2019年4月23日火曜日

何を信じればいいの?⑥

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。





前回ブログのつづきです。

【奄美大島のノネコ捕獲作戦について】


●絶滅危惧種のアマミノクロウサギをノネコから守るため


文部科学省、農林水産省、環境省は奄美大島に生息する我が国固有種”アマミノクロウサギ”を守るため、2015年に『アマミノクロウサギ保護増殖事業計画』を策定しました。

それを元に昨年(2018年)から始まったのが『奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画(2018~2027)』です。

この計画は2018年~2027年の10年間、アマミノクロウサギをはじめとする固有種を捕食する外来種=ノネコ年間300匹を目標に捕獲するというものです。

これまでは、固有種の最大の脅威はマングースでしたが、捕獲作戦によってマングースがほぼいなくなったため、次はノネコだ!!ってワケですね。


では、その計画内容を見てみると・・・

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■奄美大島におけるノネコの生息状況  

マングースや在来種のモニタリングのために森林内に設置された多数のセンサーカメラに2011年から2014 年に撮影されたネコの画像を解析した結果、奄美大島の森林内に広くノネコが分布することが確認され、その頭数は約 600~1200 頭と推定された。
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とのことです。
ノネコの頭数が600~1200頭なのに、月間300匹×10年間で3000頭の捕獲が目標に掲げられているのかというと、ネコはどんどん繁殖しちゃうからってことみたいですね。


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■被害予測

ノネコ1頭が1日に摂取している餌の量の平均は、378.4g と見積もられ、この量は、ケナガネズミとアマミノクロウサギでは1頭ずつ、アマミトゲネズミだと3頭は必要になる(塩野﨑 2016)。
森林内に生息するノネコの数は約600~1200頭と推定されていることから、希少種に及ぼすノネコの捕殺影響は甚大なものとなる可能性が高い。
さらに、世界中の島嶼域でノネコが在来種の絶滅に関与していることが、様々な研究によって明らかになっている(Medina et al. 2011, Nogales et al. 2013)。
特に固有種の多い島嶼では、生態系からのノネコの排除が生物多様性保全上きわめて重要な課題であることが、繰り返し指摘されている。
 このように、希少種をはじめとする在来種を捕殺していることが既に把握されており、早急にノネコを生態系から排除する対策を講じなければ、在来生態系に大きな影響を及ぼすものと考えられる。
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なるほどなるほど~~・・・

で、捕獲したノネコはどうするんだろう?


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◇捕獲後の対応

森林内で捕獲したネコは野外に再放逐すれば再び森林内に戻り希少種や在来生態系へ影響を及ぼす可能性があることから、捕獲個体は野外に戻さないよう対応する。
捕獲個体のなかに、鑑札やマイクロチップなどにより飼い主が確認できる個体がいた場合は飼い主へ引き渡しを行う。
首輪を装着しているなどの個体がいた場合は、地元役場にて1 週間公示し、飼い主確認を行う。公示後、飼い主が確認できた場合には、飼い主へ引き渡しを行う。
飼い主が確認できなかった場合は、所有者が判明しないネコとして県が引き取る。
上記以外の個体については、飼養を希望する者への譲渡に努め、譲渡できなかった個体は、できる限り苦痛を与えない方法を用いて安楽死させることとする。
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まあ・・・絶滅の危機にある固有種を守るために、簡単に言っちゃうとノネコを駆除するってことなんですね。



●なんでウソをつくの?


そもそも、ノネコは人間が島の外から持ち込んで、ネズミなどの被害から家を守るために放し飼いにしていたものが繁殖し、森で生息するようになったネコたちですから、このような状況になったのは人間の責任ですね。

さて、この計画・・・もし環境省が言っている


「希少種に及ぼすノネコの捕殺影響は甚大なものとなる可能性が高い」

「早急にノネコを生態系から排除する対策を講じなければ、在来生態系に大きな影響を及ぼすものと考えられる」


ということが真実であればともかく、その情報の真偽がとても怪しまれています。



◇アマミノクロウサギの数


環境省はこれまでクロウサギの推定生息数は2000~4800頭としてきました。

もちろん『奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画(2018~2027)』の中でもこの数字が用いられていますから、計画はこの生息数を元に策定されたものってことになります。

けれどもこの推定生息数は2003年に出された数字です。

え・・・ずいぶん古くな~~い?

誰だっておかしいと思いますよね?

そんなに大事な大事なアマミノクロウサギなら、15年前以来、生息数の推移をずーーーっと観測もしないで放置しているかぁ~~~?



実際、地元民や、観光客にアマミノクロウサギを見せるネイチャーガイドさんからは、


「ノネコを駆除しなくてもアマミノクロウサギは明らかに数倍に増えている


という証言が出ていました。


そこで、朝日新聞が環境省に情報公開請求したんですね。

するとその結果・・・実際にはもっと新しい推定生息数の情報がちゃ~んとあって、2015年時点で15221~39780頭だったことを環境省があっさり認めました。


おおおお!!増えてる増えてる!!

メッチャ増えてる!!

マングース捕獲作戦が功を奏したんでしょう。

ああよかったよかった♪


・・・って、ねえちょっと?環境省?!

なんで?なんでウソつくの~~~?!


いや、正確にはウソじゃないか、隠してただけか・・・


こうして、情報公開請求によって既に最新の生息数が明らかになったにも関わらず、現在でも環境省のHPのアマミノクロウサギを紹介するページでは2003年時点の生息数を表示し続けていて、実際より少なく見せています。


もちろん、奄美大島の固有種を保護しなくてはならないことはわかります。

でも、事実に基づいた保全計画を立ててもらわなくちゃー困ります。

だって、不必要な動物の捕獲や殺処分をすることになりますし、そんなずさんな計画のために投じられている税金(およそ5億円と言われています)だって無駄になってしまいますからねぇ・・・



この『ノネコ管理計画』には、もうひとつおかしなところがあるんですが、そのお話は長くなるので次回にさせてください。






<今日のPetHotel11!>

さわやか・・・なはずの朝・・・
としおの寝床には中身をすべて出された
クッションが・・・(-_-;)


Mちゃん「得意顔で記念撮影しているけど
さっきメチャクチャ怒られていたの
ワタシ、見てたわよ~~~~」

としお「なんのことですか?」


まずはおさんぽに行かなくちゃだから、
とりあえず扉を閉めて見なかったことに・・・


最初にお泊りに来たときより
お顔が少し白っぽくなったMちゃん


ナツ・・・明日から雨だって。
日向ぼっこ、堪能してね~~(^_^;)


ハナちゃんなのっ!
またお泊りに来てあげたのっ!!

あらハナちゃん、ありがとう(*^_^*)


ただいま~~!
Mちゃん「おかえり~!」


Mちゃん「んも~どこに行ってたの~~?」

ちょいと郵便局に行ってただけだよぅ(笑)


Mちゃんはワンプロしないから
お庭遊びの時間も
全体にゆったりと”放牧”って感じ(*^_^*)


ハナちゃん、今からトリミングだって
知ってる~~~?

ハナちゃん「え・・・知らない知らない
知りたくなーーい!」


見返り美犬のMちゃんは
本当に海が大好き!!


ハナちゃん「ただいまなのっ!!
おまたせなのっ!!
ハナちゃん、サッパリしてきたの♪」

お~~~~!いつもながら
同じ犬とは思えないくらいの変貌ぶり!

ハナおばあちゃん、
お疲れさまでした(*^_^*)









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