2017年12月7日木曜日

ワンちゃんの車酔い対策

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。



前回のブログでは、我家の小型犬チャコが車の後部座席の開いている窓から飛び出してしまったという恐ろしい経験談をお話しました。

今回はわたしが開けた窓をウッカリ閉め忘れたことが原因でした。

けれども、ワンちゃんによっては、パワーウインドウスイッチを前脚で押して開けてしまう子もいます。

また、ドアレバーに前脚が引っかかってドアが開いてしまうことだって考えられますよね。

高速道路を走行中に、愛犬がドアーを開けちゃったりしたら・・・と想像すると生きた心地がしません・・・(;'∀')

わたしは、車にワンちゃんを乗せる際には当然、窓もドアもロックをかけるように心がけていますが、今回の件でつくづく人間はミスをするものだと痛感しました。

わたしの母などがいい例なのですが、小さいこどもやワンちゃんを車に乗せる際、チャイルドシートに固定したり、リードを短くすることで行動範囲を制限することに対して

「可哀相!」

という人がいますが、やはり何よりも優先すべきは安全性です。

事故で死んでしまう以上に可哀相なことはありませんからね・・・

拘束するのが可哀相なら、面倒でも小まめに休憩を取るなどして、運転中はやっぱり動き回れないようにしておくのが一番ですね。


さて、前置きが長くなっちゃいました。

本日は、車酔いするワンちゃんについて、飼い主さんができる対策をお話します。


【ワンちゃんの車酔い対策】


●小さい頃から車に慣れさせる


これは、子犬から飼う場合にしかできない対策ですが、とても有効な方法です。

わたしは、子どものころ乗り物酔いがひどく、母は大変苦労したと今でも時折ネチネチと言われます。

電車で外出する時などは、普通なら快速特急で20分ほどで行ける距離を、各駅停車に乗り、一駅ずつホームに降りてはわたしを休ませるために、10倍時間がかかったと・・・

小さい頃、我が家には車がありませんでした。

当時はまだ両親が免許を持っていなかったからです。

対して、赤ちゃんの頃から日常的に車に乗りつけていた友人に、車酔いをする子はいませんでした。

やっぱり”慣れ”って大事なんですね~・・・


●食べさせるタイミングと種類に注意!


実際には、食べても食べなくても酔っちゃう子は酔っちゃうんですが・・・

消化しきれていない物が胃にあると、それだけもどしやすくなります。

酔ってもどしてしまった場合の被害を最小限に留めるという意味でも、また、吐しゃ物の臭いで二次被害を誘発しないためにも、ドライブ直前にごはんやおやつを食べさせるのはやめておきましょう。

また、あまりに空腹でも気分が悪くなる原因になりますから、できれば出発2時間前くらいに食べ過ぎない程度にごはんをあげておくのが理想的です。

それから、ドライブ時には、普段食べ慣れている物以外はあげないようにして下さい。

普段食べ慣れているものであれば、問題なく消化できることがわかっているからです。


ワンちゃん連れでちょっと遠出のドライブ・・・ってことになると、人間もテンションが上がっています。

サービスエリアでソフトクリームやフランクフルトの”のぼり”を見かけると食べずにいられない人はいませんか~~?

( ´ ▽ ` )ノはーい♪わたしがそうで~す(←ボカスカ)

当然、ワンちゃんはハアハアしてそれらを欲しがります。

テンションのあがった飼い主さんもついついあげてしまいたくなるでしょう。

んがっ!!車酔いするワンちゃんに、普段あげていないソフトクリームやフランクフルトなんかをあげたら・・・

間違いなく数分後に車中でもんじゃ焼きに変身してしまうことになるでしょう(合掌)


●優しい運転を!


車酔いする方ならおわかりですよね?

急ブレーキ、急発進、急ハンドル・・・もう気持ち悪くなってきました(-_-;)

「ぎぼぢわる゛い゛~~~・・・・」

と、必死で耐えているところに、あのガックンガックンはとどめを差します

子どものころ、

「あのオジサンの車にだけは死んでも乗りたくない」

とわたしが思っていた親戚のオジサンがいました。

けれども小さかった私に拒否権などはなく、促されるままにオジサンの車に乗ることになるわけですが、

「吐かないでよね~~!」

とか言って笑いながらガックンガックンと急ブレーキを繰り返すオジサンに、エチケット袋を握りしめながら顔面蒼白で殺意に近い感情を抱いていたものです。

運転される方は、くれぐれも優し~い運転を心がけてあげてください。


●ニ・オ・イ


電車やバスは大丈夫だけど、タクシーだけは無理!っていう人が多いのは、独特の匂いが原因です。

乗った瞬間から

「あ、もう・・・ダメだ・・・」

と判ります。

あのタクシーの匂いはなんなんでしょーね・・・

今は禁煙車ばかりですから、タバコの匂いはあまりしないのでしょうが、運転手さんの匂いなのか、シートの匂いなのかは不明ですが、とにかく匂いがダメだとテキメンに酔います。

ワンちゃんの場合は、人間以上に匂いに敏感ですから、特に気を付けてあげたいですね。

人間にとってはいい香りに感じる芳香剤の香りも、ワンちゃんにとってはほとんどの香りが暴力に近い苦痛となります。

一番いいのは、ワンちゃんを車に乗せる前には、十分換気をしておくこと、そしてエアコンを小まめにお掃除しておくことでしょう。

自然な香りが一番ってことですね!


●景色を見せない


これは、今まで実践していなかった飼い主さんにはぜひお試しいただきたい対策です。

人間の場合、気を紛らわすために車窓の景色を眺めることは、車酔い対策としてかえって良いとされています。

実際、わたしもそう思い込んでいました。

ところが!!

ワンちゃんの場合は、同業者のお話を伺っても、日々ワンちゃんの送迎をしている経験上も、断然

景色は見せない方が酔いません!

よく、車に乗せると窓から顔を出して外を見たがるワンちゃんがいますね。

もちろん、好奇心旺盛なワンちゃんですから、知らない匂いや景色に心奪われるでしょう。

でも、ご存じの通り、ワンちゃんの視力は0.2程度といわれています。

目の前 70㎝程度のものしかハッキリ見ることができないわけですね。

そうすると、すごいスピードで走る車の中から、遠くの山や空を眺めて気を紛らわすということはできません。

すぐ近くにあるビュンビュン過ぎ去る景色を見ているうちに・・・目が回って余計に酔ってしまうのではないでしょうか?

もしも、このブログを読んでいる飼い主さんの中に、

「ウチの子は車酔いがひどいから・・・」

と、あえて車窓からの景色をワンちゃんに見せている方がいらっしゃいましたら、ワンちゃんを入れたケージに布などをかけるか、大型犬の場合はリアウィンドウにカーテンをしてあげるなど、外が見えないようにすることを試してみてください。

もちろん、必ず車酔いしなくなるなんてことは言えませんが、少なくとも景色を見ている時よりもワンちゃんは少し楽になるかもしれません



<今日のPet Hotel 11!>


MAXくんが来たよ!後ろ脚がヨロヨロしちゃうので
遠くまでは行けないけど、大好きな海には
どーしても来たい!

MAXくんと砂浜に腰かけて過ごす時間は
のんびりした至福の時間♪

朝のおさんぽ。
ハナちゃん、何かに怯えてる?

チャコのエリカラが気になって仕方ないのね(;'∀')

ボスをペロペロしたくて寄って行っただけなのに
迷惑がられちゃうチャコ・・・もう少しガマンしてね

ウリくんが来たよ!
相変わらず素晴らしい跳躍力♪

ウリくんの最近のお気に入りは
ボスをおちょくること~~♪

おーい!ボス~~~♪

ホレホレ~~~♪
頑張れボス(笑)