【目指すもの】
わたしたちは、ペットホテルを営業するにあたって、いくつかのポリシーを共有しています。
例えば、
・ワンちゃんに不可欠のお散歩には手を抜かない。
・ワンちゃんの個性や相性に応じた対応を精一杯する。
・ケージに閉じこめっぱなしにせず、日中は自由に過ごせるようにする。
・社会性が育つように、ワンちゃん同士の交流をたくさんさせる。
などなど。。。
こういったことの根っこにある、一番たいせつにしていることが
・わたしたち自身が愛犬を預けたいと思うペットホテル
・自分が犬だったら、一番行きたいペットホテル
ということです。
【言うはやすしきよし】(←は?)
よく、ペットホテルで”ストレスフリー”という言葉を宣伝文句のお約束のように使います。
でも、そもそも飼い主さんと離れ離れで過ごすこと自体、ワンちゃんにとって最大のストレスです。
(2回目以降の子は、もう本当にストレスフリーで安心きって過ごしてくれますけれど・・・)
だから、わたしたちは、そんな寂しくて不安な想いをしているワンちゃんのストレスを、可能な限り軽減してあげる目的で、上記のようなポリシーを共有しているんです。
ただ、ワンちゃんには十ワン十色の個性があって、相性もあります。
こっちのワンちゃんは他の子にちょっかいを出して遊びたいけれど、あっちのワンちゃんは静かに過ごすのが好き・・・
というようなこともありますから、一方のストレス発散ばかりを優先してしまうと、もう一方のワンちゃんにストレスが溜まってしまう可能性もあり、そこのバランスをとってあげるのがけっこう大変なんですね。
しかも、ほんの数時間の滞在って子もいれば長期間お泊りの子もいるので、配慮の仕方も工夫が必要となります。
数時間しか滞在しない子は、自分が置かれている状況や初めて会うワンちゃんに馴染んで安心する前にもう”お帰りの時間”という感じになりますから、とにかく緊張をほぐして、ワンちゃんが安心できる状況を作ってあげることに注力します。
一方、長期間お預かりのワンちゃんの場合は、不安そうだからとつきっきりでいてあげたり抱っこばかりしていると、おうちに帰ってから甘えグセがついて飼い主さんにご迷惑をおかけしてしまう可能性があるため、時間をかけて自然に環境に馴染むようにしてあげます。
そんなこんなで、ひとくちに『自分が犬だったら泊まりたいホテル』といっても、実際にやってみると苦労の連続なんですね。(楽しい苦労ですけど♪)
まあ、このお話をしていると余裕で3時間くらい語れちゃいますが、今日したいのは苦労話じゃあないんです!(←そーだそーだ!もーヤメロー!)
【ジレンマ】
理想を抱いて商売をしている人には、多かれ少なかれ感じるジレンマがあるかと思います。
『いつもいつも、ノーテンキで楽しそうねぇ~~』(失礼なっ!)
と言われるわたしたちにも、それなりに悩みはありまして~・・・
理想と現実のはざまにおけるジレンマとでも言いましょーか(なんつって~~♪)
上記のような譲りたくないポリシーがあるため、きめ細かな対応をするには一度にお預かりできるワンちゃんの数にはおのずと限りがあるんです。
複数のワンちゃんを、朝夕しっかりお散歩させてあげるだけでも、なかなか時間のやりくりが難しかったりしますし・・・。
でも売上を上げなければ商売が立ち行かなくなって、結局は潰れてしまうー!
・・・というよーなことです。
そのため、
『もっともっと宣伝や割引サービスなどをした方がいいだろーか・・・?』
『いやいや、今のままのクオリティを維持するために、”隠れ家”的なペットホテルのままでいようよ』
といった話し合いを、何度となくしていました。
結局最後には
『あ~あ・・・宝くじが当たらないかなぁ・・・』
『買わないと当たらないよ・・・』
『はははははは・・・・あ~ぁ・・・』
(ザンザン♪)
というお約束の会話で終わるんですけどね
(なんとゆー低レベルな営業会議なんだっ?!)
【奇跡の歯医者さんに出会った!】
なんでいきなり歯医者さんのお話になるかとゆーと、この歯医者さんとの出会いが、わたしたちの迷いを吹っ飛ばしてしまうくらい衝撃的い~!だったからです。
実名は出しませんよ。出しませんが、三浦市内にある歯医者さんです。
実は、受診したのはわたしの母なのですが、母は耳が遠いために可能な限りわたしが付き添っておりました。
母は三浦市に越してきてまだ日が浅いため、はじめはわたしが見つけてきた歯医者さんに不安を持っていました。
元々住んでいた車で1時間ほどの場所に行きつけの歯医者さんがあるから、そこに通いたいというのが母の本音だったんですね。
けれども、往復2時間かけて歯医者さんに通うとなると、その日は受診時間を入れると半日潰れてしまうことになります。
そこで、
『まあまあ、まずは地元の歯医者さんに行ってみて、やっぱり行きつけの歯医者さんの方がいいと思ったらそうすればいいよ!ねっねっ』
と説得して連れて行きました。
こう言ってはなんですが、母の本音として、今まで住んでいたところよりも人口が少ない三浦市に、腕のいい歯医者がいるとは期待できない・・・というようなものがあったのだと思います。
シブシブ・・・という感じで行ったその歯医者さんこそ、奇跡の歯医者さんだったのでした!!
長くなるので、つづきは次回にしまーす。
<今日のPet Hotel 11!>
追いかけっこだーーい好き! カブくん、2回目のお泊りで余裕だね♪ |
カラスウリを見つけた”ボス” 美月ちゃんも興味津々 |
雨上がりのお庭。泥んこだから乾くまで通せんぼ。 「入りたいよぅ~~~」 |
え・・・・なんで”なつ”は入れてるの?! なつ「フフフッ 抜け道があるのよ!」 |
「お料理番のおなかは誰にも渡さないわー!」 常連のハナおばあちゃん、さすがの貫禄。 |
なに覗いてんだか・・・(笑) |
美月ちゃん「あの!」 ハイハイ? |
「ナデナデしてください!」 ハイハイ(笑) |
「今度コッチがわ!」 ハイハイ(;'∀') |
メデタちゃん、とっても楽しかったよ。 また遊びにおいでね~~~(^▽^)/ |
「だーれがストームトルーパーですってーっ?!」 あ、ゴメン・・・間違えた(;''∀'') |