2018年3月8日木曜日

不幸な犬を減らす法律を考える②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




【愛犬と暮らしたい社会の実現に向けて】


●日本は動物愛護後進国


前回のブログでもお話したように、日本は先進国でありながら動物愛護後進国だと言われています。

わたしたち愛犬家は、そのことについて「恥ずかしい」と感じなくてはなりません。

愛すべき犬たちに対して「ごめんなさい」と謝らなくてはなりません。

きっと、みなさんにも「もっとこうなったらいいのに・・・」という思いはあるかと思います。

その希望は人それぞれかと思いますが、わたしが

「日本がこんな国になったらいいのになぁ・・・」

と思う理想像は次のようなものです。


●理想の仮想国=日本(ニチモト)の犬たち


我がニチモト国では、犬たちと人々はとっても仲良しです。

犬の飼い主たちはみな、自分と愛犬が社会の一員だという意識が高く、犬の生態や習性をよく理解し、正しいしつけをしていますから、人間に迷惑をかけるような犬はほとんどいません。

そのため、電車やバスといった公共交通機関にも犬を連れて乗車できますし、多くの職場が犬同伴出勤を認めています

もちろん、犬と一緒に食事やお茶が楽しめる飲食店も数多くあります

街のあちらこちらには、犬をノーリードで連れて歩けるエリアや公園がいくつもあるんですよ♪

犬たちのしつけだけでなく、ニチモトでは飼い主のモラルも高いため、道端にフンを放置するような人はもちろんいません。


ニチモトで犬を飼いたいと思ったら、方法はふたつあります。

ブリーダーさんやペットショップに欲しい犬の条件を伝えて予約した上で、希望の子犬が産まれるのを待って買う予約販売で入手する方法と、

保護施設や知人から譲り受ける方法です。


ペットショップは生体販売をしていませんので、買い手がなく行き場のない子犬が無秩序に生み増やされるようなことはありません。

動物を虐待する人や、親犬の尊厳を無視したパピーミルのような繁殖業者はいません


犬の飼い主は、愛犬が生涯を健康で幸せに過ごせるように、終生適正な環境で飼い続けます。

もしも、家庭の事情や飼い主さん自身の病気などが原因で飼うことができなくなった場合は、新しい飼い主さんを探します。

けれども、どうしても引取り手が見つからない犬たちは、ニチモト国が運営する保護施設に入ることになります。

ニチモト国の保護施設では、ボランティア団体の協力を受けて、健康管理やしつけをしながら保護犬たちのために新しい飼い主を見つける活動をしています。

よくしつけられた、社会性の高い犬たちなので、保護施設の犬たちは人気があるんです

どうしても引き取り手が見つからない保護犬たちも、殺処分になることはありません。

保護施設で生涯を全うするまで過ごすことができます。


ニチモト国は、人々と犬たちの笑顔であふれているのです・・・(ウットリ♪)


海外の人に、自分の国をこんな風に紹介したいと思いませんか~?

日本(ニホン)がこんな国になったら、今以上に犬との生活が素晴らしいものになると思いませんか~?!

わたしの目の黒いうちに、こんな国になってほしい!

そう切に思うところであります(ウットリウットリ♪)



●一筋縄ではいかない


ニチモト国のような、犬と人とが幸せに暮らせる国は現実に存在しています。

スイス、ドイツ、チェコ共和国、スウェーデンなどですね。


現在わたしたちの暮らす日本が、これらの国のようになれない原因として、いくつかの問題点が指摘されています。

そういったひとつひとつの問題に対して、罰則規定を強化するなどの案が数多く提案されているのですが・・・

果たしてそれでうまくいくでしょうか?

わたしたちは、そうは問屋が卸さないんじゃーないかと思っています。

たとえば・・・


問題点)悪質な繁殖業者によるパピーミルなどの過酷な実態が事実上放置されている。

解決案)厳罰を科すように法律を強化する


⇒ 悪質な繁殖業者をちゃんと摘発できるかという疑問が残りますね。

100万円の罰金を200万円に上げたところで、行政が悪質な業者を適切に把握できていなくては何の意味もありません。

つい最近 国会で激論が交わされた「働き方改革法案」の審議でも、現状把握の難しさが浮き彫りになりましたよね~・・・(-_-;)



問題点)生体販売が当たり前のペットショップのあり方(売れ残った子はどうなる?)

解決案)生体販売を禁止する

⇒ 8週令規制ですら、ペット業界団体からの猛反対に合っているのに、生体販売禁止法案なんて通せるの~~?って気がしませんか?




一般によく、不幸な保護犬を減らすために

「蛇口を締める対策を!」

と言いますけれど、その蛇口を締める方法がわからないっていうのが現実なんですね。

国内で犬は繁殖禁止にするの?(←まさか・・・)

ペットの売買を禁止にするの?(←まさか・・・)


問題と思われる部分に、一枚いちまいバンドエイドを貼るようなことをしても、現状はほぼ変わらない。

だからといって繁殖禁止などの極端なことをするのは現実的ではないってことです。



●たとえばこういうのはどうだろう・・・?


そこで、わたしたちが家庭内国会で考えた動物愛護管理法の改正案は、次ようなものです。


◇ 繁殖業をライセンス制とする。

◇ 繁殖業者に子犬へのマイクロチップ装着を義務付ける。

◇ ペットショップやブリーダーから犬を買い取る際には「犬税」を課す。


この3つ。


それぞれについて、詳しい内容は次のブログでご紹介しまーーす!




<今日のPet Hotel 11!>

雨でたいくつ~~~~~~って・・・

動きがなさすぎでしょ!!
老犬ホームか?(-_-;)

ボス&なつの飼い主がやってきたので、
いきなり活発に取り合いが始まりました~(笑)