わたしたちのペットホテルは、日中(起床~就寝まで)はワンちゃんたちをケージに閉じ込めず、自由にお部屋やお庭で過ごさせるというお預かりスタイル(いわゆる”ケージレス”)を取っています。
そのため、ご利用を希望される飼い主さんの多くはやはり、
「ケージに入れっぱなしで お散歩も十分にしてもらえないペットホテルにウチの子を預けるのはイヤだ」
という理由でペットホテルを探された結果、pethotel11!にたどり着く方が多いようです。
では、ペットホテルはケージレスが最も理想的な形なのでしょうか?
いいえ、決してそんなことはありません。
今回はそんなお話です。
今日はまず、ケージレスのペットホテルについて・・・
【ケージレスペットホテルってどんなところ?】
●ケージレスといっても色々
一口に”ケージレスのペットホテル”と言っても、ホテルによってまったくお預かりの仕方は異なります。
pethotel11!では、お預かりしたワンちゃんたちはお部屋やドッグラン(お庭)で自由に他のワンちゃんと遊びながら過ごします。
わたしたちはお散歩をとても重要視しているので、朝夕それぞれたっぷりと、体の大きさや年齢に応じて十分と思われるお散歩をするようにしています。
そして、夜眠る時はそれぞれの個室(ケージ)に入って安心して休息を取ってもらう・・・というスタイルです。
他のペットホテルのやり方を全て知っているわけではありませんが、見聞きした事例として、
・昼も夜もケージレス(個室はナシ)だけど、お散歩はせず、敷地内のお庭で遊ぶのみ
・屋内のプレイルームでのびのび過ごすので屋外遊びもお散歩もナシ
・日中は屋内で自由に過ごし、朝夕のお散歩はしっかり連れて行く
など様々なパターンがあります。
●ケージレス、真面目にやれば大変なはず
お預かりする側の立場からお話すれば、ケージレスのペットホテルより、ケージにずっと入れっぱなしのペットホテルの方が圧倒的にラクチンです。
ケージに入れっぱなしのホテルの場合、極端なことを言えば、ゴハンとお水をあげて、排泄のお世話をしていればいいのですから、その子の性質を最後まで知らないままでも、なんなら顔と名前が一致しなくてもお預かりは可能かもしれません。
でも、ケージレスの場合、相性が悪くてケンカをしてしまいそうな犬同士は、柵で仕切って遊ぶエリアを分けるなどの判断が必要ですし、他の犬たちといることでストレスを溜めてしまうような極端に臆病な子もいますから、おのずとそれぞれの性格や注意点をしっかり把握して、個性に応じた対応をしなくてはなりません。
また、他の子のウンチを食べてしまう子もいます(笑)
ですから、身体の大きさも個性も異なる初対面の犬たちを自由に交流させながら、事故を起こさぬよう安全にお預かりするためには、簡単に言うと
「目が離せんっ!!」
ってことですね。
裏返せば、ケージレスのペットホテルなのに、手間を惜しみ、配慮に欠いたやり方をしているようなところに愛犬を預けてしまえば、大きなリスクを負うことにもなりかねないってことになります。
それと・・・大変腹立たしいことですが、ケージレスだと謳いながら、実際には犬たちをケージに入れっぱなしにしているホテルや、ほとんどの時間リードで繋いでいるというホテルもあるようです(-_-;)
そこはやはり、周囲の人やインターネットの口コミ、あるいは1度預けてみて戻ってきた愛犬の様子などで判断するしかないかもしれませんね。
●オーナーのポリシーやコンセプト
そんな風に手間や神経を使うケージレスのペットホテルをわざわざ経営しているペットホテルオーナーには、考え方は違っても、それぞれにポリシーやこだわりがあるはずだと思っています。
ですから、ケージレスのペットホテルを選ばれる際には、単純にメニューやHPに書かれているシステムややり方だけを見るのではなく、オーナーとよくお話してみることをオススメします。
「お散歩しないのはどうしてなんですか?」
「夜はケージに入れてしまうのは何故ですか?」
などと、率直に質問をぶつけてみるのもいいでしょう。
その上で見えてきたホテルのポリシーやコンセプト、オーナーの考え方に共感できるか、「う~ん・・・?」と感じるかどうかは、ペットホテル選びの大事なポイントになると思います。
●pethotel11!の場合
ちなみに、pethotel11!では、次のような考え方で現在のやり方を選択しています。
・犬にとってお散歩は”運動”という側面だけでなく、本能的、生来的に必要不可欠なものだと考えているため、ストレス解消、社会性の醸成、ハンドラーとの信頼関係を育てるといった意味でも朝夕共に毎日しっかりと行う。
・日中は、他の犬と共にお庭やお部屋で自由に過ごすことによって社会性を育んだり、ストレスを発散することを目的として、ケージには閉じ込めない。
・夜は休息の時間と考えているため、それぞれの個室(ケージ)で他の犬に邪魔されることなくゆっくりと休んでもらう。
●夜間、ケージに入れる理由について
上記の考え方の最後の項目についての補足説明です。
飼い主さんの中には、夜間もケージに入れないで自由にさせて欲しいというご要望をお持ちの方もいらっしゃいます。
「夜はケージに入るんですかぁ・・・」
と残念そうにおっしゃる飼い主さんもいらっしゃいます。
どうしても、人間の感覚だと
ケージに入れる=檻に閉じ込め自由を奪われる=可哀想!
という風になるのでしょう。
そのお気持ちは、とてもよく理解できます。
ただ、わたしたちがあえて夜間はそれぞれのお部屋でワンちゃんたちを休ませることにしているのは、色々なことを考えてそれがベストだと考えているからです。
その理由については長くなるので次回にお話したいと思います。
<今日のpethotel11!>
はじめまして~!ボク、Sくんです♪ |
夜には雨が降るらしいけど・・・ |
今はよーく晴れてるよ~!(ニカッ♪) |
Nちゃん「ねえボスぅ~~」 |
Nちゃん「あのボールは取れないと思うわよ~!」 |
ボス「そんなことないよ!取れるったら」 |
ボス「こーやって手で・・・」 |
ボス「やっぱり口で・・・ ヨイショ、ヨイショ!」 |
ボス「ホラ、取れたーー♪、あれ?Nちゃん?」 すごい執念でボール取ったボスだけど、 Nちゃんもう飽きちゃったって(笑) |
Sくん「ねえ、あの子たち元気がないけど、どうしたの?」 |
え?ああ・・・ボスとナツね。 いつもあんなだから気にしなくていいよー(^_^;) |
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