2018年3月22日木曜日

ワンちゃんたちの可愛い戦略

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




このところ、ちょっとヘビーな内容が続いていたので、楽しい話題を~(^▽^)


愛犬家の皆さんは、ワンちゃんの実に賢くて人間っぽい行動に、日々癒され、驚き、そして笑顔になっていることと思います。

今日は、わたしたちが舌を巻いてしまうような、そんなワンちゃんの可愛らしい戦略をふたつ、ご紹介しましょう。



【ソファーには乗ってないヨ!】


日本では多くのワンちゃんがお散歩やお庭遊びを終えて家に入る時には足を洗ったり綺麗に拭いたりしますね。

それは、日本が家の中では靴を脱ぐ文化だからです。

けれども欧米では靴を履いたまま家に入りますから、ワンちゃんたちの足をいちいち洗ったり拭いたりはしないのが一般的です。

その代わり、ソファやベッドにワンちゃんが上がることを禁止していることが多いです。

もちろん、ソファが汚れてしまうことを恐れてって意味も大きいのですが、しつけのための意味合いも非常に大きいんです。

以前、このブログでもお話しましたが、家の中でワンちゃんが勝手に立ち入ってはいけない場所などのルールを飼い主さんが決めて、それをワンちゃんに守らせることは、「誰がリーダーか?」をワンちゃんに認識させるという意味でとっても大切なことです。


パニックになると指示が耳に入らないワンちゃん①


欧米では、そういったワンちゃんへのしつけの基本が一般の飼い主さんにもよく浸透しているので、許可なくソファに乗ることをワンちゃんに禁止しているご家庭がとっても多いというわけです。


●レキシーの困ったクセ


レキシーは現在1才半になるボクサーの女の子です。

レキシーがまだ子犬のころのことです。

お庭でさんざん転げまわって泥んこになったレキシーは、家の中に全力疾走してきて、そのままリビングのソファに飛び込みました。

ソファやクッションは泥だらけになり、飼い主のウォルフォードさんは散々な目に遭いました。

まだ子犬だから・・・と多めに見ていたところ、困ったことにその、泥んこ足でソファに飛び込む行動が、レキシーのお気に入りの習慣になってしまったのです。


これは想像ですが、レキシーにとって、自分が泥んこの足でソファーに飛び込むと、飼い主さんが悲鳴を上げたり、その後大騒ぎをしたりすることが面白かったのかもしれませんね(;'∀')



●ソファを禁止に


ウォルフォードさん一家は、レキシーの困った行動を是正するために、すぐに訓練に取り掛かりました。

レキシーに、


・ソファーは立入禁止であること。

・代わりにレキシーのベッドを使うこと。


をキッチリしつけたのです。

賢い子犬だったレキシーは、すぐに教えられたことを理解しました。

けれども、レキシーはあまりにも賢かったために、決められたルールの抜け穴を探すのもあっという間でした。


ごらんください↓↓↓



Source: Dog Not Allowed On Couch Tries To Bend The Rules by LexiLou



レキシーの理屈では、


「後ろ足が乗っていなければセーフでしょ?」


ってことみたいです(笑)


「わたしたちは、レキシーが泥んこのまま全力疾走でソファに飛び乗るのを止めさせることには成功しました。

でも、レキシーはまだ、ルールを自分流に曲げる傾向がありますね。

誰かがソファにいる時、レキシーはこんな風にして甘えてきます。」(ウォルフォードさん)





「レキシーは、私たちが決めたルールにかすかな反抗をすることを明らかに楽しんでいます。

レキシーは、禁止されているソファに上半身だけ乗っけて、わざわざ居心地が悪そうなこんな格好で、かなりの時間過ごすようになったんですよ。

お昼寝までしちゃうくらい!

レキシーは、わたしたちが、そんなレキシーの可愛い仕草や愛らしい目を見ると、ついつい笑ってしまって、それを許してしまうことをよく知っているんです。」







ハイ、レキシーの勝ちぃ~~~~!(笑)




【道端で倒れている犬】


●目の前で倒れた犬を助けなくちゃ!


今年(2018年)1月の出来事です。

スペインの郊外をバイクでツーリングしていたマニュエル・テルガードさんは、道端に傷ついた動物が倒れているのに気づきました。

倒れている動物は犬で、その傍らにはデルガートさんよりも先にそこに来ていたカップルが心配そうに犬の様子を確かめているようでした。

バイクを停め、近づいてカップルに話を聞いたところ、次のように説明されました。


「わたしたち、散歩に来ていたんです。

そうしたら向こうからこの犬が歩いてきて・・・突然目の前で倒れたんです。

本当に急に・・・

驚いて近づいてみたのですが、どうやら急死してしまったみたいで・・・

揺すっても触っても、生きていると思える反応がまったくないんです。」






デルガードさんもその犬を優しく撫でてみましたが、犬は本当にまったく反応しませんでした。

首輪には、犬の名前(Tizón)と飼い主の連絡先が書いてあるIDプレートがついていたので、デルガードさんとカップルは、そこに連絡してみました。

けれどもボイスメールに繋がってしまって、すぐには連絡が取れません。

手遅れにならないうちに何とかしなくては・・・と考えたデルガードさんは、警察に通報することに決めました。


●ドッキリカメラ?


電話を受けた警察官の反応は意外なものでした。


「ああ、犬が倒れているんですよね?わかってますよ!

Tizón(ティゾン)は、我々警察官の間では有名な犬でね、ほぼ毎日誰かしらがあなたのように電話してくるんですよ。

誰かが通りかかるとティゾンはそうやって死んだふりをして見せるんです。

心配した人が寄ってきて撫でてくれたり、食べ物を置いていってくれたりするのがティゾンの狙いなんですよ!」


警察官の言葉を聞いても、デルガードさんはにわかに信じることができませんでした。

ティゾンは相変わらず微動だにせず倒れていて、どう見ても死んでいるか、非常に深刻な状態にあるようにしか見えなかったからです。


「ドッキリカメラかと思いましたよ!」(デルガードさん)


そこで、デルガードさんとカップルは、半信半疑でティゾンから離れて、無視するフリをしてみることにしました。

すると・・・驚いたことに、ティゾンは何事もなかったように、ごく普通に起き上がって歩き出したのです。





そして・・・デルガードさんたちの方に歩いてきて・・・再びパタリと倒れて死んだふりをしたのです!!(笑)


「彼の演技は完璧でした!」(デルガードさん)


警察によると、ティゾンは近所に住む牧羊犬で、飼い主はティゾンの面倒をよく見ているので、健康状態にはまったく問題がないそうです。

ティゾンが通行人を見つけると寄って行って死んだふりをするのは、明らかに彼にとって、最高に楽しく魅力的な遊びのようです。


デルガードさんは振り返ってこう言っています。


「彼は、明らかに自分に構ってくれそうな通行人を探していました。

そして、見事に見つけたんだ!」



●相次ぐ通報が物語るものとは・・・


ティゾンの行動は、SNSで数多く拡散されたため、もう彼の演技に騙される人は少なくなったそうです。

でも、デルガードさんはティゾンにまんまと騙されたにも関わらず、その経験が意味することを考えると微笑まずにいられないと言います。


「ティゾンがあんな風に死んだふりをして・・・それに騙された人々が毎日のように警察に通報していたってことは、傷ついた動物を救いたいと考える人がそれだけたくさんいたってことだよね?

それは、すごくいいことだってボクは思うんだよ!

いい時代だよね。」







この記事の最後は


「Tizón, take a bow.」


って言葉で締めくくられています。

いい日本語訳が見つかりませんが、名演技をしたティゾンに対して、記者が賛辞を述べているんですね。


「さあ ティゾン、お辞儀をして!」


って・・・(笑)



(出典:the dodo




<今日のPet Hotel 11!>

雨も雪も上がったから、昨日の分もたっぷりお散歩♪

お山をパトロールして・・・

勝手に標本木と決めている桜の木をチェーーック!
「うむ、0分咲き!!」(;'∀')

みんなが大好きな海さんぽも外せなーい!

あ~あ、またボスは入っちゃった(;´Д`)
暖かいから ま、いっか♪

イイもの見つけたかな?

わあ!立派なワカメだねぇ~~~!

さ、そろそろ帰ろうか!
チャコ「えー、ヤダヤダ、まだ遊ぶぅ~!」

帰りたくなくて、
お団子状態になって抵抗しています。
きりがない (-_-;)