Pet Hotel 11! お庭番のブログ①: 小型犬の飼い主さん「あるある」②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!（ペットホテルワンワン）のお庭番です。

前回ブログのつづきです。

【小型犬の飼い主がヒンシュクを買う時②】

●小型犬の飼い主さんに限らぬ「仲良し強制行動」

いきなり少しお話は逸れますが、小型犬の飼い主さんに限らず、大型犬の飼い主さんもときどき、例の「仲良し強制」を愛犬にしていることがあります。

それはドッグランなどでたくさんのワンちゃんと一緒に遊んでいる時・・・

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愛犬がボール遊びをしていて・・・

それを他のワンちゃんも欲しがっているけれど、自分の愛犬がずーーーっとボールを保持している・・・
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というよーな場面。

「コラッ！お友達がボールほしがってるでしょ？！貸してあげなさいっ！！」

なーんて言って飼い主さんが愛犬からボールを取り上げて他の子に渡してしまうことを何度も繰り返す・・・

こんな信じられないシーンを何度か目にしたことがありますが、

犬は幼稚園児じゃないからーーー！！

「お友達にもオモチャを貸してあげられる思いやりのある子に育てたいんです♪」

なんて親心は、あまりにも犬を擬人化しすぎたトンチンカンな願いです。

ボールを他の犬に渡さない愛犬に対して、

「どうしてそんな意地悪するのっ？！」

などと叱りつけている飼い主さんもいらっしゃいます。

いやいやいや・・・

どーしてそんなトンチンカンなこと言うのっ？！

愛犬がお友達にボールを譲れる子になったら、次はまさか・・・

「お水飲み場では並んで順番待ちしましょーね～♪」

とか・・・

「あの隅っこで寂しそうにしているオトモダチを誘いにいってあげなさい♪」

とか言い出すんじゃーないでしょーね・・・・ドキドキ(；´Д｀)

犬には「平等」という考え方は基本的にありません。

常に上か下かのどちらかです。

遊びやふれあいの中でお互いにその関係性を確認しあっているんです。

アナタの愛犬がボールをずっと保持していられるのは、それだけ実力があるってことです。

もし、アナタの愛犬がすぐにボールを取られちゃうならそれは、相手のワンちゃんの方が力関係で上に立ったということです。

楽しみながら観察し、愛犬の性格を更に深く知るきっかけにしましょーよ！

せっかく犬同士が自由に遊んでいる空間で、彼らに人間の子供にするような「仲良し平等至上主義」の押し付けや、よけいな介入をしてしまえば、犬同士の関係がかえってこじれたり、犬のプライドを傷つけてしまうんです。

愛犬の社会性もまったく育ちませんね。

「アイツと遊ぶとすぐに~~オバハン~~人間がジャマしに来るからやめとこーぜ～」

って他の犬たちに思われちゃいますよ(；´Д｀)

なにより、せっかくのドッグランが愛犬にとって「超ツマンナイ空間」になっちゃいますよ！

もしも、相手の飼い主さんに対して気まずいと感じるのなら、人間同士でだけ

「んも～～～・・・すみませんねぇ～　ヤダわぁ～ウチの子ったらオホホ♪」

程度にして、決して犬の遊びに干渉しないでくださいね。

人間が介入するのは、ホンキのケンカに発展しそうな時、事故を未然に防ぐ目的でだけにしましょう。

●排泄物の放置

大型犬はウンチもモリモリ、オシッコの量もザブザブなので、平然と放置する飼い主さんはそう多くはありません（たまーにいますけどね）

でも、愛犬の排泄物に見えないフリをするのは、プリプリウンチやチャ～チャ～オシッコをする小型犬の飼い主さんが圧倒的に多いです。

わたしたちは、ときどき時間があると三浦海岸のワンチ（ワンコのウンチ）拾いをしていますが、落ちているウンチは9割9分が小型～中型犬のソレとみられるものです。

もちろん、大型犬よりも小型犬の方が絶対数が多いから・・・という理由もあるでしょうが、どうも見ていると、小型犬のお散歩をしている人に「手ぶら」の人が結構多いんですねぇ・・・(-_-;)

最初っから拾う気・・・「ゼロ～～～～♪」

最悪のケースは、お散歩ですらない場合・・・

おうちから小型犬だけを小脇に抱えて近所の草地や海岸に連れてきて・・・

どーすんのかな～？って見ていると・・・

いつも愛犬がウンチするポイントにおろす・・・

そして、出すモノ出したらまたヒョイッと愛犬を抱えて帰ってゆく・・・

ウソでしょ？　( ﾟдﾟ)

そこで、見られてますよ～って気づいてくれればと

「コンニチハー！」

って声を掛けると、まったく悪びれる様子もなく

「コンニチハーー♪（ニッコリ）」

・・・ってをーーーい！！(;O;)

ココの草地はオタクの愛犬のトイレなんですかー？！

固定資産税でも払ってんですかー？！

仕方なく、まだ湯気の立つ小さなソレを拾って帰る・・・(T_T)

同じ小型犬の飼い主としては

「コレだから小型犬の飼い主は困るんだよ・・・（舌打ち）」

なんて思われるのは不本意ですからね。

愛犬がカワイイなら、そのカワイイカワイイ落とし物も大事に持ち帰ってくださいませ。

また・・・マーキングぐせのある男の子に関して、小型犬の場合は量が少ないのをイイことに、飼い主さんが所構わずチッチチッチとさせているのを見かけます。

でも・・・よそのお宅の門扉や、丹精込めて育てているプランターに平気でオシッコをひっかけるのは、どー考えてもダメだって解りますよね？

アナタ、ご自分の家の玄関や植木に知らないオッサンが立ちションしても

「まあカワイイ♪　オシッコ出たの～？」

って微笑ましく思えます？

わたしならぜーーったいに許せませんねぇ～～！

もしかして、

「見た目がカワイイ小型犬のオシッコは、オッサンのオシッコと成分が違う」

とでも・・・？

どんなにカワイイ小型犬でも、オシッコさせる場所はちゃんと選んでください。

そして、屋外でオシッコした時は、持参したお水をかけて流しましょう。

また、あまりにもひどいマーキングぐせのある子を住宅街でお散歩させる時は、オムツをつけておいた方がいいでしょう。

●フレキシブルリード

以前から何度もこのブログでお話していますが、フレキシブルリードは大変危険なのでオススメしていません。

その理由は・・・

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・愛犬を制御しにくい

・巻取り収納されているため、リードの劣化に気づきにくく、ある日突然プチン！と切れる危険性がある。

・壊れやすくてキケン。

・リードが細いため、ピンと張ったリードで人や自転車が転倒したり、側にいる人の脚を切ってしまうといった事例が多い。

・愛犬が走り出し、勢いがついたところで急にストッパーで止まるため、愛犬の頚椎を傷めるリスクを伴う。
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といったことです。

そして、このフレキシブルリードを使っている人のほとんどが小型犬または小さめの中型犬の飼い主さんです。

フレキシブルリードやロングリードでは、はるか先を行く愛犬が危険なものを拾い食いしていても飼い主さんは気づくことができませんね。

小さくて扱いやすい小型犬～中型犬は、飼い主さんが注意義務をついつい怠りがちです。

でもお散歩中は何が起きるかわかりません。

とっさの事態にすぐに対応できるよう、飼い主さんは愛犬に自分のすぐ近くを歩かせるようにして、他者に迷惑をかけないようにすると同時に愛犬の身を守ってあげなくてはならないのは、大型犬も小型犬もおんなじですね？

さて、いかがでしたか？

「ここまでは酷くないけど、似たようはことをしちゃってるなぁ～」

と思った飼い主さんは、今日からぜひ気をつけてくださいね。

もちろん、大型犬の飼い主さんの中にも非常識な人はいますし、逆に小型犬の飼い主さんにも、とても周囲に気を配っている飼い主さんはいます。

ただ、概して「犬を飼う」というはじめの一歩の段階から、大型犬の飼い主さんと小型犬の飼い主さんでは覚悟が違うこともあって、やはり意識が高いのは大型犬の飼い主さんの方が圧倒的に多いと言わざるを得ません。

「そんなことないわよ～！」

と思われる小型犬の飼い主さんは試しに目の前の愛犬がやっている行動や仕草を、体重30キロ超の犬がやっていると想像してみてください。

うわぁ～・・・(；´Д｀)

ってなりますヨーー（笑）

大型犬たちは、アナタの愛犬と同じように跳びついたりはしゃいだりする「犬」ですが、飼い主さんのしつけによってキチンと落ち着いたふるまいができるようになっているんだってことですね～！

＜今日のpethotel11!＞