暑いなんてもんじゃないですねぇ~~。
うだるような暑さってゆーか、うだるっ!!
毎年のように、この時期になるとワンちゃんのための暑さをしのぐ対策についてお話していますが、今年の異常な猛暑は、もはやそれだけでは足りないレベルです・・・(-_-;)
以前の記事はコチラ↓(参考にしてみてくださいね)
「ワンコと夏を乗り切ろう!」
「犬が冷凍庫に立てこもりたくなる日本の猛暑」
お預かりしたワンちゃんたちが暑さで体調を崩したりしては大変なので、今年はちょっと大掛かりな対策を講じることにしました。
お陰で・・・
身体は暑いが懐は寒いぜっ!!( ノД`)
【Pet Hotel 11! 猛暑対策】
●犬舎にエアコンを追加投入します!
現在、ワンちゃんたちが過ごす犬舎には、もちろんエアコンが1台あって、昨年までは特に問題はありませんでした。
せいぜい、日中のものすごーく暑い時間帯に、屋根に直射日光が長時間当たっているとどうしても室温が高くなってしまうので、屋根に上ってホースで水撒きをしていたくらいでした。
それが、今年は日に何度も屋根に上って水撒きしているのに、犬舎のクーラーの効きが悪いっ!!
屋根に水を撒くと、ジュワーーッって湯気が立つんですよ・・・(;'∀')
絶対焼肉パーティーできちゃうくらい熱い!
室外機にもお水をかけて日に何度も冷やしているにも関わらず、やっぱり効きが甘いっ!
クーラーをフル稼働しても、焼け石に水です。
「むむむ・・・どうしようか・・・」
会議の結果、エアコンをもう1台増設することに決めました(ザンッ♪)
基本的には1台でまかなえるはずなのですが、あまりにも連続フル稼働していると
「もし・・・もしもこのエアコンが故障したらどうしよう?!」
という恐怖に襲われたんですねー・・・
2台あれば、1日おきに交代で使うこともできますし、万一1台が故障してもなんとかしのげるだろうというワケです。
これでちょっとホっとするぅ~~♪
ちなみに・・・実はもともと、真夏に停電したらどうしようか?ということは何度か話し合っていました。
特に最近は異常気象の影響で、突然のゲリラ豪雨と共に激しい落雷が起きることも多く、この春には2回ほど停電がありました。
幸いまだ真夏の停電はありませんが、もしもの時は、次のような原始的な方法を取ることになっています。
「ワンコに水をかけて冷やーす!」(以上)
お庭にワンコ用のプールを出して、怖がらない子は入れる。
怖がってプールに入らない子にはホースで水をかける。
・・・と、そんなことを話しているうちに、今度は
「断水になったらどーしよう?」
なーんて心配し出したらキリがないんですけど・・・実際、この猛暑で水が出なくなったら大変です。
そこで・・・
●井戸を掘り始めましたっ!
お庭の一角に、毎日毎日ほんの少しずつ少しずつですが、井戸を掘る計画を進めています。
現在はまだ場所を決定して、表面のコンクリートを斫(はつ)っている最中です。
(コレが硬いんだぁ~~~!!)
ただねぇ・・・暑いんですよとにかく!!
作業はお料理番がやってくれているんですが、熱中症になっては元も子もありませんから、本当にちょっとずつちょっとずつ・・・
しかもプロにお願いするお金はないので、原始的な方法で自力で掘りまーーす(笑)
いつの日か、めでたく水脈を掘り当てたらまたこのブログでご報告させていただきます!
●犬舎の屋根に断熱材
それから もうひとつ、犬舎の屋根の内側に断熱材を張りました。
最初から張っておけってお話かもしれませんが、今までは夏も冬も木の小屋はエアコン1台あれば何の問題もない快適空間だったんですよ。
断熱材として選んだのはグラスウールというもので、簡単に言うと「綿(ワタ)」ですね。
以前、「サマーカットは誰のため?」という記事でもお話した通り、ワンちゃんのふっさふさの被毛は、中にたくさん空気を含んでいるために、冬の寒気や夏の暖気の影響がワンちゃんの身体に及ぶのを防ぐ断熱材の役割を果たしています。
同じように、天井の内側にグラスウールを張ることで空気の層を作り出して、少しでも屋根に当たった日射熱を防ぐとともに、クーラーで冷やした室内の冷気を保持しようってワケです。
本当はプロの職人さんにお願いして、空気の層ができる空間を密閉し、更にそこに換気口を設けたりするのがいいようなのですが、とりあえず自分たちでできる方法を試してみることにしました。
やり方は簡単。
グラスウールを必要数購入して・・・屋根の内側にタッカーでつける!(以上)
少なくともしないよりはした方がマシでしょうし、実はネットで色々と調べた結果、これだけでもクーラー代がずいぶん節約できたという声を数多く見かけたんです♪
そしてグラスウールを取り付けた結果・・・
ぜんっぜん違いましたっ!!
効果ありでーーーす(^▽^)/
これはイイッ!
しかも、早朝や夜中にワンワンしちゃう子がお泊りに来ている時でも、少なくとも今までよりも音の反響が抑えられるに違いありません(ニヤニヤ)
冬だってきっと暖房費が節約できるはずよ~~!
一石三鳥ぢゃーん♪
ただ、問題は・・・
見栄えが絶望的に悪いこと・・・(;´Д`)
普通は天井を張って断熱材を隠してしまうんでしょうが、閉塞感があるのはあまり好きではないし・・・
追々考えまーーす!(先送りの術)
●「受援力」ってなに?
それにしても・・・普段通りの生活をできているわたしたちでさえ、この猛暑には悲鳴を上げているというのに、先日の西日本豪雨の被災地では、猛暑に加えて断水している地域が多いとのこと。
高齢の方や小さなお子さんやペットたちのことを考えると、一体どうやってこの猛暑をしのいでおられるのかと胸が痛みます。
ちょっとお話が横道に逸れちゃいますけど、このところ、報道で「受援力」という言葉がさかんに使われていますね。
受援力というのは、簡単に言うと「ボランティアを受け入れる能力」らしいです。
被災者がボランティアを受け入れるのに能力が必要なの?!
と不思議に感じてしまいますよね?
今回の豪雨災害は非常に広範囲におよんだため、どうしてもメディアが行きやすい場所だったり、被害が突出して大きい場所だったりばかりが報じられ、結果的に全国からやってくるボランティアもそういう地域に集中してしまっているようです。
対して、道路の寸断によって「陸の孤島」となってしまった場所は、支援物資も行きわたらない上に、メディアも入れないために報道すらされず、もちろんボランティアもやってこない・・・という深刻な状態。
そんな折、しきりに内閣府やメディアが
「日ごろから地域の取り組みで受援力を高めておくことが大切だよー!」
って言っているんですね。
地域の「受援力」を高めるために(内閣府)
調べてみると、「受援力」という言葉は2007年ごろからチラホラ見かけるようになった比較的新しい言葉ですが、元々は助けを必要とする人が援助を求めることを遠慮してしまうことに対して、
「困った時に国や他人に助けを求めることは恥ずかしいことではありませんよ。どんどん助けを求められるようになりましょう!」
という意味で使われていたようなのですが、今ではなぜか助けを求める対象は「ボランティア」で、しかも求める側の「スキル」のように言われているのには違和感を感じます。
具体的には、
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日ごろから多くの人に自分たちの地域を知ってもらうよう努めたり、被災した時に自分たちの地域にボランティアを多く呼び込むための発信力を高めたり、ボランティアがたどり着けるようにしたりしましょー!
「受援力」はもはや地域に不可欠な防災対策です!
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って感じになっています・・・・(・_・;)
確かに、困った時はお互い様ですし、災害の時にはボランティアの人たちの力が大いに復興の役に立っているのも事実です。
それはとっても美しい行いに違いありませんね。
でも・・・壊滅的な被害を被った被災地の人々が拠り所にするべきメインの対象がボランティアだという考え方は、ちょっと違うような気がしています。
メディアもボランティアも入れないような地域に必要なのは被災者自らの「受援力」ではなくて「国の状況把握能力」であり「いち早くきめ細やかな公的支援」だと思ってしまうのはわたしだけでしょうか・・・
大災害で酷い目に遭って大変な思いをしている人々に
「ダメだよ~キミたちぃ~、日ごろから受援力を高めておかなくっちゃーね!だから誰もボランティアが来てくれない・・・ホラ見たことか!」
だなんて・・・フツーの感覚ならとっても言えないような気がするのですけど・・・
第一、メディアやボランティアが行きにくいような場所に、災害の素人が無理に救援に行こうとすれば二次被害の危険性が高いように感じます。
陸路が断たれた地域にこそ、自衛隊が空から物資やマンパワーを投入してほしいです。
最近、「この国って口で言うほど国民の命を重くは考えてくれていないんだな~」って感じてしまうことが多くなってきた気がします(-_-;)
<今日のPet Hotel 11!>
お散歩は、みんなが大好きな海へ~! |
さ、そろそろ帰ろうかー! ボス「やだやだ!もっと遊びたーい」 |
ナツ「いーやーだーーーーー!」 (-_-;) |