2018年7月3日火曜日

Kちゃんの脱走①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





いやあ・・・毎日暑いですねぇ~(ーー;)

ワンちゃんたちも、日中はお庭遊びをするのもほんの短時間で、クーラーの効いたお部屋でゴロゴロしていることの方が多いです。

お部屋の中で、数匹のワンコたちがゴロゴロ行き倒れている姿はちょっとホラーな感じですけど、ものすごーく可愛いんです♪

写真に撮りたい撮りたいって思うんですが、撮ろうとすると起きちゃう!!

みなさんにお見せできないのが実に残念です。



そんな暑い季節は、朝のお散歩も冬よりも早い時間に出発するようにしておりますが、きょうは朝のお散歩でお料理番が遭遇したハプニングについてお話させてください。



【もしかしてKちゃん?!】


●はぐれ犬発見!


今朝のお散歩はワンちゃんの数があまり多くなかったので、お料理番ひとりで行ってもらいました。

いつものように海岸沿いの遊歩道をお散歩していると、前方に不思議な光景を発見したお料理番・・・


「ん~~?!」


お料理番はおかしいと感じ、用心深く近づいていきました。

行く手に、こちらを向いて「フセ」をしている柴犬が・・・そしてその柴犬のそばに居なくてはならない飼い主らしき人が見当たらなかったからです。

本来なら、リードをつけず、そばに飼い主の姿も見えないような犬(それも和犬)がいた場合、お料理番はワンちゃんたちを連れて不用意に近づいてはいきません。

けれども、その柴犬の姿、そして「フセ」をしてジっとこちらを見ている様子が、ご近所に住む「Kちゃん」にソックリだったのです!


近づきながらその「Kちゃん似」の柴犬を観察していると、少し離れたところに人がいました。


「ん?あれが飼い主さんなのかな?」


その人は、Kちゃんの飼い主さんとはまったくの別人でした。

そこで、お料理番としては、次の4つの可能性を考えたワケです。



可能性1)柴犬はKちゃん似の”別犬”で、少し離れた位置にいるあの人が飼い主さんであ~る!


可能性2)柴犬はやっぱりKちゃんで、少し離れた位置にいるあの人はアカの他人であ~る!


可能性3)柴犬はKちゃん似の”別犬”で、少し離れた位置にいるあの人もまったく無関係の人であ~る!


可能性4)柴犬にソックリなキツネに包まれて・・・いや、つままれているんであ~る!(←ボカスカ)



一番コワいのは3番ですね(・_・;)

近づいて行って、いきなり「ガブリッ!」なんてされたらテーヘンです!



●海岸特有の事情


実は海岸ってところは、けっこうノーリード犬に遭遇する確率が高いんです。

ノーリードにしているのは、大抵が地元以外の人なのですが、広い砂浜に来て、開放的な気分になっているのでしょーか・・・


「キャハハキャハハ♪」


と、ノーリードの愛犬に砂浜を走らせる姿をこの季節になるとよく見かけます。

そういう姿を見ると、ワンちゃんをお散歩させているわたしたちは、多くの場合ノーリードのワンちゃんたちからかなり距離をおいて急いで通り過ぎるか、場合によっては踵(きびす)を返して別な方向に行きます。

だって・・・いくら飼い主さんが近くにいるといっても、ノーリードの犬が本気で走り出したら、飼い主さんは絶対に追いつけませんからねぇ・・・

更に、その犬が、飼い主さんの呼び戻しや制止をきく子かどうかなんて、わたしたちには判るはずもありません。


海岸では犬を放してもOK♪


などという決まりがないにも関わらず、ご自宅の近所では絶対にノーリードにしないような飼い主さんまでもが海岸で愛犬を放してしまうのは困ったモンです。

(気持ちはなんとなく理解できますけどねー)


このブログをお読みいただいている飼い主さんには、ぜひともおやめいただきますようお願い申し上げます。



●おいおいKちゃん!!


さて、お話を元に戻しましょう。

お料理番が少しずつ距離を詰め、問題の柴犬を判別できるくらいまで近づくと、やっぱりそれは「Kちゃん本犬さん」でした!!

つまり、近くにいた人は単なる通りすがりの他人でした。


Kちゃんは、小ぶりな柴犬の女の子で、パピーのころからお散歩でよくすれ違う、とっても可愛い子です。

海岸沿いの遊歩道で遠くに知っている人や犬をみつけると、必ず「フセ」をしてやってくるのを待ち、「あそぼあそぼっ♪」とはしゃぎます。

そのため、飼い主さんはお散歩にでかけると、しょっちゅう立ち止まるKちゃんのおかげで、なかなかおうちに帰れないんです(;^_^A

今朝もKちゃんは、犬たちを連れて遠くからやってくるお料理番を、いつもと同じように「フセ」をして待ち構えていたんです。

いつもと違ったのは、飼い主さんが一緒じゃないってことだけ・・・(;´Д`)


Kちゃんと判り、安心したお料理番が、


「おいおいKちゃん、どうしたの~?!ひとり?」(←ナンパか?)


と話しかけながらそばまで行くと、Kちゃんはいつものように嬉しそうに


「あそぼっ♪」


ってやります(笑)


さて・・・どうしたもんか・・・

わたしたちは、Kちゃんの飼い主さんとはお散歩で会えば立ち話をする中ですし、おうちがどこかも知っていますが、連絡先を知っているワケではありません。

(お散歩友達ってそんなモンでしょ~?)

このままKちゃんを放ってその場から離れ、Kちゃんのおうちまで行ってチャイムを鳴らすという手もありますが、最悪の場合、それっきりKちゃんを見失ってしまう可能性もあるわけですねー!



●想像もしたくない!


お料理番がKちゃんと出くわしたのは、海岸沿いの遊歩道だとお話しましたね?

実はKちゃんのおうちからその遊歩道には、大変交通量の多いバス通りを渡ってでなくては来られないんです!

たまたま、来るときは無事にバス通りを横断して遊歩道にたどり着いていたKちゃんですが、ちょっと目を離したスキに再びひとりでバス通りを渡ろうとして、もしものことがあったら・・・・!!


「いやァアアアアーーーー!!」(←お料理番の頭の中)


「あ・・・そーだ♪」(←お料理番のひらめき)


わたしたちは、お客様ワンちゃんをお散歩する際、首輪もリードもダブルで着けているんです。

もちろん、万一ひとつがスッポ抜けてしまったり、リードが切れてしまったりしても大丈夫なように・・・という安全対策としてです。

お料理番は、連れていたNちゃんのリードを臨時に1本外してKちゃんの首輪につけ、おうちまで一緒に連れて行くことを思いついたのでした。




長くなるので、つづきは次回にしまーす!





<今日のPet Hotel 11!>

あ、これはKちゃんではありません。
Nちゃんが
「Kちゃん、こんな風にフセしてたのよ~」
って実演してくれてまーす!

Nちゃん、初めて会う子にもまったくガルガル
しなくなったねぇ~!
チャコは、心配なのか間に割って入っているけど(笑)

はじめまして!Aちゃんで~す♪
12才になっても、いつまでもオシャレ心は忘れないわ!

ねえねえ、お腹ナデナデして~~!・・・って
「ん???」(何やら気配を感じる)

ゾウリムシさんでしたーーー(^▽^)
(食べないでね)

あの、ボク、ボスだけど・・・
どう?ちょっと赤ちゃんっぽい顔つきになってきてなーい?
(ミルク飲んで外見まで若返るなら
わたしが飲むわーーいっ!)