【迷子探索の救世主?!】
●迷子犬を探すのってタイヘン!
インターネットのSNSを見ていると、よく「迷子情報!」「探しています!」といったワンちゃんの迷子情報を目にします。
首輪のすっぽ抜けで迷子になっちゃったワンちゃんの飼い主さんや、施設からウッカリ保護犬を逃がしてしまった保護団体さんから発信されている情報ですね。
昔は電信柱に張り紙がしてあって、本当に近隣の人がたまたま見かけたら飼い主さんに電話をくれるっていうのが定番でしたが、今はインターネットの普及で、ポスターを直接目にしない人にも迷子犬情報が拡散されているので便利ですよね。
でも、そうはいっても例えば、それらしき犬を見かけた人がいたとして、
「〇〇市の〇〇公園あたりを似たような犬がウロウロしていましたよ!」
というようなことを知らせてくれるわけですが、それが果たして本当に探している子かどうかはわかりません。
最悪の場合、退屈しのぎにガセネタを発信して喜ぶようなヤカラに振り回されないとも限りません(-_-;)
●マイクロチップは?
環境省が飼い主さんに奨励していて、なんなら法律で義務化しちゃおっか~?みたいなことをコソコソと議員たちが話し合っているらしいマイクロチップ。
迷子犬の探索に使えるんじゃないの?
って勘違いしている人がとっても多いんですが、残念ながら使えません。
マイクロチップってゆーのは、ワンちゃんの身体にあらかじめ埋め込んでおいた(お注射で埋め込みます)米粒くらいのICチップを、行政や獣医さんのところにある専用の読み取り機にかけると、埋め込まれたICナンバーが読み取れるっていうものです。
愛犬にマイクロチップを埋め込んだ飼い主さんは、ナンバーを管理している獣医師会に飼い主さんの氏名や住所を登録しておけば、災害時などにはぐれてしまった愛犬が行政に保護されたりした時に、自分に連絡が入るってことなんですね。
要するに、そのワンちゃんが保護されなければどうにもなりません。
愛犬を迷子にしてしまった飼い主さんは、そもそも警察や保健所に自分のワンちゃんが保護されていないか、毎日のようにチェックしているはずですから、たとえICチップが愛犬に埋め込まれていなくても、保護された場合は大抵は再会できているんです。
問題は、誰にも保護されることなく
どこをほっつき歩いているかわかんないウチの愛犬はどこなのーーっ?!
って時ですね。
特に、保護団体さんから脱走した元野犬なんかは、野山に入り込んで絶対に人目につかないようにしている場合が多いので、まず保護されてくれな~~~い!!( ノД`)
・・・ってことで、ICチップは迷子犬の捜索には使えないシステムです。
●コレいいぢゃーーん?!
ところがつい先日、6月17日放送の「がっちりマンデー(TBS)」を見ていたところ、
( ゚д゚)ハッ!とする取組みが紹介されていました。
それは、ペダルノートという会社が行っているサービスで、自転車オーナーのための盗難対策アプリ。
仕組みを簡単に説明すると・・・
自転車オーナーは、自転車に専用のビーコンを装着します。
いざ、自転車が盗まれたっ!!ってなったら、自分のビーコンを専用アプリで「探索モード」にします。
ふだんはこの「探索モード」をOFFにしておきます。
自転車に装着されたビーコンは、信号を発していて、その信号をキャッチできる範囲は対象自転車を中心にして半径300m以内です。
それじゃあ自転車まで300mのところにいないと見つけられないぢゃーん!
でもダイジョーブ♪
なんと、一般の人たちが探してくれるんですっ!!
つまり、一般の「盗難自転車を探してあげるよ!」っていう不特定多数の人たちが「シーカー(探索者)」としてアプリに登録しているんです。
シーカーたちは、普段通り生活していて、例えば近所のコンビニに買い物に行った時に、近くに「探索モードON」の盗難自転車があると、スマホにお知らせが来るんですね。
そして、シーカーさんは、盗難自転車を見つけたお礼(報酬)を受け取れるっていうシステムです。
つまり、ポケモンGo!をする感覚で盗難自転車を発見してお知らせしてあげると、お小遣い稼ぎができちゃうってことです。
このシステム・・・迷子犬の捜索システムに汎用できそうじゃーないですか?
●ビーコンすごい
迷子犬の探索ツールとして、GPSがいくつか市販されているんですが、実は
何故ならGPSはものすごくバッテリーを食うので、それこそ毎日電池交換しないといけないくらい。
その点、ビーコンが優れているのは、ごく微弱な電力しか必要としない信号を発しているだけなので、ボタン電池1個で1年くらい持っちゃうってところです。
例えば、狂犬病の予防接種の季節にビーコンの電池交換もしましょーね~♪ってな感じでOKってことです。
その上、ビーコンのサイズはコインと同じくらいの大きさなので、首輪に装着しておくことが十分可能です。
●妄想してみた
わたしがこのビーコンのシステムを迷子犬捜索システムに使うなら、さっきの盗難自転車探索システムみたいに「報酬制」にはしないなぁ・・・(←すでに妄想モードなので放っておいてあげてください)
あくまで善意の犬好きな人や犬を飼っている人たちがほぼみんな登録するって感じの迷子犬捜索アプリになればステキステキ・・・(ウットリ♪)
中には例えば飼い主さんが個別に
「ポチを見つけてくださった方には図書カード500円分差し上げます!」
とか・・・
「エリザベスちゃんを見つけてくださった方には謝礼として200万円さしあげるザマス!」
とか・・・
謝礼をするもしないも自由ってかんじでもいいかもしんなーい・・・
●実用化されていないのはなぜ?
お預かりワンちゃんのウンチを拾ったりオシッコを拭いたりしながら、あれやこれや妄想をしていたわたしたちごときが思いつくシステムを、他に思いつかない人がいないはずがない・・・
誰かもう実用化してくれてんじゃないの?
って思って調べてみたところ、まあ、あるにはある・・・でもちゃんと実用化するには至っていないって感じでした。
具体的に言うと、アプリの開発までキッチリしている会社があるのに、どうもそこから先に進んでいないようなんですね。
「なんでだろう?」
実用化に至っていない理由としてわたしたちが想像したのは、次のようなことです。
愛犬用ってウソをついて、例えばストーカーが狙っているターゲットの持ち物や車にビーコンを忍ばせたりしたら・・・?
善意で迷子犬を探そうと協力してくれる人たちがみんな、ストーカーに協力するハメになっちゃうかも・・・(;´Д`)
それがもし事件に発展したりしたら、アプリを提供している会社としてはその社会的責任を負いきれないっていうリスクを考えて計画が頓挫しているんぢゃーない?
うーん・・・惜しい!!
いい感じなんだけどなぁ~~~・・・
●黒岩さんっ!!
一定の地域で・・・例えば神奈川県内で、実験的な取組みを行政を巻き込んでしてみるってゆーのはどうかしら?
ビーコンを手に入れたい飼い主さんは、管轄の市役所や区役所に行って、身分証明書を提示した上で愛犬ごとのビーコンを登録し、入手する。
ビーコンに紐づいた個人情報は役所が管理するから安心。
愛犬家がストーカー行為にビーコンを使用したら、たちまち身元がバレちゃうから犯罪は抑止できる。
それに、ストーカーされないか心配な人は、自分も「探索者」としてアプリに登録し、自分から信号が発信されていないか確認すればいいさー!
さて、心優しい大勢の神奈川県民のみなさんにアプリに「探索者」として登録してもらう。
するとどうでしょう?!
神奈川県内のワンちゃんが迷子になると、たちまち
「丹沢にいたよーー!」
とか
「大楠山でハイキング中に信号キャーーチッ!」
とか、県民たちが教えてくれて、いち早く無事に飼い主の元にワンちゃんが戻れるぅ~~♪
その素晴らしい取り組みを主導した黒岩知事は、
「殺処分ゼロを実現したと思ったら、今度は全国に先駆けて迷子犬探索システムですって~?!
黒岩知事ってステキねぇ~~~~(はぁと)」
ってことで、ドエライ評価されちゃう~~♪
ねえ!どーです?黒岩さん!
これはもうやるっきゃないでしょう?!
やってよやってよー!やって~~~~~~~!!(←三浦でヘンなクネクネダンスをしておねだり中)
<今日のPet Hotel 11!>
今日も雨かぁ・・・ |
ホントだ! |
雨の匂いがするぅ~~! |
つまんないの~~! |
でも、お屋根のついたガレージでなら遊んでいいって♪ |
やったねっ!! |
お外に出られると嬉しいの~♪ |
みんなお外に出ると笑顔になるね~! |
Mちゃん「C.J.大好きよ!」 C.J.「え・・・ドキドキ」 |
C.J.「リードつけてもらったってことは・・・お散歩? お散歩に行けるの?!」 |
Mおばあちゃん「きっとそうよ!お散歩だわ~♪」 ・・・ちがうよ。飼い主さんがお迎えに来るんだよ~! この後、みんな飼い主さんに会えて大ハシャギでした(^▽^) とってもおりこうさんだったね。 またおいでね~~~!! |