2018年7月16日月曜日

壮絶な救助活動・・・レイラのこと②(心無い批判)

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





【心無い批判】


●虐待だ!


レイラは東日本大震災の時、9歳になろうとしていました。

そして、2014年の10月に亡くなる2週間前まで災害救助犬としての活動をしていました。

単純に計算すると、最後のお仕事をしていたのは12~13才の時!。

鬼気迫るほどの使命感を感じます。

レイラは、まさに老体に鞭打つようにして過酷なお仕事をしていたことになりますね。


レイラが亡くなる時の様子を、村田さんは次のように当時のブログで書いておられました。


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かねてより病魔と老衰と戦っておりました国際災害救助犬レイラばあさん。

今朝がた

母ちゃん、もう疲れた

と、言うので

もう、いいよ
子供達がいるから捜索は大丈夫
おやすみ

と言ったら

ん。

と一言


コトン




心臓が止まりました


お疲れ様。
ありがとう。


東日本大震災の二年前、国際災害救助犬の試験をスイスでトップ合格したレイラ

アイヌ語で
「風」
を意味する名前を持つ彼女は
震災の為に生まれた
神からの使者だったのか

さて、残された
ウタリ(友達、友)
アンカス(暁、朝日)
ラマット(魂、霊)

レイラの志を繋げるのか?
被災地にはまだまだ沢山の帰りを待つ人、帰りたくとも帰れないで埋まっている人がいます。
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自らもボロボロになりながら、可愛がり、苦労して育てた愛犬レイラの命が尽きるまで被災者家族の捜索活動に尽力した村田さんには、その姿を間近で見ていた被災地の人々や亡くなった方のご遺族から、たくさんの感謝の声が寄せられました。

けれども、病魔や老いと闘っているレイラに遺体捜索をさせていたということで、執拗なまでの批判の声が村田さんに寄せられていたのもまた事実です。




●レイラの涙(村田さんの当時のブログより)


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災害救助犬レイラの永眠につきましては多くの方々より御悔やみの挨拶をいただき本当にありがとうございました。

遠路はるばる霊前にまで御参りに来てくださる方もおり、いかに生前、レイラが頑張ってきたのかを改めて考える次第です。

また、同時に犬の虐待であるとの言葉も多く寄せられております。

中には、


具合が悪いのをわかっていてなぜ捜索に使ったのか?
暑くなってきたのをわかっていてなぜ止めて休ませなかったのか?
足元が悪いのになぜブーツをはかせなかったのか?
それらの義務を怠っていたのは全てハンドラーであり私がレイラを虐待している。


と胸ぐらを掴まれ訴える方もいらっしゃいました。


また、お電話でもはじめての方が


盲導犬と同じで機械で代用しろ!
犬を人の都合でこきつかって殺すな!


とのご意見も訴えられました。


FB メッセでも数十件にわたる苦情が寄せられました。

挙げ句、


犬をこきつかって殺しておいて、その話を美談にお涙ちょうだいにして売名行為をするなんてとんでもない!


とのお叱りをうけました。


人の意見は千差万別、様々な意見があってしかるべき。

全て甘んじて教訓とさせていただきます。


私は犬が大好きです。

でもね、でも、早く捜さなきゃ被災地の行方不明者のなかの『見つけることができるはず』の人は日々急ピッチで進められる防潮堤の為に埋められてしまうんです。
待ってる家族の方の気持ちを考えると…

批判や誹謗中傷をするのは勝手です。
なんと言われようとも私は甘んじて受けます。

その代わり、批判、誹謗、中傷を毎日のように送ってくる方々、お願いです


『どんな方法でもいい。今すぐ貴方が防潮堤の下に埋められそうなっている、見つかるはず、のご遺体を見つけて待っている家族の元へ返してあげてください』
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●批判ばかりで何もしない人々


村田さんを批判する人たちは、ご自分のその行為によって一体何が成し遂げられると思っているんでしょうか。

世直しでしょうか?

ご自分が村田さんを批判することによって、虐待される動物の数が減ると信じておられるのでしょうか?

ご自身は、世のため人のため動物のために、人さまを批判できるほどの立派なことをされている方たちなのでしょうか?


残念ながら、わたしには村田さんを批判する行為は、何の役にも立っていないとしか思えません。

何故なら、本気で動物たちのために何かに取り組んでいる人には、人さまを批判しているヒマなどないからです。

また、動物虐待を減らすために具体的な行動を起こしている人ならば、知人でもない村田さんに対して、いきなり挨拶もなしに批判や罵声を浴びせるような礼儀知らずなことをするはずがないと思うからです。

人に対するリスペクトに欠ける人は、動物に対するリスペクトにも欠けているとわたしは思っています。



●「自由」や「権利」を振りかざす暴力


ありがたいことに、今のところこの国では「思想の自由」「言論の自由」があることになっています。

お陰でわたしも、こんな風に好き勝手な持論をブログで展開できているんですねぇ♪


動物虐待のライン(線引き)をどこに置くか?も、その考え方は個々人の自由です。


「ゴハンさえちゃんとあげていれば虐待ではない」と考える人もいれば、

「動物愛護管理法を遵守していれば虐待ではない」と考える人もいれば、

「動物の自由を奪い、飼っているということ自体が虐待だ」と考える人もいます。


そうした自らの考えに賛同してくれる人を増やすために世の中に向けて自分の意見を発信したり、自らが行動して見せたりすることは、「表現の自由」という「権利」の範囲内だと思います。

誰もいない自室で・・・あるいは自分と同じ考え方の人や身内と閉ざされた空間で・・・
自分の思想と異なる人を罵って「だよねだよねー!アイツらおかしいよね~?!」と盛り上がるのもまた「表現の自由」という「権利」の範囲内だと思います。

けれども、

不特定多数の人が目にしたり耳にしたりする開かれた場や空間で・・・
自分の思想と異なる人を罵って(いわゆるヘイトスピーチ)相手の尊厳を踏みにじったり、相手を直接攻撃する言葉を一方的に投げつける行為は、「自由」や「権利」の範疇を逸脱しているのではないでしょうか・・・


自分と考えの異なる人にどうしても意見したいという強い気持ちや信念があるのであれば、一方的に批判の言葉を投げつけるのではなく、建設的な”対話”という形をとるべきだと思います。

そして・・・もしアナタが相手と礼儀正しく対話をすることができないなら、その理由を考えてみるべきです。

実際には、お相手との対話に耐えうるほどの確固たる信念も日ごろからの実績も持ち合わせていないのなら、その口を閉じておいた方がいいです。

アナタの口から出た批判は、アナタ自身を辱めることにしかならないからです。


そして・・・

わたしはレイラの飼い主でありハンドラーである村田さんに対して、


「貴女の行為は動物虐待である」


という批判を口にすることは決してできません。

わたしは、その資格を1ミリたりとも持っていないからです。


そもそも、わたしは村田さんがレイラに最後までお仕事をさせていたことを、虐待だとは考えていません。

その理由は、次回のブログに書かせていただきます。



●貴重な機会が・・・


何もしないで、ただ人のすることを批判ばかりしている人って、みなさんの周りにもきっといますよね?

その人は、批判することで ちょっとだけ自分が偉くなったような優越感を感じたいだけかもしれません。

少し、いいことをしたように錯覚しているだけかもしれません。

そして、批判を繰り広げた後は、自分が突き刺した言葉の刃で相手がどんなに傷ついているかなど、考えもしないのかもしれません。


けれども・・・


村田さんは現在、わたしが知る限り ブログやSNSなどでご自身の活動や考えを発信していらっしゃいません。

もしかすると、お知り合いにだけ公開されているのかもしれませんが・・・

そうなった原因が、安易に彼女を批判する人々の心無い行為によるのだとしたら、わたしはこんなに残念なことはないと思っています。


レイラほどの素晴らしい犬を育て上げ、誰もが成し得なかったような被災地における捜索活動に民間人でありながら大いなる功績を残した村田さんのような人は「歩く知的財産」なんですから!!

彼女の知識や経験が、今後の災害対策や人命救助、犬のしつけや訓練など、多くの分野にどんなに役立つことか・・・・っ!!!


村田さんを一時の感情で批判し、今ではもうすっかりそんなことを自分がしたことも忘れてハナクソをほじっているような人(←?)は、大いに反省していただきたいと思ってしまいます。


ああ勿体ない勿体ない・・・・(半べそ)





<今日のPet Hotel 11!>

お久しぶりのCくん
いつもはとってもおとなしいのに・・・

今日は気の合うLくんがいたせいか
珍しく他のワンちゃんと遊んでいまーす!

なんか、たくましくなったねぇ~!

オシッコをすると
お腹と前脚をつたってしまっていたLくん
身体を斜めにして、オシッコが体につかない方法を
見事に習得していましたっ!!すごーーい!

すっかり落ち着きが出て、大人になったんだねぇ~!
またおいでね~~~(^▽^)/