえーだーろー!!」(←愛犬の心の声)
「仲良し至上主義」による”仲良し強制グセ”
は、小型犬の飼い主さんの中でも特に女性によく見られる困った行動です。
◇特に大型犬には配慮して
小型犬の飼い主さん(小型犬しか飼ったことがない飼い主さん)に特に注意していただきたいのが、見知らぬ大型犬に遭遇した時です。
大型犬を連れた飼い主さんの多くは、周りの人や小さな犬を自分の愛犬が怖がらせてはいけないと、とっても気を使っている人が多いんです。
そのため、知らない人や犬とすれ違う際には、よくしつけられた大きな愛犬を道の端にオスワリさせるなどして待機させたり、さりげなく他の人や犬と距離を取るように歩いたりしている大型犬の飼い主さんをよく見かけます。
ところが、そんな配慮を想像すらできないような小型犬の飼い主さんに限って、わざわざ大型犬を見かけると嬉々として寄っていき、例の”仲良し強制グセ”を発揮してしまうんですね・・・(-_-;)
おびえて大型犬に吠えつく小型犬。
飼い主さんに指示され、じっと耐える大型犬。
更にグイグイ自分の愛犬を大型犬に近づけようとする小型犬の飼い主さん・・・
その結果、大型犬が
「ウォンッ!!」
と一声吠えようもんなら
「んまぁあああーコワイ!
怖かったねぇ~~~~ヨシヨシ、
ご挨拶しようとしただけなのにねぇ~!
さ、行こうねえ~~~」
なんてやったら、それはもうとんでもなくお相手の飼い主さんに失礼なことですからね~~~(-_-;)
<今日のpethotel11!>
朝のおさんぽ Mくん、ローズマリーいい香りだね~♪ |
Nちゃん「ねえねえチャコちゃーん遊ぼっ♪」 |
チャコ「やだ」 |
Nちゃん「遊ぼったら~~♪」 チャコ「やだーくすぐったーい!!」 |
さあ、果たしてNちゃんとボス、 どちらがテニスボールをゲットするかーー?! |
Nちゃんに決まってるわね (-_-;) (笑) |
取ったら逃げるっ!! |
逃げられたら追うっ!! (もちろん追いつけないわねー 笑) |
Mくん「はぁー・・・今日は蒸し暑いよ~」 |
はあはあ・・・ちょっと動くと 暑くてもう・・・ |
「眠くなっちゃう」 コラコラー!寝るならお部屋でにしなさーい(笑) |
お部屋に入るの待機中のふたり |
夕方のお散歩♪ |
階段を登って神社に行ってみたよ。 神社の「ジンちゃん」(ネコ)いるかなぁ~~? |
いないねぇ、ジンちゃん・・・ ナツはずっとジンちゃんの残り香を嗅いでいました~ |