2018年7月8日日曜日

感じの悪いペットホテル②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





前々回ブログのつづきです。


【こんなペットホテルには気を付けよう】


前回は、お預かりを断る際に「人として」失礼な言葉遣いや態度をするペットホテルのお話をしました。

それ以外にも、次のようなペットホテルはちょっと心配です。


●忙しくて余裕をなくしているペットホテル


いやいや・・・実際、忙しい時には誰だって余裕をなくしますね(;^_^A

特に、生き物相手のお仕事をしていると、様々なハプニングが同時多発的に発生する場面が多いものです。


「この忙しさがイイ感じに分散してくれればいいのにー・・・」


なんて感じることはしょっちゅうです。

ただ、問題なのはその”余裕のなさ”からくる”イライラ”を表に出して人にぶつけてしまうような人です。

例えばアナタがペットホテルに問い合わせの電話をした時・・・


「今、犬がたくさんいて話せませんっ!後にしてもらえます?!」


とか・・・


「用件を早く言ってもらえます?!すごく忙しいので!」


というような対応をされた場合・・・


もう後で電話をかけ直す必要はないかもしれません。



●犬と接する職業に向いていない性格


ペットホテルにしてもトリミングサロンにしても、愛犬を預ける可能性のある人(スタッフ)が、飼い主のアナタに対して忙しさのあまり「感じの悪い態度」を取るような人だったとしたら・・・

わたしは、その人に愛犬を託すことをお勧めしません。

何故なら、その人は犬を扱う職業に向いていないからです。

どういう点で向いていないかというと・・・


◇犬に軽蔑される


忙しさで余裕を失い、自分の感情や言動をコントロールできなくなってしまう人は、犬から下に見られてしまいます。

犬は自分より下に見た人の言うことをききません。

言うことをきいてくれない犬たちのことを制御できるはずはありませんから、好き勝手に振る舞う犬たちに振り回され、更に忙しさに拍車がかかってしまいますね・・・(・_・;)

そうなるともう、その人は常に忙しくってイライラしていることになります。


そもそも犬は、器が小さく感情のコントロールをできない人のことを好きではありません。

なぜかと言うと・・・



◇弱い者を嫌う動物の直感


わたしは、ほとんどの犬は「人間に自分のリーダーになってほしがっている」ものだと思っています。

たとえアルファタイプの犬であっても、人間が自分よりもシッカリしてくれていれば、なにも無理やりリーダーになりたいとは思っておらず、むしろ群の一員でいたいはずだということです。

だって、その方がうんとラクチンだから(笑)

恐らく、犬という種そのものが、そうやって人間に頼ることで生きながらえてきた動物なのではないでしょーか。

そのため、人間をメロメロにする表情や仕草を彼らは本能レベルで身に着けてきたのだと思っています。


どんな顔でおねだりすれば人間はエサをくれるか・・・

どんな仕草をすれば人間は自分の行動を許してくれるか・・・


人間に愛でられることは、彼ら犬族の「生き残りの術(すべ)」なんですね。


ですから、犬同士の関係を見ていると、臆病な犬は必ずしも他の犬にバカにされこそすれ、嫌われたり失望されたりまではしてはいないように見え、むしろ守られているように見えることもあるのに対して、


・感情のコントロールができない人間
・一貫性のない人間
・優柔不断な人間


こういった「人間」に関して、彼らは厳しく「リーダー失格」と瞬時に判定を下しているように感じます。



◇なぜリーダー失格か?


上記のような人は、肝心な場面で正しい判断を下すことができません。

いっぱいいっぱいになると、周りの状況が見えなくなってしまうからです。

本来、リーダーとなるべき存在は、メンバーがいっぱいいっぱいになるような状況でも冷静に状況判断ができる者でなくてはならないはずです。

まっさきに”いっぱいいっぱい”になってしまうリーダーの指示や判断につき従った場合、群(犬たち)はたちまち危険にさらされてしまいますね。

だから、本来はリーダーを張るべき人間が、あからさまにリーダーの資質を欠いているということが判った時・・・犬たちはとっても腹立たしい気持ちだったり落胆した気持ちになるのではないかと思うんです。


「え?なんだよコイツ、ウソだろ?マジか~勘弁ー!」


ってゆー感じ・・・(;´Д`)



実際、ものすごく忙しいさなかにかかってきたお客様からの電話に対して、忙しさを理由に感じの悪い態度しかできないペットホテルやトリミングサロンってどうでしょう?


確かに今とても忙しい。

けれども相手はお客様だし、こちらの忙しさは相手には何の関係もないこと。

忙しいことをご説明して後にしていただくにしても、イライラを態度に表すのは不適切であーる!


という「事実」を客観的に判断できないようなお店(人)だってことです。

その人が、次のような状況に置かれたときのことを想像してみてください。


お預かりしているワンちゃんのうち1匹が、みんなが遊びまわるお部屋でピーーッて突然下痢をしてしまった・・・

清掃しようとしているところに、他のワンちゃんがゲーリーを踏んづけながら嬉しそうにピョンピョン寄ってきて・・・

(なんならゲーリーで滑って転んじゃったりして・・・そんな時に限ってまっ白い犬だったり・・・汗)

ダメって言ってもしつこく寄ってきて・・・跳びついてきて・・・

床もワンちゃんたちの足も自分もゲーリーまみれ・・・(泣)

ゲーリー付きのワンちゃんは更にコーフンしてあちこち歩き回ってゲーリーの汚染を拡散し・・・

ああ大変!もうじき見学のお客様がやってくるぅ~~~!

ゲーリーまみれのお部屋を見ていただくことはできないから、早く片付けないとなのにぃーーー!!


・・・こんなことは、色々なワンちゃんが集まってくるケージレスのペットホテルでは割とありがちなシーンです。

そんな時に、いちいち我を失っていたら、そのしわ寄せはモノ言えぬワンちゃんたちにいくことが予測できませんか?


「ジャマよ、このバカ犬っ!!あっちに行ってろ!ケーーーンッ(←蹴っている)」


ってなことになっていないといいのですが・・・(;´Д`)



忙しい時にウソでも冷静に振る舞うことができない人は、間違いなく犬に対して八つ当たりします。


そんな人に、愛犬の大事な命を託すことができるでしょーか?




長くなりました。

次回は、もうひとつ、気を付けた方がよい「ペットホテルのよくない対応」についてお話させていただきまーす!




<今日のPet Hotel 11!>

この可愛らしいオチリたちは・・・?

PちゃんとTちゃん姉妹で~~~す(笑)

わたし(P母)の娘たちなのよ~!

うん、確かにソックリだねっ(^▽^)

Pちゃん「アナタ、誰?!」
見学にきてくれたMくんだよ~!

あれ?お散歩・・・一緒に出発したCちゃんは?

可愛そうに、お散歩のスタート直後にパテラで
関節がはずれてしまったCちゃんは、お散歩を中止して
お庭に戻ることに・・・

ちょっと!何撮ってるのよ?!

(失礼失礼・・・汗)

仕方ない・・・こうなったらもう瞑想するしか・・・
かわいらしいお地蔵さんみたいだね(;'∀')

ナツ「Cちゃん大丈夫ー?」
チャコ「ダイジョーブゥ~?」

なんでもかんでもナツのまねっこをするチャコ(笑)
大丈夫、Cちゃんすぐに一緒にお散歩に行けるようになるからね~!