2019年4月15日月曜日

キシリトールに要注意!(命を落とした犬のお話)

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。






【キシリトールは意外な物にも含まれています!】


●かわいそうなRuby


ロンドン在住の女性、ケイト・チャックスフィールドさん(51歳)は、2018年10月に愛犬Ruby(ハンガリアン・ビズラ)を亡くしました。

体調を崩す少し前、Rubyはケイトさんが作ったチョコレートブラウニーをふたつ盗み食いしたそうです。

Rubyは以前にもチョコレートブラウニーを盗み食いし、チョコレートが犬に有害だということを知っていたケイトさんが心配して獣医に知らせたことがあったそうです。

けれども、中型犬のビズラがその程度のチョコレートを食べたくらいでは心配することはないと獣医に言われたため、今回もRubyが盗み食いをしたチョコレートブラウニーについて、ケイトさんはあまり心配していませんでした。

Rubyも特に変わった様子を見せてはいなかったんです。

ところが、それからそれから3日目・・・Rubyの容態は急変します。

激しく嘔吐するRubyを慌てて動物病院に連れて行くことになります。

獣医師は殺鼠剤か何かを誤飲したのではないかと判断して治療を始めますが、一向にRubyの状態はよくなりません。

愛犬のためにケイトさんはおよそ150万円近くを投じて生命維持装置をつけての治療を獣医師に依頼しましたが、その甲斐もなく、嘔吐しはじめてからわずか8日後にRubyは亡くなってしまったのです。

肝不全に陥り、脳梗塞を起こしたことが直接の死因でした・・・






●原因はキシリトール


獣医師にRubyがキシリトールを口にしなかったか?を尋ねられ、ケイトさんは初めてあのチョコレートブラウニーが原因だったことを知ります。

実はケイトさんは自分のかかりつけ医師から糖分を控えるように申し渡されていたので、今回のブラウニーは、前回Rubyが盗み食いした時と違い、砂糖の代わりに天然甘味料のキシリトールを使っていたのです!

しかも、ケイトさんはキシリトールが犬にとって非常に危険だということをまったく知りませんでした。


ケイトさんは、自分のような過ちをする飼い主が少しでも減ればという思いで、この件をメディアに公開しました。

以下はケイトさんの言葉です。


「カカオが犬に有害なのは知っていましたが、まさかキシリトールが犬にとってこんなにも危険だとは全く知りませんでした。

Rubyの盗み食いを見てすぐに動物病院に連れて行っていたらと悔やまれてなりません。

生命維持装置をつけているルビーの画像を見ると今でも泣けてきます。

助かってくれることをどれほど望んだか。

私はRubyを救うためにできることは全てやりました。

子犬の時から飼っていたので失って本当に辛く、心に穴が開いたようですし、罪悪感にも苛まれています。

今、私ができることは世間の飼い主にキシリトールがいかに犬にとって有害かを注意喚起することです。

もし飼い犬が偶然キシリトールを口にしたら、すぐに動物病院へ連れて行ってください。

そうすれば手遅れにならずに助かるかもしれないのです。」


出典元:METRO



●人間の食べ物が安全とは限らない


キシリトールは人間にとってはまったく害がなく、むしろ糖質カットのための人工甘味料としては、虫歯予防もできることから非常に人気が高いですね。

わたしたちはときどき、人間にとって体に良いものは犬にとっても良いだろうと勘違いしてしまうことが多いのですが、決してそんなことはありません。

彼らとわたしたちは体の構造が違うんです!


キシリトールが人体と犬の体にどういう影響を及ぼすかをお話しましょう。


人間がキシリトールを摂取した場合、キシリトールは小腸で吸収され、インスリンは放出されません。

ところが、犬はキシリトールの分解にインスリンを必要とします。

そのため、犬がキシリトールを摂取すると大量のインスリンが急激に分泌され、血中のブドウ糖が消費されて低血糖や肝機能障害を起こしてしまう可能性が高いのです。


どのくらいの量のキシリトールを摂取すると危険かについては、いろいろな実験結果が報告されているようで一概には言えないのですが、食事と一緒に少量のキシリトールを摂取した場合、食事がブドウ糖の元になるので、よほど長期に亘って与え続けない限りそう大きな健康被害がないのに対し、空腹時にキシリトールを摂取するとたとえ少量であっても非常に危険だということのようです。


アメリカの米食品医薬品局(FDA)
https://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm499988.htm

ウォールストリートジャーナルの記事
https://www.wsj.com/articles/fda-warns-sweetener-xylitol-can-kill-or-poison-dogs-1463085523



●様々な食品に含まれるキシリトール


人間の糖質制限や健康志向を受けて、多くの食品がいつの間にかキシリトールなどの人工甘味料を含む仕様に変更されています。

ケイトさんがそうだったように、以前は犬にあげて大丈夫だったおやつを気軽に犬が届く場所に置いておいたり、ちょっぴり分けてあげたりすると、実はキシリトール入だった・・・ということにもなりかねません。

アメリカでは多くの犬が好むことから、よくお薬を犬に飲ませる際に使われるピーナッツバターにもキシリトールが配合されるようになったことから、何件も被害が出たそうです。

犬におやつをあげる際には、その成分表示に十分気をつけたいですね。

特に、「自然の甘みを活かした・・・」とか「カロリーオフ」などと書かれている商品には要注意ですよ!



●犬用のおやつにも・・・


おそろしいことに、犬用のおやつとして売られている数多くの商品にもキシリトールが含まれているものがあることです。

ここにリンクを貼ろうかとも思いましたが、問題になるとまずいのでやめておきます(^_^;)

インターネットをお使いのみなさんであれば、「犬 おやつ キシリトール」で検索すると、はみがきガム、グミ、ビスケット、サプリメントなどたくさんのキシリトール入り商品を見つけることができるはずです。

ぜひご注意くださいませ!!



※ネットを見ていると、「キシリトールが犬の健康によくないという情報は獣医がでっち上げた捏造だ」などという記事も見かけますが、わたしはリスクがある限り、絶対に自分の愛犬にキシリトール入の商品は与えない方を選びます。

だって、キシリトール入りの商品を与えないと困る理由はひとつもないんですから・・・






<今日のPetHotel11!>

朝の海岸さんぽ
臆病Lちゃんはみんなと上手にお散歩して
とってもいいウンチをしました♪


Aくん「優しいボクとチャコと一緒のチーム
だからね!」


お散歩から帰って少しすると
Pくんがお泊りにきてくれたよ!

Aくん「ヨロシクね~~♪」
Pくん「うん、よろしくっ!」


Eお姉ちゃんとI弟くんもお泊りにきたよ!
初めて会うPくんにふたりとも
興味津々(笑)


ナツ「ムギ、小さい子たちに優しくね」
ムギくん「はぁ~~~~い」


Mくん「Pくん!」
Pくん「わわっ でかっ!!(のけぞりっ)」


ムギくん「ヨロシクで~す♪」
Pくん「う・・・うん、よろしく」


Aくんは大きなムギくんにも・・・


小さなPくんにも
おだやかなジェントルマンの態度で
ご挨拶しまーす(*^_^*)


Eちゃん「ムギくん、ひさしぶり♪」
ムギくん「う・・・うん(照)」


チャコが狭いところで日向ぼっこを
楽しんでいるころ・・・


ガレージエリアでは
Eちゃん VS Iくん
ムギくん VS としお
ふたつのワンプロが始まっていました!


ムギくんととしおのワンプロのあまりに
迫力に・・・
Eちゃん&Iくんは思わずワンプロを
やめて観戦!


ナツも心配そうに見守ります
(でもボスはグースカグースカ
お昼寝続行中です)


としおが仰向けにひっくり返ると・・・
Iくんは顔を覗き込んで心配してくれました(笑)


午後の海岸さんぽ♪


みんなとっても上手に歩けたよ!

Pくん、前向いて~~~(笑)


ムギくん「あのぅ・・・
ホリホリしてもいいですか?」

いいよ~~~ん♪


ムギくんのホリホリ、
本当に楽しそうで
見ているこっちも楽しくなっちゃう!


としお「わあすごい!やっぱり
ムギさんはカッコいいなぁ~❤」


チャコ「・・・・・でも
おかげでワタシは砂だらけだけどね・・・(怒)


あはは、ゴメ~~~ン!!


お散歩から戻ると
ふたたびワンプロタイム♪


としお「えーーーいっ!!」


としお「もう負けませんよ~~」

ムギくん「よぉーし、その調子!」(←余裕)


トリャアアーーーーッ!!


ムギくん「ふふふ・・・降参するか?」


としお「う~~~ん・・・まだまだです~」


ムギくん「お!なかなかやるなぁ~!」


ムギくん「それにしてもとしお・・・
大きくなったなぁ~~!」


初めて会った時は・・・


こーんなに小さかったのにねっ(*^_^*)


おーいとしお、いくらクタクタだからって
そんなところで寝ないでよ~~~(笑)








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