2017年10月25日水曜日

ワンちゃん想いの政党はどこだ?!④

こんにちは。神奈川県 Pet Hotel 11!(ペットホテルワンワン)のお庭番です。


前回のブログで登場人物③として国会議員の言い分を書いてみました。

便宜上解りやすくなるように

・8週齢規制の法制化に賛成の議員さん
・8週齢規制の法制化に反対の議員さん
・日和見派の議員さん

という風にしましたが、色々と調べていくと実はこんな風に明確に分かれているわけではなくて、もしかすると思っているよりも多くの議員さんが三番目の”日和見派”なんじゃーないかと思うに至りました。

あくまで私見ですが・・・


【わかりにくい議員さんの本音】


●表向きは全員もれなく動物愛護を表明


例えば、動物愛護団体などが政党や議員さんにアンケート調査を行った結果を見ると、その結果は ほとんどの議員さんが動物愛護を推進している立場にいるかに見えます。

『動物愛護だぁ?関係ないネっ!正直どーだっていいぜ!』

みたいな”ますらおぶり”な回答はないんですね~。

もし、このアンケート結果が真実ならば、とーーっくの昔に8週齢規制が実現しているはずじゃあ・・・?って思っちゃうくらいです。

でも実際には、アンケートにきめ細かく答えていて、模範解答をしている政党や議員さんだからといって、必ずしも発言や活動実績が伴っているとは言えないんです。

当然、模範解答をした方がイメージがいいわけですから、アンケート調査をした団体が望むような回答を上手にしている政党や議員さんはたくさんいる・・・

でも、よくよく調べていくと、動物愛護管理法の法改正の時には、明らかに業界寄りの発言をしていたり、法改正が遅れる方向に誘導していたりという議員さんのことも漏れ聞こえてきます。

中には、動物愛護を推進する団体の幹部に名前を連ねているのに、業界寄りの動きをしているような人も・・・

だから、アンケート結果を見ただけでは本質はぜんぜん見えてこないんですねぇ。

むしろ、アンケートに模範解答をしているのは、単に政党としての広報活動が上手なだけという気がしてくるわけです。

まさに、政界は魑魅魍魎だらけ~(-_-;)


●疑心暗鬼


例えば、被災地で飼い主さんと離れ離れになったペットを救う活動を熱心にしている議員さんがいたとします。

わたしたちは、そのお話を聞いて

『すばらしいなぁ~!ワンちゃんに優しい議員さんなんだなぁ~!応援したいぞ』

と思います。

でも、よーくよくよく調べていくと、実はその議員さんにペット業界から多額の政治資金が寄付されていたり・・・

そういうことが判ると、(。´・ω・)ん? 

『もしかして・・・被災地に大量にあの議員さんが寄付していたペットフードは業界が議員さんに渡していたものかも?』

という疑念がフツフツと湧いてきます。

『〇〇先生、被災地支援のためにペットフードをたくさん寄付しますよ。先生のお名前で被災地に寄付すれば、イメージアップ間違いなしですよ!』

『ふむふむ、苦しゅうない』

『その代り、8週齢規制の件、実現しないようにぜひお願いしますよ~~!』

『よきにはからう』

みたいなやりとりが裏であったのかもしれないし、なかったかもしれない・・・

そんな妄想をしてしまうんですね・・・


●選べんっ!!


結局のところ、本当に自分が重要視している事案に関して、期待しているような行動をしてくれる政党だの議員さんだのを選ぶのは至難の業ってことだけはわかりました。

調べれば調べるほどに暗澹たる気持ちになるばかり・・・


綺麗ごとを言えば”日和見派”の議員さんの言っていることは

『フザけんなよこの税金ドロボー!!』

の一言で片付いてしまいます。

でも一方で、彼らの言い分も解らないではないんですよね。

実際、彼らは議員でなくなれば法改正に関わることすらできなくなるワケです。

議員でい続けるためにはお金が必要で、そのためには大手の業界や企業との結びつきがないと、他の議員に太刀打ちできないというカラクリ・・・

それがあるために、わたしたち一般の有権者からは、本質が見えにくくなっているんでしょう。


●格差拡大システム


一番腹立たしいのは、お金の呪縛から国会議員を解き放たない限り、お金をたくさん持っている人の言い分ばかりが国会を通過していくシステムになっているってことです。

をたくさん持っているのは、いわゆる”大手”と名の付く業界や企業です。

お金をたくさん持っているのは、いわゆる”大手”と名の付く業界や企業です。

一緒やないかいっ!!ヽ(`Д´)ノ

そりゃあアータ、格差も広がる一方だわねぇ(-_-;)


●より深刻なのはどっちだ?


法律や社会のしくみを考える際に、意見が対立するのは仕方ないと思います。

けれども、どちらを優先するべきか?を考える時に、本来ならば、

どちらの方がより深刻に困っているか?

という判断になるのが人道的に理想だと思うんです。

8週齢規制に関して言えば、明らかにギリギリの状態に置かれているのは業界団体ではなく、保護団体であり、飼い主さんであり、虐待されたり捨てられたりする犬たちだと思うのです。

にもかかわらず、審議会はそういう基準で判断が下されたとは到底思えない、屁理屈だらけの結果に終わったんですね。

『強いものに配慮がなされた結果』

そう呼ばざるを得ないでしょう。

強い者に必要なのは、外からの配慮や援助ではなく、自らの企業努力なんじゃーないんですかねぇ?


●企業献金ってヤツ


わたしたちが、もっとシンプルに政党や議員さんのやっていることを見極めることができるようになればいいのに・・・

色々と調べていく中で、タメイキまじりに何度そんなことを思ったことでしょう。

しまいにゃー、もうドイツもコイツも怪しく見えてきて、かなり厭世的になっちゃいましたヨ(とほほ)

その解りにくさの一番の元凶は、企業献金ってヤツじゃーないかと思っています。

”日和見派”の議員さんたちだって、結局コレに振り回されているんでしょうし、首根っこをギュッと掴まれているんでしょう。

まるで、大企業にチョーカーとリードをつけられたワンちゃんみたいな議員さんだらけなんですね!(ワンワン)

そんならもっとワンちゃんの気持ちがわかるだろーに・・・(ブツクサ)


もしかすると、企業献金がはびこっている今のシステムのまま8週齢規制の法制化を訴え続けるよりも、まずは企業献金を廃止にすることを訴えた方が、”急がば回れ”になるのかもしれないなぁ・・・・


そんなことを考えた、今回の衆議院総選挙でした。

結論もない、愚痴のようなブログになってしまいました(;'∀')




<今日のPet Hotel 11!>

選挙ポスター風ボス
作ってみたけれど・・・

なんだそりゃ~~?
・・・って、犬たちには不評(´;ω;`)

今日は寒いなぁ~~~