2018年1月21日日曜日

犬の可愛いこブリっ子顔?!

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。



【人間をキュン♪とさせる表情】


●「AU101」という表情


愛犬に、この表情をされたらもうダメ、参った、キュン死しそう・・・そんな表情がありませんか?

イタズラをして叱っている時、愛犬が眉を八の字にして困ったような愛くるしい目でアナタを見上げると・・・ついつい微笑みがあふれてしまって

「んも~~!ダメなんだからね♪」

な~んて言ってナデナデせずにはいられなくなる。

そんな経験は、ワンちゃんを飼っている人なら誰しもしたことがあるでしょう?

実は、この”悲しそうな子犬のような表情”には名前がついていて「AU101」といいます。


チャコの必殺「AU101」

グレイスちゃんの必殺「AU101」

ボスの必殺「AU101」

Mくんの必殺「AU101」(泣き真似つき)

マッシュくんの必殺「AU101」

”なつ”はこれが精いっぱいの「AU101」(笑)



●「AU101」の表情をすると得?


2013年、ポーランドの進化心理学教授 ブリジット・ウォーラー氏率いる研究チームは、

保護施設にいる犬たちに新しい家族が見つかるまでの時間が、犬たちの表情と関連性があるかについて調査しました。

その結果、「AU101」の表情を多くする保護犬ほど、新しい家族が早く見つかることが証明されました。

例えば・・・

2分間の対面時間中に「AU101」を5回する犬が新しい家族にもらわれていくまでの日数は49.83日。

「AU101」を10回する犬なら34.88日。

「AU101」を15回する犬の場合は28.31日

という結果が出ました。


興味深いのは、保護犬たちがシッポを振って近づいてくる仕草が、新しい家族が見つかるまでの期間に関して優位に働かないということも同時に判ったことです。

そればかりかむしろ、シッポを振る時間が長かった保護犬は、新しい家族が見つかるまでの時間が長くかかっているというのです。

わたしたち人間、中でも特に「犬を飼おうかな・・・」と考えるような人は、一般常識として

「犬がシッポを振っているのは喜びを表現していて、友好的なシグナルだ」

ということを知っていますね?

にも関わらず、シッポを振っている保護犬よりも、「AU101」の表情が多くみられる保護犬の方が新しい家族が早く見つかるんですね。


これについて、研究チームはあまり掘り下げてはいませんが、なんとなく理由は解るような気がします。

保護犬を引き取ろうかと考えている人にとって、心のどこかに保護犬に対する「可哀相」という憐みの感情があることは否めないと思うんです。

そういう感情を持って保護犬と対面している人にとって、一番グっとくるのはセオリー通りの「可哀相な子犬のような表情」なのではないでしょうか?

「嗚呼!この子にはわたしがいなくっちゃダメなんだわ・・・」

そんな風に感じてしまう人々の姿が想像できます。

逆に、人懐っこくシッポをフリフリして嬉しそうに近づいてくる子は、もしかすると

「この子はわたしじゃなくても大丈夫そうね」

そんな風に感じてしまうのかもしれません。


●人が見ていることを意識している


ブリジット・ウォーラー氏のチームは、この調査に続いて、「AU101」を飼い犬たちがどのような時に見せるか?という調査も行い、その結果を昨年(2017年)に発表しました。

調査に協力してくれた犬たちに、次の4条件を試し、それぞれの状況でどのような表情をするか調べるというやり方です。


A)犬の方を向いてエサを差し出す。
B)犬の方を向いているがエサは持っていない。
C)犬の方を向いていないがエサを見せている。
D)犬の方を向いていないしエサも持っていない。


すると・・・

人間がエサを持っているかいないかに関わらず、人が犬の方を向いている時だけ、犬の表情が豊かになり、特に「AU101」の表情を多く見せることがわかったのです。

この実験結果から、犬は人間が見ているか見ていないかによって表情や行動を変えることがわかりました。

まるで犬が、人間好みの表情を使って、人間を自分の意思に沿うようにコントロールしているように感じませんか?

人間の女の子だって、好きな男の子の前では”ぶりっ子”特有の表情を作ることがよくありますね。

デビュー当時の松田聖子ちゃんなんか、ほとんど「AU101」ではないですか?!

この表情に何人の男子たちがキュン死寸前になったことでしょう(笑)

聖子ちゃんの必殺「AU101」

ブリジット・ウォーラー氏と この論文を共著した英ポーツマス大学の心理学者ジュリアン・カミンスキー氏は、犬が人間の好みを反映させてこうした表情をあえてしている可能性を示唆しています。

けれども実際のところ、犬がこの表情によって人間を操ろうという意思を持っているかどうかまではわからないと言っています。


犬は賢く、コミュニケーション能力に優れた生き物ですから、

「オスワリをするとごはんがもらえる」

ということを覚えるのと同様に

「この顔すると、どうやら人間はめちゃめちゃ機嫌がよくなって抱っこしたり撫でたりしてくれるみたいだぞ!」

ということを学習しているとしても不思議はありませんね。


ただ、犬同士で遊んでいる時にこの表情をしてみせる犬がいたとしても、他の犬に優しくしてもらえる可能性はあまりなさそうです(笑)

女子が女子に聖子ちゃん顔をしてみせても

「どした?便秘気味?」

とでも言われてしまうのがオチなのと一緒です (^-^;


■参考■

Paedomorphic Facial Expressions Give Dogs a Selective Advantage

Human attention affects facial expressions in domestic dogs




<今日のPet Hotel 11!>

ホラみんなー、朝日がキレイだねぇ♪

・・・って誰も見てないか(笑)

お、そらちゃん、なんかピーンとひらめいた感じ?

「トーーーーウッ!!」

「シュタッ!!ヘヘンッ!」
美月ちゃん、はしゃいでるねぇ~(^▽^)

”なつ”がヘンなことばっかり教えるから
ついにチャコもお隣んちの
ノゾキが趣味に・・・(-_-;)

そらちゃんのことが・・・

気になって仕方のない・・・

パールくん
(ずーっと見てる見てる ( ´艸`))

夕方になってお泊りにきてくれたメンディーくん
他のワンちゃんはちょっぴり苦手なんだ~
必殺の「AU101」やってますねぇ(笑)