2018年3月3日土曜日

愛犬に人工甘味料アスパルテームを与えるか②

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。



前回のブログにつづいて、わたしが愛犬チャコに与えていた乳酸菌に含まれていた人工甘味料アスパルテームについてお話していきます。


【人工甘味料アスパルテームを与えない理由】


前回、わたしはアスパルテームをはじめとする人工甘味料を積極的に摂りたくない。

まして子どもや愛犬には絶対に摂取させたくないとお話しました。

その理由は次の通りです。


●判断基準① どっちが得をするか


人工甘味料に関しては、反対派と賛成派のどちらの主張に信憑性があるかを判断することがとても難しいです。

どちらもそれなりにもっともらしく、どちらもそれなりに論拠に乏しいといった感じで、ハッキリ言うと

「どっちもどっち」

という感じだからです。


そこで、まず損得について考えてみました。

サスペンスドラマでよく

「ガイシャがいなくなって一番得をした人物は誰だ?!」

ってやってますよね。

主張を繰り広げることで得をする方はどっち?って考えてみたってワケです。


◇人工甘味料で得をする人


アスパルテームなどの人工甘味料は、低カロリーで健康にいい(肥満や糖尿病になりにくい)というイメージが一番のウリです。

※実は肥満や糖尿病になりにくいというのもウソだって説がありますが・・・(←今はコッチは置いといて・・・)

そのため、スーパーやコンビニに並んでいるものの多くに、人工甘味料が含まれています。

健康志向の人たちには、進んで選んでもらえるばかりか、

「カロリーオフだから、いっぱい食べても安心♪」

「肥満や糖尿を気にして無理にブラックコーヒー飲んでたけど、カロリーゼロの甘味料なら安心だから甘~いコーヒーが飲めるようになったわ♪」

と、たくさん買ってもらえたり頻繁に買ってもらえたりします。

要するに製品の売り上げが伸びるんですね~!


売れるだけではありません。

製品コストが格段に安く抑えられるんです。

そのカラクリをお話しましょう。


お砂糖の卸売価格は1kgあたり約200円です。

アスパルテームの卸売価格は1kgあたり約6000円です。


おや?アスパルテームの方が高いですね。

がしかーーし!!


アスパルテームは、同じ量なら甘さがお砂糖の200倍あります。


お菓子やジュースを製造する時に、お砂糖の200分の1の量で同じ甘さを出すことができますね。

ってことは、アスパルテーム1kgと同じ甘さを出すためにはお砂糖がどのくらい必要ですか?

200kgですね。

200kgのお砂糖の値段は・・・200円に200をかけるから・・・


よよよ・・・40000円ーー!?


つまり、アスパルテームを使用してお菓子や飲料を製造すると、甘味料に関するコストがなんと85%もカットできるってことですよ奥さん!!

そして、出来上がった製品の価格はお砂糖を使用しているものと大して変えずに売れるとしたら・・・

利ざやヤバッ!!

ってなりますねぇ~~~(うははは、ガーーッポガッポ♪)


・・・というわけで、主にお菓子メーカーや飲料メーカー、そしてもちろん人工甘味料自体のメーカーさんとしては、大変お得ということになります。


人工甘味料バンザーーーイ!!

金の卵を産むニワトリ ゲットだぜーーーい!!


って、大賛成するのは当然のことですね。


「製造コストが安くなるなら、もっと安く売らんかーーい!!」(←ひとりごとでーす)



◇人工甘味料がなくなると得をする人


恐らく、お砂糖メーカーさんかな・・・と思っていました。

得・・・というか、売上が落ちるのを防げるという意味で・・・

調べてみると、人工甘味料のせいで砂糖メーカーはやはり売上が落ちていました。

お砂糖の需要は、平成16年の229トン から 平成26年の197トンと、10年間で14%落ちたというんですね。

ところが・・・

こうした流れを、お砂糖メーカーだってただ指を咥えて見ているはずがありません。

生き残りをかけて、お砂糖メーカー自身が人工甘味料の製造販売に乗り出していたんです。

たとえば、お馴染みのスプーン印の上白糖を製造している業界最大手の三井製糖では、人工甘味料パラチノースを製造販売しています。


・・・ってことは?

人工甘味料のリスクを訴えている人たちって誰なんでしょう?

どうやらご自分の損得勘定で危険性を訴えているような気がしませんね。


そういう観点から、どちらかというとわたしは、警鐘を鳴らしている反対派の主張を信じることにしました。



●判断基準② 疑わしきは・・・


単純なお話です。

ずーーーっと昔から人間が口にしてきたものならば、口にした本人だけでなく、生まれてくる子どもや孫への影響を含めて、十分すぎる臨床実験を経ていることになりますから安心して摂取できます。

でも、新しく作られたものは、現時点では安全だと言われていても、何十年後かになって

「実はこんなに危険でしたーー!スミマセーン!」

みたいなことがあるじゃないですかぁ~~(スミマセンじゃスミマセンよ!)

だから、あんまり信用しておりません。


●判断基準③ 本能レベルで味が嫌い


もうひとつ、人工甘味料を選択したくない大きな理由は、わたし自身が人工甘味料を口にした時の後味が苦手だということがあります。

以前、もう少し若かったころは、太ることを気にしてパルスイートという甘味料をコーヒーに入れて飲んだりしていた時期がありました。

このパルスイートという商品は成分のほとんどがアスパルテームです。

あま~いカフェオレをいっぱい飲んでも太らないなんて、夢のようだわ~~♪

そう思っていました。

世の中にあふれている「微糖」とか「糖質ゼロ」と書かれた商品のほとんどには、このアスパルテームをはじめとする人工甘味料が使われています。

でもね・・・

美味しくないんですよハッキリ言って!!

もっと言えば、身体が喜んでいる感じがしないんですね。

アスパルテームの入っている飲み物を飲むと、なんともいえない後味の悪さが口に残ります。

お料理番も同様に感じているようで、その表現しがたい後味の悪さをわたしたちは

「後味がザラつく感じ。かすかに苦味のようなヘンな雑味が残るような・・・」

と言っています。

わかりにくっ!!(笑)

でも、本当にそうなんです。


まあ、言ってみれば動物としての本能的な勘で、わたしは人工甘味料を10年以上前から避け続けているというわけです。


自分が摂取したくないものを子どもたちやペットに与えたくないのは当然ですね。


みなさんも、特に愛犬にアイスやプリンをお裾分けしちゃうことがあるという飼い主さんは、どんな成分が入っているかをチェックしてみてくださいねーー!



【おまけ】


余談ですが・・・

巷(ちまた)にあふれている「糖質オフ」商品について、その表示基準をご存じですか?


◇砂糖不使用


こう書かれている場合は、文字通りお砂糖が使われていないって意味です。

お砂糖さえ使っていなければ人工甘味料が使われてたってOKってことです。


◇無 ゼロ ノン レス


こんな風に書かれているものは、100g中の糖分が0.5g未満ってことです(食品、飲料共通で)

まったくゼロってことではないんですね。

先ほどご説明したとおり、アスパルテームなんかは、お砂糖の200倍の甘さがあるわけですから、使用する量を重さに直すとほぼ、こういった表記にすることが可能なんですね。


◇低 ひかえめ 少 ライト ダイエット オフ


こんな風に書かれているものは、100g中の糖分が・・・

食品の場合は5g未満

飲料の場合は2.5g未満

っていう決まりがあるそうです。


摂取カロリーを控えるために、人工甘味料を選択するのもひとつの方法ですが、安全性を少しでも疑う場合は、

「ガマンする」

ってゆー方法も検討してみるといいかもしれませんね。

え?身も蓋もないって?

でも、お砂糖でも人工甘味料でも、糖類には中毒性がありますから、ガマンできればそれが一番いいんですよ。

特にワンちゃんは甘味が大変好きで、味を覚えてしまうとそればかり欲しがる傾向がありますので、注意してあげてくださいね!



<今日のPet Hotel 11!>


目ヤニがカピカピになるから、チャコの目の
周りをちょっぴりカットしたら
おめめパッチリコンで可愛いでしょ~?(←バカおや)

”なつ”が「ンナローーッ!ってしてるのは
自分のシッポ(笑)

今朝の海岸さんぽでは、見慣れないものがいっぱい
打ち上げられてたヨ!!

なんと、ウミウシ!!! (^-^;

”なつ”の憧れのおんまさんだぁ~~!
  
「あ~あ~・・・おんまさんになりたいなぁ~~」
来生でどーぞ(^-^;

夕方、Mちゃんがやってきたよ~!
得意の内股横座り!!
かわいい~~~♪

えへ・・・やめてよ照れるでしょ!