2018年6月12日火曜日

手に負えないペット④(保護活動だったはずが・・・)

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





前回ブログのつづきです。

前回ご紹介したFさんと6匹の小型犬のお話はいったん横に置いて、今日は別のケースをお話します。



【保護活動だったはずが・・・】



●猫の保護活動家を元ボランティアが告発


先日、東京都板橋区で猫の保護活動をしている女性(A女史とします)を複数の元ボランティアスタッフが告発しました。

※端から見るとれっきとした団体名がついた保護団体ではあるものの、A女史ご本人が

「自分はあくまで個人で活動している」

とおっしゃっているため、ここではあえて「保護団体」ではなく「保護活動家」として書かせていただきます。


元ボランティアたちによる告発内容は以下の通りです。



●元ボランティアたちによる告発内容



◇元ボランティア 平松さん


・A女史が上限を決めず無計画に猫を保護してくるため面倒がみきれず、実質的に「多頭飼育崩壊」の状態に陥っている。

・シェルター内では病気が蔓延しているが、A女史のお気に入りの猫を除いて病気になっても獣医師にみせてはもらえない。

・感染症が広がるのを防ぐ手立ても取っていない。

・状況の改善をA女史に訴えると平松さんは”出入り禁止”にされた。

・1月初旬に猫が200匹に増え、以前にも増して多くの猫が死んでいると他のボランティアから聞いた。

・既に平松さんが告発準備を進めていた2月中旬にA女史から「戻ってきてほしい」と言われシェルターに行くと、冷蔵庫の中に毛布にくるまれた猫の死体を発見した。

・冷蔵庫に猫の死体を入れたのはA女史で間違いないと他のボランティアスタッフ。

・冷蔵庫内の猫の死体は増えたり減ったりしながら5月末には最大5体もあった。

・シェルターでは年間100匹ほどの猫が亡くなっている(東京都内全体で殺処分になる猫が年間299匹であることから相当な数)

・A女史は『猫たちが、自分に保護される順番を待っている』などと、猫が死ぬことで新しい猫が保護できると言わんばかりの発言をしていた。

・現在のシェルターは本来必要な「第二種動物取扱業」も無届け。


「『猫を助けたい』『殺処分ゼロにしたい』という考えから、A女史が保護活動をはじめたことは疑っていません。

今のシェルターに移ってからも『悪意があるわけでない』と考えて支えてきたつもりですが、もう限界です」

そう平松さんはインタビューに答えています。



◇元ボランティア 堀越さん


・現在の場所に移る前は、ペット不可のワンルーム賃貸マンションをシェルターに利用していたが、バレないように窓を常に閉め切っており、猫40匹がいるのに換気もできない環境だった。

・A女史のやり方に耐えられなくなりボランティアをやめた。


「すでに定員オーバーで、病気の子がいるにも関わらず、A女史は猫の捕獲に行ってしまう。

『捕獲中毒』だと思います。

周りから『ありがとうございます』と感謝されるのが快感なのかもしれません。

でも、たとえ熱意があっても、一匹一匹のケアができなかったら、虐待になる。

このままだと、不幸な子たちが増えていきます」(堀越さん)



◇元ボランティア 島津さん


・猫の数に比べてトイレが少なすぎる(170匹にトイレ10個前後)

・A女史は猫砂をケチっているため汚れても替えず、トイレの底にはオシッコが溜まっている。

・猫たちは絨毯でもオシッコするようになっている。

・窓は閉め切っていて換気もしていないし、空気清浄機のフィルターも替えていない。

・猫たちが本当にかわいそう。



●野良猫でいた方がマシ


同じく、元ボランティアの市橋さんは、インタビューに答えて次のように話していらっしゃいました。


「絶対に、野良猫(外猫)のほうが幸せだと思います。A女史のシェルターは『猫の監獄』です。

今回、猫の保護団体の闇を知りました。

A女史に協力していたことを後悔しています。

ほかのボランティアにも精神的なダメージが相当あります。

まさかこういうことになると思ってボランティアをはじめたわけではありません」



●A女史の言い分


A女史は以前から猫の保護活動をしていたようですが、板橋区で今の団体を立ち上げたのは2016年からです。

(団体ではなく個人だとおっしゃっていますが)

この記事の引用元「弁護士ドットコム」のインタビューに対して、A女史は次のようなことをお話されています。


・病気の猫はもちろん病院に連れて行っている。

・第二種動物取扱業の届け出は更新中のため今度することになっている

 ↑(A女史のシェルターが現在の場所に移転したのは昨年の夏なので1年近く経っていますが・・・???)


・第二種動物取扱業の届け出は、絶対に届けないといけないということではないと思う。
しないでしている人も知っている。

 ↑30万円以下の罰金にあたる法律違反ですヨー!


・ボランティアたちは自分が見たことしか語っていないが前後のストーリーがある。

(冷蔵庫の猫の死体に関して)死体についてはわからないが、シェルターは私の自宅なのに勝手に冷蔵庫を物色していることが驚き

 ↑「死体について『わからない』」というお答えに、こちらも驚きです。


(今年に入って20匹以上死んだという話について)里親が見つかるまでは私に所有権がある猫で、ボランティアのみなさんにはそんなことは伝えていないのに誰がそんなことを言っているのか?

 ↑自分が所有している猫が死んだって関係ないだろうという意味なのでしょーか?




(参照元:弁護士ドットコムニュース



●昨年のA女史の発言


昨年(2017年)4月、別なメディアの取材を受けていたA女史の言葉を見つけました。

記事の内容は、


「保護団体はパンク寸前!不幸な猫を一匹でも減らすために一番大切なこと」


というタイトルで、


「自治体の殺処分ゼロ発言は素晴らしいが、その背景には猫達を保健所などから引き取っている、保護団体の存在があることを忘れてはいけない。」


として、A女史に話を聞いています。

以下はA女史が取材に応えて語った内容です。


「東京都動物愛護相談センターより今まで100頭以上の猫を引き取った。

引き取った猫のうち、9割はそのままセンターにいたら殺処分されていた猫たち。

愛護センターから引き取った猫は自分達が運営するシェルターで世話をしながら、里親を探した。

その結果、高齢の猫でシェルターで息を引き取った猫以外、ほとんどの猫に新しい家族を見つけることが出来た。」

愛護センターからの引き取り以外にも、野良猫(主に虐待された猫、負傷猫、子猫)の保護や飼い主に捨てられた猫、多頭崩壊現場から救出した猫も保護し、里親を探している。

しかし、里親が見つかっても、すぐに別の猫がシェルターにやってくるので、シェルターはいつも一杯の状態。




なんと、多頭崩壊現場から救出した猫もいるということです。

けれども、元ボランティアの人たちによると、A女史のシェルター自体が多頭飼育崩壊状態なのですから、まったく救出にはなっていませんね。

また、「シェルターはいつも一杯の状態」にしているのは他ならぬA女史ご本人だということでしたが・・・・(-_-;)


(参照元:VetAnimal




前回ブログでご紹介したFさんも、A女史も、ご自身の手には負えないほどの犬や猫を抱え込んでいますね。

FさんもA女史も皮肉なことに、


「犬や猫の殺処分をなくしたい」

「不幸な犬や猫を1匹でも多く救ってあげたい」


という「想い」「信念」「動物に対する優しい気持ち」は共通しています。

なのに、ご自身の手元に置いている子たちが、まさに「救出」を必要としている状態にあることに、どうして気づくことができないのでしょうか・・・



長くなるので、つづきは次回にします。





<今日のPet Hotel 11!>

Lちゃん、いらっしゃ~い!

ウチの首輪もつけてね~
Lちゃん「はぁい」

ハイ、おりこうさんでした♪

Lちゃん「エヘヘヘ~ エライでしょ?!」
初めて来た時はお顔を触らせてくれなかったもんね~(笑)

トイマンのLちゃんは、トイプーのCくんのことが苦手
・・・ってことを・・・

、何かに夢中になってると
忘れちゃうんだよね~~( ´艸`)

台風がいっちゃって、いいお天気になったね♪

海だーーーーい好きだよ!


ボス「あのさあ、Cくん」
Cくん「ん?なあに?」

ボス「いいこと教えてあげる」
Cくん「だからなにーー?」

ボス「キミが咥えているそのボールさ・・・」
Cくん「ふんふん」

ボス「それ・・・ボクのボールなんだっ!」

Cくん「え?コレ?」
ボス「そうだよ」

Cくん「うそだ~ みんなのだってお庭番が言ってたもん」

ボス「あ、もう飽きたなら・・・・」

Cくん「飽きてませんでした~~~」

Cくん「ボスくんっておちょくると面白いから大好きなんだー♪」