昨日、茅ヶ崎で開催された譲渡会で出会い、我が家の新しい家族になったチャコです。
シーズー×ヨーキーのMIXで女の子です。
毛色が黒×茶で、茅ヶ崎からやってきたから名前は”チャコ”に決めました。
チャコがこれから三浦海岸で送る、新しい犬生はまさに・・・まさに・・・
チャコの海岸物語や~~~~~!!(←ボカスカ)
ちなみに、お料理番は名前を決める際に
『チューバッカだチューバッカだ!』
と主張しましたが一蹴させていただきました。
確かに似てるけど・・・似てるけど・・・女の子なんだぞ~~~~(-_-;)
みなさん、チュ・・・じゃなくて、チャコをどうぞヨロシクね~♪
【譲渡会の結果】
昨日、茅ヶ崎で行われた譲渡会は、30頭の多頭飼育放棄が起きたことによる緊急譲渡会でした。
会場には台風で大荒れの天候の中、たくさんの引取り希望者が訪れて、30頭全頭の新しい飼い主が決まったそうです!
ただし、昨日一緒におうちに帰れたのは26頭、残りの4頭は体調に問題があると主催者側が判断して、後日あらためて健康状態が良くなってからのお引渡しということになったそうです。
狭い会場に30頭のワンちゃんと300人近い人間・・・そして悪天候(-_-;)
にも関わらず、大きな混乱もなく全頭譲渡ができたのは、保護団体のスタッフの方々、茅ヶ崎市保健所の職員さんたちの素晴らしい働きのおかげです。
また、当日引き渡しの前に簡単にワンちゃんの爪切りなどをして下さった茅ヶ崎市内のトリミングサロンさんは、お店をお休みにしてボランティアに来てくださっていたそうです。
本当に頭が下がる思いです。
外は冷たい雨が横殴りでしたが、会場内は、集まった人々の優しさで温かい空気に包まれていました。
30頭全員、しあわせになれますように・・・
画像はKDPさんのFBより転載させていただきました。 |
【譲渡会に行ったわけ】
以前から、我家に1匹ワンちゃんを迎えようという話はしていました。
『どうせ迎えるなら保護犬にしよう』
ということで、今までにも情報をチェックしていたんです。
ただ、
『慌てる必要はないし、お店もまだオープンして1年経っていないので、もう少しお店が軌道に乗ってからでもいいか。』
『きっと、あえて探さなくても、そのうちいつか、わたしたちが引き取らざるを得ない状況というのがくるよ。その時を待とう。』
そんな風に話し合っていました。
そして今回の緊急譲渡会・・・
前回のブログでもお話した通り、保護団体さんも問題が多いと自覚し、批判を浴びながらでも開かねばならなかった、異例の譲渡会でした。
わたしたちは、この情報を知り、
『”その時”って・・・今のような気がする』
『うん!ぜひ行っておいで』
ってことになったというわけです。
【チャコのこと】
●何番の子にするか
会場ではまず、引取りを希望するワンちゃんの番号を決めなくてはなりませんでした。
番号を決めたら、申込書に自分のことや居住環境、先住犬の有無、犬を飼った経験、室内飼育かどうか?などを記入して、面談へと進みます。
面談では、
『もしかすると病気があるかもしれません。ガンになっている可能性も・・・そうなれば治療費もたくさんかかります。それでも終生ちゃんとお世話ができますか?』
というような、主に”覚悟”の部分を重点的にきかれました。
スタッフさんの祈るような気持ちがヒシヒシと伝わってきます。
わたしがペットホテルのオーナーだと言うと、
『ああ、じゃあ大丈夫ですね。お解りですよね?』
と、少しホっとしたようなお顔をされていました。
わたしが申込書に書いたのは9番のワンちゃんでした。
正直、どの子でもいいというつもりで行ったのですが、決めないと次の手順に進めませんので目が合った子の番号を書いたんです。
ところが面談で
『9番の子はもうご希望の人がいらっしゃるようなので、他の子にしてもらえませんか?』
と言われました。
もう他のワンちゃんを見に行っている時間もないので
『じゃあ~・・・10番はどうですか?』
と訊くと
『10番は大丈夫です』
そうして、10番の子と対面することになりました。
●10番さんとの対面
面談が終わると、希望した番号のワンちゃんをケージから出してもらって、直接触れ合うことができます。
そこで、最終的に気持ちが変わらなければ
・今後の説明を受けて誓約書へサイン
・マイクロチップの装着費用と去勢・避妊手術の約束金の支払い
・獣医さんによるマイクロチップ装着(会場に来ていらっしゃいました)
という手順を経て、ケージに入れておうちに連れ帰ります。
対面した10番さんは、おとなしくて、緊張と怯えから少し震えていましたが、とっても可愛い子でした♪
●あらかじめ判っている情報
30頭のワンちゃんは、野犬だったわけではありませんので、少しは判っていることもありました。
とはいえ、判っている情報はとても少ないです。
・30頭が同じ室内で飼育されていた。
・去勢、避妊はしていない。
・飼い主だった”オジサン”以外の人間をキホン知らないようだ。
・ゴミ屋敷のような不潔な環境で飼われていたので、酷く汚れており、ほぼ皮膚病を患っているであろう。
・ごはんは十分にもらっていたようだ。
・散歩はおろか、生まれてから1度も外へは出たことがないと思われる。
以上が判っている全てでした。
●獣医さんへ
譲渡会の会場から、10番さんを連れて出たわたしは、その足で横殴りの雨の中を慎重に運転して、信頼している獣医さんのところへ向かいました。
何もわからないけれど、多頭飼いで避妊手術を受けていないため、一番恐れていたのは感染症と妊娠でした。
ウチはペットホテルなので、超長期お預かり犬”ボス”と”なつ”をはじめ、お預かりしたワンちゃんたちに感染ってしまうような病気があった場合は隔離しておかなくてはなりません。
ノミダニのお薬は保護された段階で獣医さんがつけて下さっていましたし、6種ワクチンも接種しておいて下さっていました。
でも、自分自身で獣医さんに連れて行って確認することは、ペットホテルじゃなくても飼い主としての義務です。
また、妊娠している場合は、それなりのケアをしてあげなくてはなりませんし、生まれた子どもたちの飼い主になってくれる人を探す必要も出てきます。
会場では保護団体のスタッフさんに
『妊娠している可能性もありますから・・・』
とハッキリと言われていました。
そういう可能性をキチンと伝えて、それを納得した人にしか引き渡さないのは、とても重要なことですね。
長くなるので次回につづきます。
<今日のPet Hotel 11!>
「環境に慣れるまではケージに・・・」 って言われていたけどチャコは 「出して出して~」ってとっても積極的だったので 出しちゃいました(^▽^)/ |
すぐにみんなと仲良くなれたよ♪ |
初めての子はまずあがらない特等席のクッションに ちゃっかりあがるチャコ。 ”なつ”もチャコを認めたみたいでよかったよかった(笑) |
”チューバッカ”じゃないの! ”ヒゲじい”でもないの! ワタシ、チャコよーーー!! |