2018年8月17日金曜日

大型犬はおりこうさん、小型犬は?①

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。




今日の三浦海岸は、涼しい風が吹いて暑さはちょっと一休み。

「一休み」なんて甘っちょろいこと言ってないでいいから、ずーーーっと休んでいて欲しいモンですがー・・・(-_-;)


さて、前回のブログ「引っ張りグセを直そうヨ」と書きましたが、pethotel11!にやってくるワンちゃんたちをお散歩させていると、引っ張りグセがひどい子のほとんどは小型~中型の身体が小さい子たちです。

大型犬で引っ張りグセがひどい子は、まったくいなかったとは言いませんが、ほとんどいないんですねー・・・


さて、それは一体どうしてなんでしょう?

今回のお話は、特に小型犬の飼い主さんに考えていただきたい内容です。


※はじめにお断りしておきますが、小型犬の飼い主さんの全てが今回のお話に当てはまるなどとは思っておりません。

相対的に、こういう風になっている飼い主さんが多いので、もし自覚がある飼い主さんはちょっと考えてみてね~!

というお話です。



【大型犬はなぜおりこうさんなの?】


●大型犬には認められないコト


飼い主さんが外出先から帰ってきたことを喜んで・・・

または、抱っこやナデナデ、ゴハンやオヤツをせがんで、足元にピョンピョンとまとわりついてくる小型犬の姿は、愛らしくて飼い主さんが大好きなシーンのひとつですね。


「キャンキャンキャンキャンッ♪」(ピョンコピョンコ)

「ハハハハ、そーかそーか、わかったわかった、わかったからぁ~~~~♪」


なんて声が聞こえてきそうな、幸せを絵に描いたような微笑ましいシーンです。


けれども、同じことを大型犬がやったらどうでしょう?


「ウォンッ ウォンウォンッ!!」(ドシンドシン!)

「ウワァーーー!コラァーーーッ!!」(←よろめく飼い主さん)


洋服は爪で破れてしまうかもしれませんし、手に持っている物は落としてしまうかもしれませんし、ちょっと油断していると押し倒されて大怪我を負ってしまうかもしれません・・・(-_-;)


同様に・・・


小型犬が家具の端っこやクッションの角をカジカジ

大型犬が家具や寝具をメチャクチャに破壊・・・(-_-;)


小型犬がオシッコを失敗して、フローリングに小さな水たまりを作ってしまう

大型犬がオシッコを失敗して、リビングが大惨事になる・・・(-_-;)


小型犬がリビングをチョコマカと走り回る

大型犬が家をドドドド!!と走り回り、多くのモノが破壊され、生活に支障が出る・・・(-_-;)


小型犬が濡れた身体をプルプルと振って、周囲をキャッキャ言わせる

大型犬が濡れた身体をブルンブルン振って、そばにいる人をずぶ濡れにする・・・(-_-;)


小型犬がお散歩で好き勝手に飼い主さんを引っ張って歩く

大型犬がお散歩で引っ張り、飼い主さんを引きずったり転倒させたりする・・・(-_-;)


小型犬がシッポをプルプル振って喜ぶ姿はとっても可愛い♪

大型犬がシッポをブンブン振ると、ビシビシ当たって物が壊れたり飼い主さんが痛い思いをする・・・(-_-;)


Bitch slap


・・・という風に、小型犬ならば微笑ましく眺めていられるチョットした行動のひとつひとつが、それと全く同じことを大型犬がやるだけで、概ね周囲の反応は


「ウワァアアアアアーーーーッ!!」


となるんですね。

大型犬は、そのデカさと力強さのせいで、小型犬には許される多くの行動が許してもらえません。


では、小型犬になら許される多くの行動が許されない大型犬たちは、果たして可哀想なのでしょうか?

よく、


「好きにはしゃいだり吠えたりさせてもらえないなんて、犬らしい行動を制限されているようで犬が可哀想!」


というようなことを言っておられる方を見かけますが、犬生全体を通して考えた時に、わたしにはキチンとしつけられた犬の方が、そうでない犬に比べてうんと幸せそうに見えるんです。

だから、概して大型犬の方がおだやかで幸せそうな子が多いように感じているのだと思います。



●飼い主さんの意識の違い(大型犬の場合)


大型犬の飼い主さんは、子犬の頃からすでに


「コイツが成長したらおそろしくデカくなるんだから、引っ張りや跳びつき、落ち着きの無さなどといった勝手な行動を放置していたらテーヘンなことになるっ!!

主従関係が逆転して家を乗っ取られたり、噛みつかれたりしたら悲惨極まりない!」


ということをよーく解っています。

そりゃもう危機感に近い本能的な感覚で解っています。

そのため、愛犬のしつけに取り組む真剣さは小型犬の飼い主さんの比ではありません。


この「真剣なしつけ」は、愛犬にとって決して辛く苦しいことではありません。

むしろ、飼い主さんが自分と真剣に向き合って、同じ目標に向かって一緒に頑張ってくれることは、犬たちにとって何よりの幸せだからです。

また、キチンとしつけられておりこうさんになった犬は、その後一生を通じて飼い主さんに叱られる回数は少なく、逆に褒められる回数がとーっても多いです。

飼い主さんの指示をよくきくため、色々な場所に飼い主さんと一緒に連れて行ってもらうこともできるでしょう。

そして何よりも、キチンとしつけられた犬は、飼い主さんとの間のルール(約束事)をよく理解しているため、暮らしの中でいちいち


「え~~~~?なんで~~~?!」


不満や疑問を抱く場面が大変少なく、とても穏やかな気持で日々を過ごすことができるという意味で、大変幸せなんです。

飼い主さんと愛犬との間のその積み重ねは、お互いの信頼関係や絆をどんどん深めていって、揺るぎない強固なものにしていくんですね。

まさに、「バディ」という関係になっていく感じです。



では、小型犬の飼い主さんに多い傾向はどういうものでしょう?



長くなるので、つづきは次回にさせてください(*^_^*)






<今日のpethotel11!>

Mちゃん「朝日を浴びながら海辺でウンチするのって
ちょーーーーキモチイイの♪」

今朝は全員、快便なり~(*^_^*)

Mくん「Sくん、遊ばない?」
Sくん「遊ばない」

Sくん「ボクのことは頼むから放っておいて」
Mくん「わかった・・・」

Sくん「ひとりで気ままに過ごすのが好きなんだ」

(ホントはコワイだけのくせに~ 笑)

ボス「Nちゃん、ソレはボクのボールだぞ!!」
Nちゃん「だったら取ってごら~ん♪」
Mくん「お♪始まったはじまった!」

ボス「返せッ!!」
Nちゃん「きゃあ~~~♪」

ボス「まてまてぇ~~~!」

Mくん「ボスが遅すぎて・・・Nちゃん立ち止まって
待ってるよ(タメイキ)」

ボス「この大きなボールだけは取らないでよね!」
Nちゃん「・・・・」

コロコロコロ・・・・
ボス「しまった!!」
Nちゃん「♪」

Nちゃん「やったね♪」
ボス「・・・・」

Nちゃん「さあボス、捕まえて~~♪」
Mくん「また始まった♪」

Mくん「ボス、ガンバレーーー!」

ボス「ずーーっと頑張ってるよっ!!」
Mくん「ヒィイイイイ」
(八つ当たりはみっともないのでやめましょう)

Mくん「どうか善良なギャラリーを巻き込まないでね」

夕方のおさんぽ♪
チャコとNちゃんは何かを嗅ぐのに夢中

Pくんで~~~す!
「お、チャーーーンス♪」

Pくん「今のうちに・・・クンクン♪」

「おひさしぶりでーす!
Mくん&Sちゃんです。おせわになりま~~す!」

ハーイ、よく来たねぇ~(*^_^*)

この3ワンが一緒にいると、見分けるのがタイヘン
なんだよねぇ・・・(^_^;)

お?!男の子同士、しかもMくん同士(笑)

けっこうイイ感じで遊べてるのかな・・・

って思ったら、遊びにさそうトイプーMくんに
キャバプーMくんが「来るなっ」って
言ってるだけでした・・・(^_^;)