2017年1月24日火曜日

犬の正しいしつけ方って?

22日のブログに、犬のしつけがなぜ必要か?ということを書きました。

では、しつけはどういう風にするのが正しいのでしょう?

世の中には、さまざまな説や方法が提唱されていて、その上、今はインターネットであまりにもたくさんの情報を見ることができるので、飼い主さんは迷ってしまいますよね?
そして結局「どれが絶対的に正しいのか?」は判らないと思うんです。
風邪予防についてだって、ついこの間まで「うがいが大事!」が常識だったのに、いきなり「うがいは意味がない」なんてこともあるんですから参っちゃいます・・・

でも、「あーもう!一体どの方法が正しいのかわかんないよぅ!」って駄々こねてても仕方ありませんから、私なりに犬のしつけの大事なポイントだと考えていることを書いていきたいと思います。


【どれが正しいか?は問題じゃない】

こんなこと言っては身も蓋もないかもしれませんが、絶対的に正しいしつけ方法なんてないと思います。
ですから、たくさんのしつけ方法を自分で調べて、ワンちゃんと一緒に試行錯誤しながら、どんなやり方が一番愛犬に合っているか?を見つけていくしかありません。
ただ、絶対に間違っていると私が考えるのは、恐怖を与えるしつけ方法です。
人間の子供もそうですが、体罰などの恐怖で行動を正すのは、一見効果テキメンだし、機械的にコマンドに従うようになりますが、同時に大変なストレスとなります。
たとえ、脅したり叩いたりすることで、ひとつのコマンドに従うことができる子になったとしても、たまったストレスにより、別な問題を引き起こしてしまうかもしれません。


【リーダーシップが基本】

前にも書きましたが、飼い主には愛犬を正しくしつけて人間社会の中で生きていくにふさわしいワンちゃんに育てる責任があります。
よいリーダーは、犬が「怖いからイヤだけど仕方なくいうことをきこう」と思うようなやり方ではなく、「このリーダーのいうことをききたいワンっ!」と思わせるやり方をすべきだと私は思います。

お散歩かぁ・・・今日はなんだか面倒だからやめとこっかなぁ~・・・
だったり、

気分次第でなんの脈絡もなくベタベタしてきたり、八つ当たりするような情緒不安定
だったり、

こんなリーダーなら、私が犬だったら尊敬できないからいうことをきく気にはなれません。

理想は、愛犬が
「リーダー!次は何しますかっ?!ワクワク♪」
と、キラキラした目で見上げてもらえるようなリーダーになることです。
(ぜんぜんなれていませんけど・・・)


【ご褒美か無視か】

私自身、犬が何かうまくできた時や、おりこうに振る舞っている時に一番効果があると感じているご褒美は、全身で愛情を表してたーっぷり褒めてあげることです。
そして、よくない行動をした時に一番効果があると感じている罰は、ご褒美の真逆。「完全無視」です。愛犬の顔も見ず、声もかけずに、できる状況ならその場から立ち去る・・・
ワンちゃんにしてみたら、「長々お説教される方がまだマシだよう~」と感じるほどのガビーーーン!です。


【そこに愛はあるか?】

しつけをするにあたって、一番大事なのがコレだと思います。
犬は古くから人間のパートナーでした。
「ぜったいにうちの子は人間の言葉がわかっているの!」
と本気でいう飼い主さんのなんと多いことか!
そう、本当に人の言葉を理解しているとしか思えないほど、犬は利口で、何より言葉に頼っている人間なんかよりよほど、感情を察する力に優れています。
ですから、飼い主さんから本当に愛されているか?ということを、ワンちゃんはちゃーーんと解っています。

理想のしつけ方法がうんぬんかんぬんよりも、自分は疑う余地もないほど絶対的に飼い主さんから愛されている!という確信を持てていることが、なにより大事だと思います。
その確信があれば、ちょっとくらいしつけの技術が上手くなくても、ついつい誘惑に負けて甘やかすことが時折あったとしても、お互いの信頼関係が崩れることはありませんし、なにより愛犬はきっと飼い主さんの愛情に応えてくれる・・・そんな風に私は信じています。




いつでもお散歩やる気マンマンのココちゃんは、今日もグイグイリードを引っ張ります~
一番のお年寄りなんて信じられません ( ´艸`)



わんぱくビションのウリくんがまた来てくれました♪
ああ、またそんな目で見ないで~!たまらんたまらーん!