2017年12月6日水曜日

ゾーーっとしたお話

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。



前回のブログで、チャコが抜糸したというお話をしましたが・・・

実は抜糸を終えて獣医さんから帰宅する際、とっても恐ろしいことが起きていたんです。

原因は全て、わたしの不注意

これに尽きます。

本日は、あえて皆さまに恥をさらすことで、二度とこのようなことが起きないようにとの思いでこのブログを書いています。


【大失態】


●ルンルンで帰宅


実は、昨日チャコを獣医さんに連れて行ったのは、抜糸のためではありませんでした。

本来の目的は切れてしまったアトピーのお薬を頂くことだったんです。

そして、抜糸は翌日・・・つまり本日を予定していました。

なのに、あえてチャコを連れて行ったのは、

「1日早いけど、どうせお薬をもらいに行くついでにチャコも診てもらおうっと。

もしかすると今日ついでに抜糸してもらえちゃうかも~・・・♪

そうしたら明日行く必要ないもんねー!」

という魂胆あってのことです。

そして、わたしの目論見通り、先生は抜糸して下さいました。

ヤッターヤッターヤッターマ~~ン♪(←古)

更に、チャコのカユカユ皮膚の回復について、先生からお褒めの言葉を頂きました。

「あの最初の状態から比べたら、本当に綺麗になったね!

硬くて分厚かった皮膚がこんなに柔らかくなってる。

めざましい回復ぶりだよ!

あんな酷い状態からだと、ここまでくるのに普通は半年くらいかかるのに、まだ1か月ちょっとだから優秀だよ!

大変だろうけどこの調子で頑張ってね!」

なーんて言われて、わたしはすっかり花の子ルンルン(←古!)気分だったんです。


●おかーさ~~ん!


獣医さんのところからPet Hotel 11!までは、道が空いていれば車で5分程度の距離です。

フンフンフ~~ン♪

と鼻歌を歌いながらチャコを後部座席に乗せて

「レッツラゴ~~~!!」(←古!!)

すると道中、前方をテクテク歩いている母を発見したのです。

母はPet Hotel 11!のすぐ近くに住んでいて、カイロプラクティックに出かけた帰りでした。

「フフフ・・・チャコ、おかあさんいたよ~!」

ゆっくりと後方から母に近づき、窓を開けて声をかけようとしたのですが、アレ?窓が開かない・・・

「おーっと間違えた。後ろの窓を開けてた!」

慌てて運転席の窓を開け、母に声をかけて車に乗せると再び出発しました。

といっても、そこは既に家から歩いても3分ほどのところだったのですけど・・・

チャコが抜糸してきたことを告げると母は、後部座席にいるチャコに

「よかったねぇ~!エライねぇ~~!」

と話しかけ、チャコも嬉しそう♪

そうこうしているうちにあっという間に母の家の前に到着です。


●イオン


家の前に車を停めたところで、母は降りずに、自分が買ってきたワインについて、その安さを熱く語りはじめました。

女性の皆さんならおわかりでしょう・・・

女は急に黙れない

(特にお庭番の母は・・・←内密に)

わたしはその時、チャコが無事に抜糸を終えたことを一刻も早くお料理番に伝えて安心させてあげたかったので、母の話を、んもー早く降りてよぅ~と思いながら

「フンフン、ホゥホゥ、ヘーヘーヘー」

と、テキトーに聞き流しておりました。

やっと言いたいことを言い終えて助手席から降りていく母の後ろ姿を見送っているその時です。

ドンッ!ド・ド・ドンッ!!

という、普段あまり聴かないような異様な音が車外から聞えてきたのは・・・・


・・・ってそれ、

イオンじゃないだろ、異音だろっ!!(長いノリツッコミ失礼いたしました)


●あるはずのものが・・・


驚いたわたしは、咄嗟に運転席側のサイドミラーを見ました。

けれども、そこには何も映っていません

が・・・そこに映っているべきものも映っていませんでした。

それは、後部座席の窓ガラスです!!

そうです。わたしは数分前、母を見つけた時に、ウッカリ操作を誤って、運転席の窓ではなく、後部座席の窓を開けてしまっていたのでした!

そしてそのまま閉め忘れていたんですーーー!!


●恐ろしい光景


大慌てで運転席を飛び出したわたしが見た光景は、今思い出してもゾっとします・・・

後部ドアの外側に、わたしたちの可愛い可愛いチャコが・・・

首吊り状態でぶら下がっているではありませんかっ!!!

Σ( ̄ロ ̄lll)


文字では伝わりづらいかと絵を描いてみましたが、
よく考えたら絵はもっとヘタクソだったーーー!


先ほどの不吉な異音は紛れもなく、開いていた窓から飛び出したチャコが、リードに繋がれた状態で後部ドアにぶつかる音だったのです・・・

悲鳴と共にチャコを抱き上げたところ、本犬さんはケロリとしており、幸いなんでもなかったのですが・・・

もし、あれが走行中だったら・・・

とか、色々と想像すると、更にゾゾゾーと背筋が凍る思いでした。


●注意一秒怪我一生


小さい頃からよく言われた言葉です。

(ってゆーか、なぜかジュースを飲むコップにこの言葉が書いてありました。ヘンな家・・・)

今一度、肝に銘じておかなくてはなりますまい・・・・

チャコの体重が軽かったから助かったものの、そしてチョークチェーンではなく、普通の首輪だったから助かったものの・・・勢いよく窓から飛び出したチャコのGを考えると、首吊り投身自殺になっていても不思議ではない状況でした(ハアハア)

なぜ、こんなことになってしまったのか・・・

反省点はいくつもあります。

何よりも一番悪かったのは、もちろんわたしが後部座席の窓を誤って開けてしまったのに気づきながら、他のことに気を取られて閉め忘れていたことです。

ウカレポンチになっていましたし、家が近かったこともあり、気が緩んでいました

チャコをケージに入れていなかったことも大きな過ちでした。

わたしは普段、ワンちゃんを車に乗せる際には、安全を第一に考えてケージに入れるようにしています。

(もちろん、大型のワンちゃんが入るケージは車に積めないので、リードをしっかり固定してそのまま乗せていますが、その場合、リードは相当短くして絶対に窓から飛び出せないようにしています)

小型犬のチャコは、ケージに入れるところ、現在のチャコは”エリザベスカラー犬”

カラーがケージの出入り口にひかっかってしまうという理由でケージには入れず、リードをヘッドレストに結わえ付けていただけでした。

更に、病院が近いから ”ま、いっか” という気持ちでリードを短くしていませんでした。

窓を開けるつもりがなかったからです。


そして、わたしのもうひとつの過ちは、チャコが要注意犬だってことをウッカリ忘れていたことでした。

以前もこのブログでお話しましたが、チャコは高いところから何の躊躇もなく飛び降りるという恐ろしい習性を持っている子なのです!!

チャコは元繁殖犬で、一度もお外に出たことがないような子でした。

そのため、高いところの怖さがまったく解っておらず、今までにも何度か、信じられないような高いところから飛び降りようとしたことがあるんです。

ところが最近は、そんな行動が見られなくなっていたので、わたしは勝手に

「もう大丈夫かな?」

高をくくってしまっていたんですね・・・

ぜんっぜん大丈夫ぢゃなかったーーーー!!

Pet Hotel 11!の車は日産キューブ。

窓は普通自動車にしてはちょっと高い位置にありますから、もしリードをヘッドレストに結わえ付けていなければ、チャコは硬いコンクリートの地面に体を打ち付けて、きっと無事では済まなかったでしょう・・・・


神さま・・・この度は、チャコをお救い下さってありがとうございました。

今回のことを心から反省し、絶対に気を抜かないように気を付けます。


どうか、愛犬家の皆さまも、おバカなわたしを反面教師として、くれぐれもご用心くださいませ。

最後に・・・

当たり前のことですが、お預かりするワンちゃんの送迎時には、万一のことを考え、絶対にこのようなことが起きないよう、十分に気を付けていますのでご安心くださいませ。




<今日のPet Hotel 11!>

チャコ「気を付けてよね~!」
ハイ・・・ごめんねチャコ・・・って
チャコもチャコよ~(-_-;)

朝日を浴びる畑のおさんぽ
つまみ食いはダメだぞ~~!

あ!こらーー!ボス、それはボールじゃないよ。柿だよ!
(地面に伏せてあるカップ状のものはもちろんチャコ)

なつ様、キャベツの生育状態をご視察
夕方のおさんぽ前。
「はやくぅ~~」
待たされているボス&なつ