前回ブログのつづきです。
【Lちゃん購入の経緯】
●愛猫を亡くし
Lちゃんの飼い主さんは、Lちゃんを飼う前は猫を飼っていらっしゃいました。
その猫が病気で亡くなってしまったのが、Lちゃんを飼い始める8カ月ほど前のことだったそうです。
深い悲しみに暮れていた飼い主さんでしたが、少しして気持ちが落ち着いてきたころ、ある犬種に一目惚れし、おうちに迎えたいと強く思いました。
(犬種はあえてここでは伏せさせていただきます)
実際におうちに迎えて飼えるかどうか、その犬種のブリーダーさんを探して詳しいお話を伺いに赴きました。
その結果、ますますその犬種が欲しいと感じた飼い主さんは、すぐにでもおうちに迎えたいと思うようになりました。
お話を伺ったブリーダーさんは大変信頼できそうな人だったのですが、あいにく
「母体保護のために、今年はもう出産させる予定がありません」
と言われてしまったそうです。
他の、やはりキチンとしていそうなブリーダーさんにも問い合わせてみましたが、同じく今年は予定がないと言われてしまいました。
●諦めかけていたところに
愛猫を失った悲しみからやっと立ち直り、「新たな家族を迎えたい」という気持ちになった時に運命的に出会えた「これだっ!」と思える犬種・・・
Lちゃんの飼い主さんが、ワンちゃんをおうちに迎えた後の新生活を思い浮かべながらウキウキした気持ちでブリーダーさんを訪ねたり、ネットなどで情報を調べている様子が目に浮かぶようですね。
ブリーダーさんに
「しばらくは産ませる予定がありません」
と言われてしまって、出鼻をくじかれたようにきっとガッカリされたことでしょう。
飼い主さんが肩を落とし、諦めかけていたところ、今までは検索してもヒットしなかったサイトで、次のような情報が上がってきたのを見つけました。
「2匹の予定が4匹産まれたのでお譲りします」
それは、ペット業者が仲介するブリーダーから発信された情報でした。
●すぐに購入を決めなくては・・・?
「このタイミングで!?」
Lちゃんの飼い主さんは、そう感じられたそうです。
もしかすると、他のブリーダーさんから断られてガッカリしているタイミングでなかったら、Lちゃんの飼い主さんはあまりよく知らないそのブリーダーからワンちゃんを購入しようとは思わなかったかもしれません。
すぐにそのブリーダーに問い合わせを入れ、
「面会が可能になったら会いに行きたいと思います」
と伝えたところ、こう言われたそうです。
「面会に来られる前に他の人が購入を決めたらそちらが優先されますよ」
Lちゃんの飼い主さんは少し驚いて
「家族になるのに、会わずに購入を決めるということですか?」
と訊くと
「今までに、そうやって面会を待っているうちに結局決まらず、時期を逃してしまった犬たちがいたので、現在はそのようにさせてもらっている」
と言われてしまったそうです。
”チャンスの神様”は前髪だけで後頭部はツルっ禿というではないですか?!
自分が欲している犬種は なかなか手に入る機会が少ない犬種なのだと思い知らされ、ガッカリしていたタイミングで訪れた購入のチャンス!
そのチャンスも、ボヤボヤしていると他の人にとられてしまうかもしれない・・・
Lちゃんの飼い主さんは、まさに”チャンスの神様”の前髪を掴もうと焦って手を伸ばしてしまわれたのではないでしょーか。
結局 ブリーダーから写真を送ってもらい、少し悩んだけれども
「飼います」
とブリーダーに伝えたそうです。
●様子がおかしい
こうしてLちゃんをおうちに迎えた飼い主さんでしたが、飼い始めてすぐに、子犬の様子がおかしいことに気づきました。
Lちゃんは、おうちに迎えたとき既に、耳はマラセチア性外耳炎に、お腹はコクシジウム症にかかっていました。
その後もお腹の病気や皮膚の病気と、Lちゃんは免疫力が低い子犬がかかりやすい病気に次々とかかったそうです。
病気以外にも、Lちゃんには
・触れたり抱っこしようとしてLちゃんの背中の方に手をのばすと咬みついてくる。
・ウンチを食べる。
などといった気になる行動があり、Lちゃんの飼い主さんは
「これはおかしい・・・」
と感じられたそうです。
以前、
「母体保護のために今年は産ませる予定がない」
と断られたブリーダーさんのところに見学に行った際、そこにはちょうど次週引き渡し予定の子犬がいました。
ブリーダーさんは、その子犬の身体に触って人間の手に慣らしてあげている様子を見せてくれました。
それ以外にも 産まれた子犬たちの「遊ぶ」「休む」「排泄」などのリズムや様子に目配りしているのだというお話を聞かせてもらっていました。
Lちゃんは、生後ブリーダーの元でそんな風に適切に面倒をみてもらっていたとはとても思えない状態でした。
今回、Lちゃんを購入することにしたブリーダーのところには確かに見学には行かなかったけれども、ブリーダーというのはそれなりに子犬たちをちゃんと見てくれているものなのだろう。
そうに違いないと・・・
飼い主さん曰く、
「そう思い込もうとしていたのだと思います・・・」
※Lちゃんの飼い主さんは、「ご自身の経験や反省点が他の人たちのお役に少しでも立つなら」と、ブログへの掲載を快く承諾してくださいました。
飼い主さんご自身が反省されていることについては次回のブログに詳しく書かせていただきますが、すべてを読まずに飼い主さんを非難されるようなことがないよう、心からお願い申し上げます。
・・・ってことで、次回につづきま~す!
<今日のPet Hotel 11!>
朝はまだ雨が降っていなくて 海岸をお散歩できたの(ヤッホーー♪) |
お庭でも遊べたし~♪ |
今日は涼しいからやったね!って・・・ |
みんな喜んでいたんだよ~~~! |
と・こ・ろ・が・・・!! |
ん?雨の匂いがする!! |
そうなの~~!雨降ってきたの~( ノД`) |
チ~~~ン |
フテ~~~~ |
「仕方ないからいっぱいナデナデして~♪」 はいはい(;'∀') |
「しかたない。お昼寝でもするか・・・」 ・・・ってボス!そこはRくんたちのベッドでしょ?! だいたい、毎日お昼寝してるくせに~・・・(-_-;) |