2017年12月22日金曜日

チャコの三浦海岸物語(その4)茅ヶ崎市職員さんがやってきた

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。



10月29日の譲渡回から、もう少しで2か月です。

我家の新しい家族になったチャコの様子、第4弾です。



【茅ヶ崎市保健所職員さんの訪問】


●譲渡回から現在までの経緯


チャコたちの譲渡会は、反対派の人たちから強い批判を受けながらの異例の譲渡回でした。

詳しくは以前書いたコチラのブログ「茅ヶ崎の緊急譲渡会に行って」をご覧ください。


譲り受けた当日すぐに獣医さんに連れて行き健康チェックを行った結果、心配された重篤な内臓疾患や妊娠はありませんでした。

狂犬病の予防接種と行政への飼い主登録を済ませ、次は避妊手術でしたが・・・

チャコは元々あったであろうアトピーと脂漏性皮膚炎の状態が、飼育されていた環境が不衛生だったため相当悪化していて、我が家にやって来た時は、下半身がほぼハゲていました。

(パっと見、下半身だけ裸みたいな、ちょっと物議を醸しそうな外見・・・

(^-^;)

そのため、獣医さんの判断ですぐには避妊手術を施すことができず、お薬と3日おきのシャンプーで皮膚の改善に集中しました。

その後、手術が可能な状態になったので、我家にやってきてからちょうど1か月後の11月29日に避妊手術を無事に済ませました。

ちなみに、譲渡会当日に”約束金”としてお預けしていた¥30000は、避妊手術完了証明のハガキを送付した後、すぐに返金していただきましたヨ!

(アニマルプロテクション様からは、ご丁寧な感謝のお手紙とカレンダーも一緒にお送りいただきました。ありがとうございました♪)


●皮膚疾患


チャコの皮膚の状態は、最初に比べると本当によくなってきています。

けれども、アレルギーやアトピーで苦しんでいる他のワンちゃん同様に、極めて根治が難しいとの診断が下っています。

少し調子がよさそうな日は、わずらわしいエリザベスカラー(我が家ではパラボラアンテナと呼んでいます)を外してやれるのですが、その翌日はまた狂ったように痒がってまたパラボラ装着・・・ということを繰り返しています。

現在は、病院で処方されているアポキルというお薬と3日おきのお薬シャンプー、更に新しくできてしまった脂漏性湿疹の治療目的で抗生剤を服用しています。

それと、「根治は難しい」と言われても諦めきれないわたしたちは、チャコの免疫力が少しでも上がってくれれば・・・という思いで、乳酸菌を取り寄せて毎回のごはんにふりかけています。

痒みって辛いですよねぇ~~!

チャコが最高潮に痒がる時は、

「んも~~たすけてぇ~~!!」

と訴えるような顔で、ウ~~ウ~~~~・・・・と唸り声を上げながら、パラボラのせいで掻けない後ろ脚をジタバタさせるんです( ノД`)

あの苦しみから解放してやれるなら何でも試してやりたいと思いますヨ・・・

でも、一度にアレコレ手を出すと、結局どれが効いているのかわからないので、まずは乳酸菌のみ・・・数か月続けて効果が見られなければまた別な何かを試してみるつもりです。

ひとくちに乳酸菌って言ったって、アホみたいに種類がいっぱいありますしね(;'∀')



●茅ヶ崎市の職員さんたちが来てくれたヨ!


さて、本日はそんなチャコに、譲渡会を主宰した茅ヶ崎市保健所の職員さんが会いに来て下さいました。

10月29日当日に譲渡が決定したのは26頭のワンちゃんたち。

その1頭1頭の飼育環境や飼育状態を確認すると共に、引き取った飼い主さんたちが何か困っていないか?ということを聴き取るためです。

2名の職員さんたちは、チャコの様子をブログで見てさっていたようでしたが、それでもちゃーんと実際に確認に来て下さったんですね。

具体的には、職員さんから次のような質問がありました。


・排泄の困り事はないですか?

・健康状態はどうですか?

・性格や性質で何か問題はないですか?

・その他、引き取った犬に関して何かお悩みはないですか?

・現在のワンちゃんの様子を撮影して保健所のHPに掲載してもいいですか?

・譲渡会のことを何で知りましたか?

・今回の譲渡会に参加した動機は、チラシに「殺処分を即時再開せざるを得なくなる」とあったからですか?



●合理的で誠実な対応


緊急で開催された今回の譲渡会には、多くの問題点や想定される懸念事項があったことは、以前にもお話しましたね。

主催者側の方々も問題点を重々承知の上だったことも・・・

ですから、緊急措置として新しい飼い主さんに即時引き渡しをしたものの、飼い主さんたちには順次、電話での状況確認や訪問確認を行うとは伺っていました。

茅ヶ崎市の職員さんたちが通常業務をこなしながらイレギュラーな確認作業を1件1件行うのは大変だろうと、わたしはブログの存在をお知らせしておいたんです。

ブログを見ていただいて

「あ、チャコちゃんは大丈夫だな」

ってことで確認対象から外せれば、職員さんの手間が1件でも減るかも・・・と考えたからです。

でも職員さんたちは来てくださいました。

そうですよね。

だってもしもわたしがブログをねつ造していたら大変ですから!!(笑)

・・・と、そこまで疑ってかかっていらしたとは思っていませんが、やっぱりあのような形での譲渡だったので、ご自分たちの目でちゃんと確認しておくべきだと思われたのでしょう。

とても責任感のある対応だと感じました。

譲渡した生き物も、地中埋設ゴミも、ちゃーんと”現認”しないとイケマセンね!(←なんのこと?)


それと・・・

職員さんたちの口からは、譲渡会の告知の仕方について、とても素直な反省の弁と謝意が述べられました。

やはり反対派の方々からのバッシングは相当のものだったようです。

でも、そうなった原因を分析し、反省すべき点は反省し、あの譲渡会で引き取られていった全てのワンちゃんが幸せになるようにできる限りのことをしている職員さんたちの姿は立派だと思いました。


茅ヶ崎市のHPでは、譲渡会についての市の反省を含めた見解と、引き取られていった犬たちの調査状況の進捗を掲載しています。

コチラ


ちなみに、チャコは当日10番だったので、今現在はまだ訪問確認が”済”になっていませんが、ほとんどの子の訪問が済んでいることがわかります。


●よかったよかった♪


本日お越し下さった職員さんたちによると、引き取られた子たちはみな、新しい飼い主さんに愛されてとっても幸せそうにしているとのことでした。

ずっと気になっていたので、それを伺うことができてホっとしました♪


すごく印象的だったのは、ひとりの職員さんが目を細めてチャコの頭を撫でながら

「おい♪覚えてるか?ボクに会うのは何回目だ・・・4回目になるかな?ホントによかったなぁ~~!」

と仰っていたことです。

嗚呼・・・この人たちは、市の職員さんという公務員である前に、動物が大好きな人なんだなぁ・・・

彼らはチャコたちが暮らしていた河原の小屋に実際に行って状況を確認し、限られた時間の中で非難を浴びながらもチャコたちを救出して譲渡会の準備をし、今もそのフォローを続けている人たちなんだなぁ・・・

と改めて感じ、胸が熱くなりました。

言葉などよりも、その行動全てを見て、それでも彼らを批判できる人などいるんだろーか?

そう感じました。



<今日のPet Hotel 11!>

モカちゃん、楽しかったね♪
また遊びにおいで~(^▽^)/

「あ・・・ちょっと写さないでよ!」

「やめてやめてー!
アクビしてる顔はブサイクなんだからー!」

ワハハーーッ!!ブッサイク~~!
「お~~の~~れ~~~・・・ クワッ!」
ヒイィ!こわーい、ランドールみた~~い
(ランドール=モンスターズインクの悪役)

やっぱり仲良しのふたり(はぁと)

ウリくん「ねえねえボスく~ん」
ボス「ダメッ!ボールはあげないよ!」

ウリくん「いーじゃんいーじゃ~ん!」
ボス「ダメったらダメなのー!」

取ったどーーーーーーっ♪♪♪

ボス&チャコ「アイツめ~・・・どこ行った?!」

ボス!うしろうしろっ!!(笑)