前々回ブログのつづきです。
【ガセ情報に振り回されないコツ】
自分や自分の愛犬を守るために、正しい情報を取捨選択したいですね。
そのためにわたし個人が常日頃気をつけていることをお話します。
●極論を見たら反対意見も探す
医療機関を受診する時にセカンドオピニヨンを求めるのと同じように、ひとつの情報や意見をすぐに鵜呑みにするのではなく、できるだけ多くの情報を見て、総合的に判断するようにしています。
特に、極端な意見や強い言葉で書かれている文章などに関しては、必ず反対意見も探してどちらの言い分がより論理的で説得力があるかを注意深く見るようにしています。
ものすごいスピードでネット上で拡散されている情報や、週刊誌の見出しに衝撃的な文字が踊っているような情報は、更に気をつけて少し時間を置いてから判断するようにしています。
●ガセネタの特徴
世間で出回っているガセネタのほとんどは、次の二種類に分けられるように思っています。
①発信者の思い込みによる偏った情報
先述したキシリトールの例がそうですね。
発信者が「獣医師は悪党だ」という決めつけに囚われた状態で、ご自身のフィルターを通じて全ての情報を変換処理し、それを世の中に発信していますから、よく読むと説得力に乏しい”結論有りき”の内容になっていました。
また思い込みで情報発信する人は、専門家の意見などを引用する際も、ご自身の信条に沿った都合のいい部分だけ切り取って抽出したり、信条に反した都合の悪い部分はあえて隠したりする傾向もありますね。
こういった種類のガセネタのもうひとつの共通点は、ご自分の意見と違う意見の人を強い言葉でバッシングする点です。
たとえば
「〇〇する飼い主は大馬鹿者だ」
「〇〇しない無知な飼い主に飼われている犬はお気の毒」
などといった、攻撃的で威圧的な言葉を多用していることがとても多いんですね。
その根底にあるのが自己顕示欲なのか、自分を認めない世の中への憎悪なのかは判りかねますが、子育ても犬の飼い方も絶対的な正解は存在しないと考えているわたしにとって、それらの表現は受け入れがたいものですし、少なくとも”他者に対する敬意”は感じられません。
自分と異なる意見や考えを持った隣人に対して敬意を欠いた接し方しかできない人は、動物に対しても柔軟さを欠いた押し付けをしていたりしないのかなぁ・・・と少々心配にすらなってしまいます。
もちろん、こういった方たちが発信する情報の全てが間違っているとは限りません。
中には正しい情報だって含まれています。
ただ、他の情報も調べずに鵜呑みにすることは、単にその方の自己満足に付き合うだけになってしまう可能性があるので、ぜひ注意してください。
正しいと判断した情報だけを賢く取り入れればいいことですね。
②より多くの人を「賑やかす」ことを目的とした情報
いわゆる炎上商法もそのひとつですが、よりセンセーショナルな話題をまことしやかに提供することによって、
・世間が騒ぐのが面白い(自分の存在感や影響力を感じられるから?)
・ネットであればアクセスが増加することによって広告収入が得られる。
・テレビなら視聴率が稼げるし、雑誌なら発行部数が伸びる。
・直接利益を得られる企業であれば、もちろん販促につながる。
などのハッキリした利己的な目的を達成することができます。
いずれにしても、情報を受け取る人たちへの誠意を欠いた情報で、あまり品のいいものではありませんね(-_-;)
みなさんに、ぜひ覚えておいていただきたいのは、世の中は白か黒かにハッキリ分けられるものはそう多くなくて、実際にはグレーのものが多いってことです。
だから、有名な大学の教授が書いた論文でさえ、その情報は
「現時点で、こういった条件の元で、こういった手法で行った実験の結果はこうでした」
という表現に留められているんです。
後にぜんぜん違う新事実が発見されたり、そもそも前提が間違っていたという可能性もあることが、アカデミックな世界ではよく知られているからですね。
いわゆる、”定説が覆る”ことはしょっちゅうあるワケです。
ですから、あまりにもセンセーショナルに人々の恐怖を煽るような情報であったり、感情的な内容の情報を見た時には、すぐに動かず、冷静に判断することをおすすめしたいです。
●自分の軸をある程度きめておく
情報に踊らされないためにもうひとつ大切なことは、ご自身の考え方や大事にしたいことの優先順位をハッキリさせておくということです。
ライフスタイルともいいますね。
それがハッキリしていると、洪水のように入ってくるたくさんの情報を、ご自身のライフスタイルと、これまでの経験から得た実感と照らし合わせて冷静に選別することができるようになります。
逆に、そうしたことがハッキリしていないと、
「みんながそうしているから・・・」
「〇〇さんがそう言っていたから・・・」
「なんだか売れているみたいだから・・・」
といった形で、いちいち情報に振り回され続けることになってしまいます。
あまり参考になるか分りませんが、犬の健康に対するわたしの考え方の軸は以下のようなものです。
・ものすごく長寿でなくてもいいから、亡くなるまで元気でいさせてあげたい。
・だから、犬が口にするものは「健康に良い」ものよりも「健康を害しない」ものを優先し、中でも本犬さんが喜んで口にするものを選ぶ。
・新商品よりも、健康被害などの情報がある程度出揃っている長く使われてきた物を選ぶ。
・犬自身の抵抗力や自己免疫力を上げるために、”清潔”に関しては常識の範囲内で”ほどほど”を心がけ、神経質にしょっちゅう洗浄したり室内を無菌状態にしたりはしない。
・将来、寝たきりにならないように、日々適度な運動をさせて筋力を保ち、犬の体高での気温や湿度に気を配り、食事や排泄、睡眠の状態から健康チェックを怠らないようにする。
・様子がおかしいと感じたら自己判断せずに獣医さんに診せ、必要な場合はセカンドオピニヨンの判断も仰ぐ。
・ひとつのやり方にこだわりすぎず、間違っていたと感じたら柔軟に改善する。
う~ん・・・・なんてつまらないんだっ!!
こうして書いているとつくづくつまらない内容ですし、だからウチの生活リズムは夏と冬ではお散歩時間帯はもちろん違いますが、かなりマンネリ生活です(笑)
新商品に飛びつくこともありませんし、情報番組を見て急に生活リズムを変更したりといったこともありません。
でも、だからこそ犬たちも次に何が起きるかわかっているので安心して過ごせているように感じますし、犬の体に変わったことがあればすぐに気づくこともできるのだと思っています。
さて、ここからは更に巧妙・・・というか、多くの人が騙されやすい要注意な情報についてお話していきたいと思います。
今までお話してきたような派手さや感情的な表現に彩られた、わかりやすいガセネタではなく、むしろ科学的だったり統計学的な雰囲気がする情報の中に、真っ赤なウソが潜んでいることがけっこうあるんです・・・
もうね、騙す気マンマン!といった感じが悪質で大変腹立たしくなっちゃうんですが、長くなるのでそのお話はまた次回にさせてください。
<今日のPetHotel11!>
朝の海岸さんぽ♪
みんなとっても上手にお散歩してるけど・・・
コラとしお!!
お散歩中は遊ぶなーーっ!!
このふたり・・・
すっかり意気投合して
いっつもつるんでまーす(笑)
PくんはやっぱりCちゃんが
ちょっぴりまだ気になるみたいだけどね
(^o^)
Aくん「いいんだ!ボクPくんと
仲良くなれて嬉しいんだよ♪」
そりゃーよかった(*^_^*)
このふたりも、わりといつもつるんでいるけど、
それは過ごし方が似ているから(笑)
Cちゃん、気持ちよさそうに日向ぼっこ
でも今日は少し暑いくらいだったから
暑くなると日陰が快適だね!
としおが気にしているのは・・・
裏のお山から垂れ下げっている・・・
カラスウリのツルだよ!!
としお「なんですか?キミは?!」
としお「ボクと遊んでくれるですか?!」
Cちゃん「あれ?大好きなガレージで
日向ぼっこするんじゃなかったの?」
ボス・ナツ・チャコ「今日は暑いから
日陰ぼっこが気持ちいいの~」
なんだそりゃ?!
お庭遊び後のお昼寝からいち早く目覚めた
Cちゃん(笑)
としおも起きて、ふたり揃って
「お散歩早くぅ~~~~!!」
はいはい(-_-;)
でもとしおはお散歩じゃなくて
獣医さんのところへ行くよ~~
Pくん「としおくん、どうしたんだろう?」
Cちゃん「ウンチが緩めだったから
早めに病院に行くんだって~」
お散歩から帰るとCちゃんは・・・
おネムかな~?
Cちゃん「ぜんぜん眠くないわ~~~」
うそつけ~~(笑)
一方こちらは・・・
としおのハウスの上がお気に入りのPくん
「いないいない~~~・・・」
「バァ~~~~~っ!!」
絶好調だね(笑)
明日はおうちに帰れるよ!
よく頑張ったね。
またお泊りにおいでね~~(*^_^*)
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