【Kちゃんのその後】
前回のブログをお読みいただいた多くの方から、Kちゃんを励ますお声や心配するお声をたくさんいただきました。
ブログを読んでKちゃんを心配したKDPの方からもお電話をいただきました。
ありがとうございました。
Kちゃんは、たくさんの人から愛されているんだなぁ~・・・と感じました。
おかげ様で、本日 獣医さんに確認したところ、Kちゃんの容態は落ち着いているようです。
胃拡張の原因は、おそらく腸の動きが悪くウンチが詰まっていたせいで、現在は胃の捻じれも戻り、幸いにも他の臓器を巻き込んだりはしていない状況だということでした。
Kちゃんは朝ウンチをしていたのですが、確かに量は少なかったです。
出口に近いところのウンチだけがやっと出たのかもしれません。
年齢により、腸の動きが悪くなっている可能性が高く、腸閉塞を起こしているかもしれないということでした。
本日、病院で麻酔をかけて詰まっているものを全部綺麗に出していただきました。
今後はまず体力の回復をしながら飼い主さんの帰りを待って、胃捻転の再発防止手術をするかどうかはそれから飼い主さんご自身に判断いただくことにします。
今回はKちゃんの異変に早く気づくことができ、すぐに病院で処置していただけたのでなんとか助かりましたが、胃捻転はついさっきまで元気だった子が、症状が出て様子を見ているうちにあっという間に亡くなってしまうことがあるので、本当に恐ろしいですね・・・
Kちゃんの年齢を考えると、本当によく持ち直したと獣医さんも驚くほどでした。
きっと、すごい生命力を持っているんでしょう。
わたしは個人的には、飼い主さんに会いたいという思いがKちゃんに気力を与えたのではないかと思っています。
これもまた、一種の「擬人化」なのですが、こういう擬人化はワンちゃんへの影響がないのでまあいいでしょう?・・・(笑)
では、前々回のブログにつづいて、犬の「擬人化」についてお話していきます。
【犬と人間の違いと、望ましくない「擬人化」の例②】
●人は言語で考える。犬は直感で判断する。
人間がここまで進化したのは言語による複雑なコミュニケーションができるようになったからだと言われています。
反面、言語に頼っているため、頭で何か考える時にも人間は無意識に「言語化」しています。
そのため、誤解も生じやすいほどに複雑で難解な思考回路を持っているという弱点もありますね。
政治家の話す言葉なんて、長いだけで結局何を言っているのかわかりませんしねぇ・・・(-_-;)
今回のテーマの真意をお伝えすることの難しさを痛感していますが、それは まさに「言語によるコミュニケーション」がいかに高度で複雑かの証明なのかもしれな~い(;^_^A
一方、犬同士は言語によるコミュニケーションを持ちませんから、直感的に物事を感じ取って判断しています。
犬たちは、過去を考察したり未来を計画的に創造して高度な文明を築くことはできませんが、単純で明解なコミュニケーションによって、思い悩むという行為から解放された、ある意味自由な生き方ができているといえるかもしれません。
人間は、喧嘩をしたり怒られたりした後で、
「なんであの人はあの時こんなことを言ったんだろう?腹の中では本当はどう思っているんだろう?こうかしら?ああかしら?それとも・・・」
と相手の言動の理由を考えたり真意を探ろうとしたりしますが、犬はそのようなことをクヨクヨ考えることはありません。
その時その場で起きていることに直感的に対処しているのです。
◇この「違い」を理解せず、望ましくない「擬人化」をしてしまう例
・留守中にワンちゃんがゴミ箱をひっくり返していた・・・というようなイタズラについて、長々と言い聞かせたりクドクドとお説教をする。
・ワンちゃんのイタズラや困った行動で気分を害した飼い主さんが、1日中イライラした態度でワンちゃんに接したり、時間が経ってから罰を与えたりする。
こういったことは、ワンちゃんには何故そうされているのか まったく意味が解らないことですので、混乱してストレスになる可能性が高いです。
また、飼い主さんの側も
「この件に関しては、もう何度も何度も時間をかけてしっかり言い聞かせているのに、どうしてあの子は繰り返すのかしら・・・本当に困った子!」
という風に考えてしまいがちです。
ワンちゃんに、人間の子どもに言い含めるように教えたり罰を与えるというのは、望ましくない「擬人化」です。
困った子・・・と言われるべきは、ワンちゃんではなく、間違った方法でワンちゃんに接している飼い主さんの方だとぜひ気づいてあげていただきたいです。
実際に、そんな風にしていた飼い主さんが、最終的に
「時間をたっぷりかけて一生懸命しつけたのに問題行動が直らない問題犬だから」
という理由で飼育放棄してしまう事例が後を絶ちません・・・(´;ω;`)
ワンちゃんにとって、これ以上不幸なことがあるでしょうか・・・
●温度の感じ方が違う
人間と犬とでは、気温の感じ方が異なります。
まず、体高が違いますから、同じ空間にいても体感温度に差が出ますね。
犬種の原産地の気候によって、その犬種にとっての最適温度も違います。
パピーか、成犬か、あるいは老犬かによっても適温は変わってきます。
そういったことを正しく認識しておいてあげることが、ワンちゃんの健康管理に必要なことです。
◇この「違い」を理解せず、望ましくない「擬人化」をしてしまう例
・冷え性の女性が、「冷えてきたわ!アナタも寒いわよねぇ~?」と、愛犬に厚着をさせ、不快な思いをさせてしまう。
・「今日はわりと風が涼しくてさわやかだねぇ~!」と、真夏に地面からの輻射熱やアスファルトの熱さを意識せずにワンちゃんをお散歩に連れ出してしまう。
愛するワンちゃんは、自分と一心同体でいつも自分と同じように物事を感じていると思い込んでしまう「擬人化」は、時にワンちゃんに不快感だけでなく、ストレスや健康被害を与えることにもつながります。
ワンちゃんが過ごすお部屋には、必ずワンちゃんの体高の位置に温湿度計を置いて、自分の主観的な体感ではなく、客観的にワンちゃんにとっての最適温度を判断してあげてください。
お散歩に連れ出す時には、ワンちゃんの肉球が直接触れる地面の温度がどのくらいになっているか?直接手で触れて確認すると共に、ワンちゃんのいる位置(高さ)の気温がどの程度かを正確に把握するようにしてあげてください。
愛犬の犬種について、正しい知識を持ち、そのワンちゃんにとっての快適温度はどのくらいか?を頭に入れておいてあげてください。
長くなったので、つづきはまた次回にしま~す!
<今日のPet Hotel 11!>
このおふたり・・・ (MくんとHくん) |
海岸さんぽに行けば海に入っちゃうし・・・ |
ハイ、Hくん、キミもね~(-_-;) |
海岸に穴をあけちゃうし・・・ |
あ~あ、Hくん砂かぶりまくり(;'∀') |
・・・で、喜んでるし(笑) |
ガブガブっ! |
ガブガブッ! |
カプッ♪ |
カプッ♪・・・って、Hくん 無抵抗かーーい(笑) |
疲れるとおもちゃで遊ぶ姿は まだまだ赤ちゃん(ラブリー♪) |
こんなに気が合うんだもの。 次回から、どっちかがお泊りに来る時には もうひとりにも来てもらおうかしら~~~(笑) Mくん、とっても楽しかったよ! またおいで~~! パパを引っ張らないでね~~(笑) |